Nutritional chemical studies on supplement of D-lysine to flour protein.

N. Nakamura, H. Nishi, Katsuhiko Akiba, Yukio Yageta, Hiroo Yokotsuka
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Abstract

基本飼料として, 小麦粉を主成分とする飼料 (蛋白質8.2%) と, これにグルーテンを添加して蛋白質を15.0%とした飼料を用い, これにそれぞれ, L, DLおよびDリジンを補足し, 幼白鼠の成長, 尿中窒素成分および尿の塩基性アミノ酸 (遊離および結合型をふくむ) 等を分析した。1. Dリジンは蛋白質摂取水準のいかんにかかわらず成長に全く影響を与えなかった。2. 小麦粉食にDLリジンを補足した群は尿中アミノ窒素の排泄が高まった。Dリジンを補足した群もアミノ窒素の排泄が増大する傾向はみられるが, DLリジン補足の群ほど顕著でなかった。小麦粉食にLリジンを補足した群のアラントイン窒素の尿の全窒素に対する比率は最も高かった。このことは, 低蛋白質食では摂取蛋白質の栄養価が高まるにともないアラントインの比率が高まることを示している。3. 尿へ排泄されるリジンの量は, DLまたはDリジンを補足したすべての群を通じ, 与えたDリジンの約1/5ないし1/3であった。また, Dリジン摂取により未確認物質ではあるがリジン以外のニンヒドリン発色物質が, かなり多量に尿に排泄されることが明らかとなった。したがって, Dリジンはかなりの部分が体内で分解され, 窒素代謝過程にある種の影響を与えていると考えられる。さらにこの物質はDリジンを与えた群よりDLリジンを与えた群の方が多いようである。尿へのリジン排泄についても, 小麦粉食区の場合には同じ傾向があるようにみられる。これは, DLリジン補足により, ある程度Lリジンの必要がみたされている場合とLリジンが全く不足している場合とで, Dリジンの代謝にも若干の変化があることを予測させるように思われる。
面粉蛋白补充d -赖氨酸的营养化学研究。
作为基本饲料,采用以面粉为主要成分的饲料(蛋白质8.2%)和在此基础上添加胶蛋白使蛋白质达到15.0%的饲料,并分别补充L、DL及D赖氨酸,幼白鼠的成长,尿中氮成分和尿的碱性氨基酸(包括游离和结合型)等进行了分析。无论蛋白质摄取水平如何,D赖氨酸都不会对成长产生影响。2.在小麦面食中补充DL赖氨酸的组尿中氮的排泄提高。补充D赖氨酸的组也显示出氨基氮排泄增大的倾向,但不像补充DL赖氨酸的组那样显著。在小麦面食中补充L赖氨酸的组的阿兰特因氮与尿液总氮的比率最高。这表明,在低蛋白质饮食中,随着摄取蛋白质的营养价值的提高,蛋白的比例也会提高。3.通过补充DL或D赖氨酸的所有组,从尿中排泄的赖氨酸的量约为给予的D赖氨酸的1/5到1/3。另外,摄取D赖氨酸后,虽然是未确认物质,但赖氨酸以外的赖氨酸显色物质会大量地通过尿液排泄。因此,D赖氨酸大部分在体内被分解,对氮代谢过程产生了某种影响。此外,该物质在给予DL赖氨酸的组多于给予D赖氨酸的组。对于尿中的赖氨酸排泄,小麦面食区的情况也有相同的倾向。这说明,通过补充DL赖氨酸,在一定程度上满足L赖氨酸的需要和L赖氨酸完全不足的情况下,D赖氨酸的代谢也会有一些变化。
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