Physicochemical properties related to palatability evaluations of cooked rice. 1.

T. Tani, S. Yoshikawa, S. Chikubu, H. Horiuchi, Isao Endo, H. Yanase
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Abstract

米の品質要因に関係のある品種, 産地, 年次などを組合せ, 同一試料について東京, 大阪の2カ所で食味の官能検査を行なった結果と理化学的測定値について, 分散分析と回帰, 相関回析を行なった。(1) 官能検査の結果においては, 東京, 大阪両パネルの評価の差は一般に少ない。 総合評価では1960, 1961年ともに有意ではなかった。 1960年では粘り, 1961年では外観, 香り, 硬さに評価水準の差がみられた。品種間の差は硬さのほかはすべて有意になった。 また早期栽培区の特徴は主に粘りの差として著明に検出されとくに1961年にはホウネンワセ以外の全品種に産地間の差がみとめられた。(2) 理化学的測定値は大部分の特性において年次差は少ない。 品種の差はアミログラムの冷却粘度, 米飯の粘性に差がみられ, 産地による差は早期栽培区と普通栽培区の差である。 トワダ, 農林17号の2品種では精米水分, 米粒のアルカリによる膨潤崩壊度に著しい。 その他トワダでは膨脹容積, 農林17号ではアミログラムの糊化温度, 最高粘度, ブレークダウン, 米飯の弾性に差がみられた。 コシヒカリでは精米水分, 炊飯液のpH, 米飯の粘性に差がみられ, 越路早生では米飯の弾性に差が特微的に出ている。(3) 各特性間の相関について相関係数および回帰係数と重相関係数を年次別に求め検討した結果, 食味の総合評価の推定に最も有効な特性として加熱吸水率, 膨脹容積, アミログラムの糊化温度, ブレークダウン, 米飯の粘性および弾性の6特性が選択された。 これら6特性と総合評価との重相関係数は0.88 (1960年), 0.83 (1961年) であり, したがって6特性の総合評価に対する寄与率は77.4% (1960年), 68.9% (1961年) となった。
与米饭适口性评价相关的理化性质。1.
组合了与大米品质因素有关的品种、产地、年份等,对同一样品在东京、大阪两处进行食味感官检查的结果和理化测定值,进行了分散分析、回归以及相关回析。在官能检查的结果上,东京和大阪两地面板的评价差异一般较小。综合评价在1960年和1961年均无显著性。1960年的韧性、1961年的外观、香味、硬度等各方面均有差异。品种之间的差异除了硬度以外都是显著的。另外,早期栽培区的特征主要是粘性的差异,被明确检测出来,特别是1961年,除了法年和濑以外的所有品种都承认了产地之间的差异。(2)理化测定值在大部分特性上年度差异较小。品种的差别体现在阿米洛克的冷却粘度,米饭的粘性上,产地的差别体现在早期种植区和普通种植区的差别上。永远田,农林17号2个品种的精米水分,米粒因碱的膨润崩溃度显著。其他方面,和瓦达的膨胀容积、农林17号的米网糊化温度、最高粘度、断点、米饭弹性等方面存在差异。越光公司的精米水分、电饭液的pH值、米饭的粘性存在差异,越路早生公司的米饭弹性存在特别细微的差异。(3)针对各特性之间的相关性,按年度求出相关系数、回归系数和重相关系数进行研究的结果,对食味综合评价的推测最有效的特性是加热吸水率、膨胀容积、淀粉糊化温度;选择了断点、米饭的粘性及弹性等6个特性。这6个特性与综合评价的重相关系数为0.88(1960年)和0.83(1961年),因此这6个特性对综合评价的贡献率为77.4%(1960年),68.9%(1961年)。
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