Studies on the metabolism of nicotinic acid related with the amino acid nutrition.

K. Murata
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Abstract

完全アミノ酸混合10%食より必須アミノ酸1個ずつ除いた各必須アミノ酸欠食を白ネズミに強制投与5日目の肝臓TPase活性の完全アミノ酸食群のそれに対する割合と, 尿中MNAの完全食群のそれに対する割合の関係はFig. 4にしめしたようによい相関性をしめし, トリプトファン以外の必須アミノ酸欠食投与時, 体たんぱく質の合成に利用されなかった余剰トリプトファンを分解すべくTPase活性の誘導がおこり, 分解されたトリプトファンはNADを経て尿中にMNAとして排泄されることが認められた。また必須アミノ酸欠食時のTPase活性と尿中窒素の完全食群のそれらに対する割合の相関もFig. 11にみられるように, トリプトファン欠食の場合を除いてはよく相関し, 肝臓TKase活性と尿中窒素についてもFig. 12にしめすようで, TKase活性は (種々の要因に支配されるためか, 相関係数は幾分小さいが) 相関することが観察された。つぎに各必須アミノ酸欠食群の, 完全食群のそれに対する割合 (Fig. 13), 同じくTKase活性の割合 (Fig. 14) からも明らかなように, トリプトファン以外の各必須アミノ酸欠食投与時のTPase活性の上昇が副腎摘出白ネズミにおいてもおこることは利用されなかったトリプトファンが基質誘導の原因となっていることがわかると共に, 欠となるアミノ酸の種類によってTPase誘導の程度が異なることが認められた。また, 肝脂肪増量 (Fig. 15) の程度も欠アミノ酸の種類によって異なるのはアミノ酸の特異性による結果と推定される。また必須アミノ酸欠食を自由食とするとき摂取量が減退するのは肝臓酵素活性の増大などが食欲中枢への指令の役を果たすものとも想定され, これらの点については将来更に検討すべき興味ある問題である。
氨基酸营养与烟酸代谢关系的研究。
给白老鼠强制注射从完全氨基酸混合10%饮食中除去1个必需氨基酸的各必需氨基酸缺食5天的肝脏TPase活性的完全氨基酸饮食群的比例,尿中MNA与完全饮食组的比例关系如Fig. 4所示,显示出良好的相关性,在摄入除色氨酸以外的必需氨基酸时,为了分解未被用于合成身体蛋白质的剩余色氨酸,发生了TPase活性诱导,分解的色氨酸经过NAD以MNA的形式在尿中排泄。另外,如Fig. 11所示,必需氨基酸缺乏时的TPase活性和尿中氮与完全食群的比例相关,除了色氨酸缺乏的情况外,都很相关,肝脏TKase活性和尿中氮也如Fig. 12所示,观察到TKase活性相关(可能是受各种因素支配,相关数量略小)。其次,从各必需氨基酸缺乏组与完全摄取组的比例(Fig. 13), TKase活性的比例(Fig. 14)也可以看出,除色氨酸以外的各必需氨基酸在摄取不足时,肾上腺摘除的白鼠也会出现TPase活性上升的现象,由此可见色氨酸是基质诱导的主要原因。根据缺乏的氨基酸种类不同,TPase诱导的程度也不同。另外,根据缺乏氨基酸的种类,肝脂肪增量(Fig. 15)的程度也有所不同,推测这是由氨基酸的特异性引起的结果。另外,将必需氨基酸缺食作为自由饮食时摄取量的减退也被假定为是由于肝酶活性的增大等对食欲中枢起到了指令的作用,关于这些问题是将来应该进一步探讨的有兴趣的问题。
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