Urea utilization in protein deficient rats

Noriko Tanaka
{"title":"Urea utilization in protein deficient rats","authors":"Noriko Tanaka","doi":"10.4327/JSNFS1949.35.175","DOIUrl":null,"url":null,"abstract":"正常時にはほとんど利用されないとされる尿素がたん白欠乏時にどのように利用されるか, そしてそのとき, 腸内細菌がどのように関与するかを低たん白食としてカゼイン食で飼育したラットについで検討し次の結果をえた。1) ラットを低たん白食で2週間以上飼育すれば小腸内ウレアーゼ活性の増加により多量の尿素をアンモニアに分解する能力を有する傾向のあることがわかった。2)15N尿素を投与すると投与後2時間目より48時間目に至るまで標準たん白食飼育ラット (対照) に比べ低たん白食飼育ラットの血漿たん白に尿素由来の15Nの高い取り込みが有意に見られ, たん白欠乏時には尿素が体たん白合成に利用されることが示唆された。また血漿たん白構成アミノ酸に取り込まれた15Nは低たん白食飼育ラットで著明に高かった。各アミノ酸の中で最も取り込みが高かったのはNEAAで次にEAA, Lysであった。3)15N尿素投与後1時間目の門脈血血漿遊離のLys, EAA, NEAAに15Nの高い取り込みが低たん白食飼育ラットで見られた。このアミノ酸への15Nの高い取り込みは抗生物質投与により強く抑制されたことから, 尿素からアミノ酸への合成には腸内細菌が大きく関与しでいると思われる。4) 以上のことから単胃動物のラットについてたん白欠乏時には多くの尿素がアンモニアに分解され, それは腸管から吸収される一方, 一部のアンモニアは腸内細菌によりアミノ酸に合成され肝臓に運ばれ, いずれも体内でたん白質に合成される経路のあることが示唆された。おわりに終始ご懇篤なご指導, ご鞭撻を賜わりました兵庫医科大学吉村寿人名誉教授ならびに堀清記教授に厚くお礼申しあげます。","PeriodicalId":86661,"journal":{"name":"[Eiyo to shokuryo] Journal of the Japanese Society of Food and Nutrition","volume":"69 1","pages":"175-180"},"PeriodicalIF":0.0000,"publicationDate":"1982-01-01","publicationTypes":"Journal Article","fieldsOfStudy":null,"isOpenAccess":false,"openAccessPdf":"","citationCount":"9","resultStr":null,"platform":"Semanticscholar","paperid":null,"PeriodicalName":"[Eiyo to shokuryo] Journal of the Japanese Society of Food and Nutrition","FirstCategoryId":"1085","ListUrlMain":"https://doi.org/10.4327/JSNFS1949.35.175","RegionNum":0,"RegionCategory":null,"ArticlePicture":[],"TitleCN":null,"AbstractTextCN":null,"PMCID":null,"EPubDate":"","PubModel":"","JCR":"","JCRName":"","Score":null,"Total":0}
引用次数: 9

Abstract

正常時にはほとんど利用されないとされる尿素がたん白欠乏時にどのように利用されるか, そしてそのとき, 腸内細菌がどのように関与するかを低たん白食としてカゼイン食で飼育したラットについで検討し次の結果をえた。1) ラットを低たん白食で2週間以上飼育すれば小腸内ウレアーゼ活性の増加により多量の尿素をアンモニアに分解する能力を有する傾向のあることがわかった。2)15N尿素を投与すると投与後2時間目より48時間目に至るまで標準たん白食飼育ラット (対照) に比べ低たん白食飼育ラットの血漿たん白に尿素由来の15Nの高い取り込みが有意に見られ, たん白欠乏時には尿素が体たん白合成に利用されることが示唆された。また血漿たん白構成アミノ酸に取り込まれた15Nは低たん白食飼育ラットで著明に高かった。各アミノ酸の中で最も取り込みが高かったのはNEAAで次にEAA, Lysであった。3)15N尿素投与後1時間目の門脈血血漿遊離のLys, EAA, NEAAに15Nの高い取り込みが低たん白食飼育ラットで見られた。このアミノ酸への15Nの高い取り込みは抗生物質投与により強く抑制されたことから, 尿素からアミノ酸への合成には腸内細菌が大きく関与しでいると思われる。4) 以上のことから単胃動物のラットについてたん白欠乏時には多くの尿素がアンモニアに分解され, それは腸管から吸収される一方, 一部のアンモニアは腸内細菌によりアミノ酸に合成され肝臓に運ばれ, いずれも体内でたん白質に合成される経路のあることが示唆された。おわりに終始ご懇篤なご指導, ご鞭撻を賜わりました兵庫医科大学吉村寿人名誉教授ならびに堀清記教授に厚くお礼申しあげます。
蛋白质缺乏大鼠的尿素利用
一般认为正常时几乎不被利用的尿素在缺乏白色时是如何被利用的呢?接着研究用酪蛋白饮食喂养的小白鼠,探讨肠道细菌是如何参与的,得到了以下结果。1)如果将小白鼠以低碳饮食喂养2周以上,由于小肠内尿素酶活性的增加,发现小白鼠具有将大量尿素分解为氨的能力。2)在注射15n尿素后,从第2小时到第48小时,低尿素喂养大鼠的血浆血浆中明显增加15n的尿素来源,提示了在缺乏碳白时,尿素可以用于合成体碳白。另外,低碳白喂养的老鼠血浆血浆构成氨基酸的15n明显偏高。在各种氨基酸中,摄取量最高的是NEAA,其次是EAA和Lys。3)服用15n尿素后第1小时,低白喂养的大鼠出现门静脉血浆游离的Lys、EAA和NEAA高15n。由于使用抗生素,这种氨基酸的15n高摄取受到了强烈的抑制,所以从尿素到氨基酸的合成与肠道细菌有很大的关系。4)综上所述,单胃动物小白鼠在缺乏大白时,很多尿素被分解成氨,从肠管吸收,另一方面一部分氨被肠内细菌合成成氨基酸运送到肝脏,这表明,它们都有在体内合成为白质的途径。最后,衷心感谢始终给予我亲切指导和鞭策的兵库医科大学吉村寿人名誉教授以及堀清记教授。
本文章由计算机程序翻译,如有差异,请以英文原文为准。
求助全文
约1分钟内获得全文 求助全文
来源期刊
自引率
0.00%
发文量
0
×
引用
GB/T 7714-2015
复制
MLA
复制
APA
复制
导出至
BibTeX EndNote RefMan NoteFirst NoteExpress
×
提示
您的信息不完整,为了账户安全,请先补充。
现在去补充
×
提示
您因"违规操作"
具体请查看互助需知
我知道了
×
提示
确定
请完成安全验证×
copy
已复制链接
快去分享给好友吧!
我知道了
右上角分享
点击右上角分享
0
联系我们:info@booksci.cn Book学术提供免费学术资源搜索服务,方便国内外学者检索中英文文献。致力于提供最便捷和优质的服务体验。 Copyright © 2023 布克学术 All rights reserved.
京ICP备2023020795号-1
ghs 京公网安备 11010802042870号
Book学术文献互助
Book学术文献互助群
群 号:481959085
Book学术官方微信