S. Iwaki, N. Harada
{"title":"心理疲劳测量作为消费设备上的应用软件","authors":"S. Iwaki, N. Harada","doi":"10.5571/SYNTHENG.7.210","DOIUrl":null,"url":null,"abstract":"−220− Synthesiology Vol.7 No.4 pp.220-227(Nov. 2014) 1 研究の目的と関連する技術の背景 日常生活中の精神的疲労の蓄積は、過労による健康状 態の悪化を招く健康管理上の問題であるだけでなく、覚醒 度の低下に起因する交通事故に直結したり、作業効率の 低下の原因となるなど、重大な社会的・経済的問題でもあ る。特に、過労による居眠りや注意の低下が、トラック等 の事業用車両における重大交通事故の主な要因の一つで あることが指摘されており 、経済的負担を強いることなく 日常的に疲労状態を評価できる技術の実現が求められて いる。我々は、身の回りにあふれる情報機器を用いて、日 常生活中に低コストで簡易に、精神的な疲労度合いを客観 的かつ定量的にモニターできる技術を、スピーディーに開 発することを目標とした。 一方、これまでに精神的疲労状態の定量的な評価のた めに、さまざまな指標が開発され、主に研究目的に用いら れてきた。それらのうち主なものは下記のように整理でき る。 A. 主観的指標 − 自覚的指標: 疲労自覚症状(質問紙やアンケート) B. 客観的指標 − 行動学的指標: 対象とする作業に関する作業量や作業中の誤り頻度 [3] 対象とする作業とは無関係の動作や姿勢の変化 [4] − 生理学的指標: 呼吸、脈拍、発汗 、脳波 [6] など − 知覚・認知指標 視覚刺激の「ちらつき」知覚閾値 [7] 触覚の空間弁別閾値 [8] − 生化学的指標: 唾液、尿、血液中の代謝産物、遺伝子発現等 [9]-[11] これらの客観的な指標に基づく疲労の測定は、いずれ も検査者の監督下でそれぞれ専用の機器を用いて計測と データあるいは試料の解析が行われ、データの解釈も研 岩木 直 、原田 暢善 2","PeriodicalId":39206,"journal":{"name":"Synthesiology","volume":"7 1","pages":"210-217"},"PeriodicalIF":0.0000,"publicationDate":"2014-01-01","publicationTypes":"Journal Article","fieldsOfStudy":null,"isOpenAccess":false,"openAccessPdf":"","citationCount":"3","resultStr":"{\"title\":\"Mental fatigue measurement as application software on consumer devices\",\"authors\":\"S. Iwaki, N. Harada\",\"doi\":\"10.5571/SYNTHENG.7.210\",\"DOIUrl\":null,\"url\":null,\"abstract\":\"−220− Synthesiology Vol.7 No.4 pp.220-227(Nov. 2014) 1 研究の目的と関連する技術の背景 日常生活中の精神的疲労の蓄積は、過労による健康状 態の悪化を招く健康管理上の問題であるだけでなく、覚醒 度の低下に起因する交通事故に直結したり、作業効率の 低下の原因となるなど、重大な社会的・経済的問題でもあ る。特に、過労による居眠りや注意の低下が、トラック等 の事業用車両における重大交通事故の主な要因の一つで あることが指摘されており 、経済的負担を強いることなく 日常的に疲労状態を評価できる技術の実現が求められて いる。我々は、身の回りにあふれる情報機器を用いて、日 常生活中に低コストで簡易に、精神的な疲労度合いを客観 的かつ定量的にモニターできる技術を、スピーディーに開 発することを目標とした。 一方、これまでに精神的疲労状態の定量的な評価のた めに、さまざまな指標が開発され、主に研究目的に用いら れてきた。それらのうち主なものは下記のように整理でき る。 A. 主観的指標 − 自覚的指標: 疲労自覚症状(質問紙やアンケート) B. 客観的指標 − 行動学的指標: 対象とする作業に関する作業量や作業中の誤り頻度 [3] 対象とする作業とは無関係の動作や姿勢の変化 [4] − 生理学的指標: 呼吸、脈拍、発汗 、脳波 [6] など − 知覚・認知指標 視覚刺激の「ちらつき」知覚閾値 [7] 触覚の空間弁別閾値 [8] − 生化学的指標: 唾液、尿、血液中の代謝産物、遺伝子発現等 [9]-[11] これらの客観的な指標に基づく疲労の測定は、いずれ も検査者の監督下でそれぞれ専用の機器を用いて計測と データあるいは試料の解析が行われ、データの解釈も研 岩木 直 、原田 暢善 2\",\"PeriodicalId\":39206,\"journal\":{\"name\":\"Synthesiology\",\"volume\":\"7 1\",\"pages\":\"210-217\"},\"PeriodicalIF\":0.0000,\"publicationDate\":\"2014-01-01\",\"publicationTypes\":\"Journal Article\",\"fieldsOfStudy\":null,\"isOpenAccess\":false,\"openAccessPdf\":\"\",\"citationCount\":\"3\",\"resultStr\":null,\"platform\":\"Semanticscholar\",\"paperid\":null,\"PeriodicalName\":\"Synthesiology\",\"FirstCategoryId\":\"1085\",\"ListUrlMain\":\"https://doi.org/10.5571/SYNTHENG.7.210\",\"RegionNum\":0,\"RegionCategory\":null,\"ArticlePicture\":[],\"TitleCN\":null,\"AbstractTextCN\":null,\"PMCID\":null,\"EPubDate\":\"\",\"PubModel\":\"\",\"JCR\":\"Q4\",\"JCRName\":\"Social Sciences\",\"Score\":null,\"Total\":0}","platform":"Semanticscholar","paperid":null,"PeriodicalName":"Synthesiology","FirstCategoryId":"1085","ListUrlMain":"https://doi.org/10.5571/SYNTHENG.7.210","RegionNum":0,"RegionCategory":null,"ArticlePicture":[],"TitleCN":null,"AbstractTextCN":null,"PMCID":null,"EPubDate":"","PubModel":"","JCR":"Q4","JCRName":"Social Sciences","Score":null,"Total":0}
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