T. Shirakashi, Takami Moteki, Tomohiro Abe, T. Tamura, S. Yoshihara
{"title":"负载金属对活性炭去除NO_2的影响","authors":"T. Shirakashi, Takami Moteki, Tomohiro Abe, T. Tamura, S. Yoshihara","doi":"10.1246/NIKKASHI.2002.421","DOIUrl":null,"url":null,"abstract":"Ag,Pt,CuおよびCuOを担持させた活性炭を調製し,これによるNO2除去特性を調べた.活性炭はヤシガラ系のものを用い,金属の担持方法としては,金属イオンを含む溶液に活性炭を入れ,活性炭により直接金属にまで還元する方法および金属錯体として吸着させた後窒素中700 °Cで加熱,還元する方法を用いた.NO2は硝酸鉛の熱分解により発生させ,活性炭を充填したカラムに循環させた.Pt/ACおよびCu/ACを用いた場合,NO2は速やかに除去され,空気中と窒素中でのNO2の除去速度に大きな差は見られなかった.反応ガス中のHNO3,HNO2,NO,NH3はごくわずかであり,NO2はN2まで還元されることが示唆された.また,CuO/ACを用いた場合にもNO2の除去性はCu/ACとほぼ同一であり,Ag/ACによるNO2の除去性は小さかった.NO2除去後の金属の結晶状態をXRDで調べた結果,Ptは金属のピークのみを示した.Cu/ACを用いた場合にはCu2OおよびCuOに酸化された状態も観察され,CuO/ACを用いた場合にはCuおよびCu2Oに還元された状態も存在した.これらのことから,Pt/ACおよびCu/ACはNO2の還元除去に対する有効な触媒であり,Pt,CuあるいはCu2Oは活性炭によるNO2の還元触媒として作用している.","PeriodicalId":19311,"journal":{"name":"Nippon Kagaku Kaishi","volume":null,"pages":null},"PeriodicalIF":0.0000,"publicationDate":"2002-03-10","publicationTypes":"Journal Article","fieldsOfStudy":null,"isOpenAccess":false,"openAccessPdf":"","citationCount":"1","resultStr":"{\"title\":\"The Effect of Metals Loaded on Activated Carbon on the Removal of NO_2\",\"authors\":\"T. Shirakashi, Takami Moteki, Tomohiro Abe, T. Tamura, S. Yoshihara\",\"doi\":\"10.1246/NIKKASHI.2002.421\",\"DOIUrl\":null,\"url\":null,\"abstract\":\"Ag,Pt,CuおよびCuOを担持させた活性炭を調製し,これによるNO2除去特性を調べた.活性炭はヤシガラ系のものを用い,金属の担持方法としては,金属イオンを含む溶液に活性炭を入れ,活性炭により直接金属にまで還元する方法および金属錯体として吸着させた後窒素中700 °Cで加熱,還元する方法を用いた.NO2は硝酸鉛の熱分解により発生させ,活性炭を充填したカラムに循環させた.Pt/ACおよびCu/ACを用いた場合,NO2は速やかに除去され,空気中と窒素中でのNO2の除去速度に大きな差は見られなかった.反応ガス中のHNO3,HNO2,NO,NH3はごくわずかであり,NO2はN2まで還元されることが示唆された.また,CuO/ACを用いた場合にもNO2の除去性はCu/ACとほぼ同一であり,Ag/ACによるNO2の除去性は小さかった.NO2除去後の金属の結晶状態をXRDで調べた結果,Ptは金属のピークのみを示した.Cu/ACを用いた場合にはCu2OおよびCuOに酸化された状態も観察され,CuO/ACを用いた場合にはCuおよびCu2Oに還元された状態も存在した.これらのことから,Pt/ACおよびCu/ACはNO2の還元除去に対する有効な触媒であり,Pt,CuあるいはCu2Oは活性炭によるNO2の還元触媒として作用している.\",\"PeriodicalId\":19311,\"journal\":{\"name\":\"Nippon Kagaku Kaishi\",\"volume\":null,\"pages\":null},\"PeriodicalIF\":0.0000,\"publicationDate\":\"2002-03-10\",\"publicationTypes\":\"Journal Article\",\"fieldsOfStudy\":null,\"isOpenAccess\":false,\"openAccessPdf\":\"\",\"citationCount\":\"1\",\"resultStr\":null,\"platform\":\"Semanticscholar\",\"paperid\":null,\"PeriodicalName\":\"Nippon Kagaku Kaishi\",\"FirstCategoryId\":\"1085\",\"ListUrlMain\":\"https://doi.org/10.1246/NIKKASHI.2002.421\",\"RegionNum\":0,\"RegionCategory\":null,\"ArticlePicture\":[],\"TitleCN\":null,\"AbstractTextCN\":null,\"PMCID\":null,\"EPubDate\":\"\",\"PubModel\":\"\",\"JCR\":\"\",\"JCRName\":\"\",\"Score\":null,\"Total\":0}","platform":"Semanticscholar","paperid":null,"PeriodicalName":"Nippon Kagaku Kaishi","FirstCategoryId":"1085","ListUrlMain":"https://doi.org/10.1246/NIKKASHI.2002.421","RegionNum":0,"RegionCategory":null,"ArticlePicture":[],"TitleCN":null,"AbstractTextCN":null,"PMCID":null,"EPubDate":"","PubModel":"","JCR":"","JCRName":"","Score":null,"Total":0}