{"title":"支持癌症集中学治疗的营养疗法,从床边看到的东西。","authors":"智 井田","doi":"10.11638/jssmn.57.3_61","DOIUrl":null,"url":null,"abstract":"がんに対する集学的治療の進歩は目覚ましい。しかし、いくら有望な治療法であっても予定された治療を十分に行う ことができなければ、その効果は減弱する。さらに低栄養状態はがん治療に際し、その耐用性を著しく低下させ、短期 的・長期的予後の悪化がみられる。したがって、がん患者の予後改善のために、適切な栄養評価と積極的な栄養介入が 重要だが、我々はとくに消化器癌周術期サルコペニアの抑制に注目してきた。 1)胃切除後栄養介入:これまでの臨床試験の結果より、胃切除後に経口栄養剤(Oral nutritional supplement:ONS)を 用いた栄養療法のみを行うことには限界があるとされる。そこで胃切除後の患者を対象に新規栄養・運動介入療法のコ ンプライアンスと安全性を評価する単施設・介入研究を実施した。この研究では、胃切除後の栄養介入は術後2 日目か ら90 日間ロイシン高配合必須アミノ酸(アミノ酸サプリ)3g を1 日1 回投与、運動介入は術翌日から歩行と軽いレジス タンス運動を課すプログラムを作成し90 日間介入した。同時期の介入無し群と比較し、介入群で有意に除脂肪体重の減 少が抑えられていた。現在、多施設共同のランダム化比較試験が進行中である(UMIN000042307)。 2)化学療法中の栄養介入:化学療法中の栄養療法としてONS 投与を第一に考えるが、確立された方法はない。そこで、 全身化学療法導入予定のStage IV の食道癌・胃癌患者を対象にONS のコンプライアンスとONS 至適摂取量を検討す るランダム化pilot 試験を施行した。その結果、ONS の摂取コンプライアンスは、1 日1 本が最も良く、エネルギー摂取・ 蛋白質摂取量の両方に効果的であった。 今回は、これまでの臨床試験の結果などを踏まえ、ベッドサイドで見つけた疑問に対する我々の取り組みを紹介する。","PeriodicalId":472267,"journal":{"name":"Geka to taisha, eiyō","volume":"59 1","pages":"0"},"PeriodicalIF":0.0000,"publicationDate":"2023-01-01","publicationTypes":"Journal Article","fieldsOfStudy":null,"isOpenAccess":false,"openAccessPdf":"","citationCount":"0","resultStr":"{\"title\":\"がん集学的治療を支える栄養療法~ベッドサイドから見え たもの~\",\"authors\":\"智 井田\",\"doi\":\"10.11638/jssmn.57.3_61\",\"DOIUrl\":null,\"url\":null,\"abstract\":\"がんに対する集学的治療の進歩は目覚ましい。しかし、いくら有望な治療法であっても予定された治療を十分に行う ことができなければ、その効果は減弱する。さらに低栄養状態はがん治療に際し、その耐用性を著しく低下させ、短期 的・長期的予後の悪化がみられる。したがって、がん患者の予後改善のために、適切な栄養評価と積極的な栄養介入が 重要だが、我々はとくに消化器癌周術期サルコペニアの抑制に注目してきた。 1)胃切除後栄養介入:これまでの臨床試験の結果より、胃切除後に経口栄養剤(Oral nutritional supplement:ONS)を 用いた栄養療法のみを行うことには限界があるとされる。そこで胃切除後の患者を対象に新規栄養・運動介入療法のコ ンプライアンスと安全性を評価する単施設・介入研究を実施した。この研究では、胃切除後の栄養介入は術後2 日目か ら90 日間ロイシン高配合必須アミノ酸(アミノ酸サプリ)3g を1 日1 回投与、運動介入は術翌日から歩行と軽いレジス タンス運動を課すプログラムを作成し90 日間介入した。同時期の介入無し群と比較し、介入群で有意に除脂肪体重の減 少が抑えられていた。現在、多施設共同のランダム化比較試験が進行中である(UMIN000042307)。 2)化学療法中の栄養介入:化学療法中の栄養療法としてONS 投与を第一に考えるが、確立された方法はない。そこで、 全身化学療法導入予定のStage IV の食道癌・胃癌患者を対象にONS のコンプライアンスとONS 至適摂取量を検討す るランダム化pilot 試験を施行した。その結果、ONS の摂取コンプライアンスは、1 日1 本が最も良く、エネルギー摂取・ 蛋白質摂取量の両方に効果的であった。 今回は、これまでの臨床試験の結果などを踏まえ、ベッドサイドで見つけた疑問に対する我々の取り組みを紹介する。\",\"PeriodicalId\":472267,\"journal\":{\"name\":\"Geka to taisha, eiyō\",\"volume\":\"59 1\",\"pages\":\"0\"},\"PeriodicalIF\":0.0000,\"publicationDate\":\"2023-01-01\",\"publicationTypes\":\"Journal Article\",\"fieldsOfStudy\":null,\"isOpenAccess\":false,\"openAccessPdf\":\"\",\"citationCount\":\"0\",\"resultStr\":null,\"platform\":\"Semanticscholar\",\"paperid\":null,\"PeriodicalName\":\"Geka to taisha, eiyō\",\"FirstCategoryId\":\"1085\",\"ListUrlMain\":\"https://doi.org/10.11638/jssmn.57.3_61\",\"RegionNum\":0,\"RegionCategory\":null,\"ArticlePicture\":[],\"TitleCN\":null,\"AbstractTextCN\":null,\"PMCID\":null,\"EPubDate\":\"\",\"PubModel\":\"\",\"JCR\":\"\",\"JCRName\":\"\",\"Score\":null,\"Total\":0}","platform":"Semanticscholar","paperid":null,"PeriodicalName":"Geka to taisha, eiyō","FirstCategoryId":"1085","ListUrlMain":"https://doi.org/10.11638/jssmn.57.3_61","RegionNum":0,"RegionCategory":null,"ArticlePicture":[],"TitleCN":null,"AbstractTextCN":null,"PMCID":null,"EPubDate":"","PubModel":"","JCR":"","JCRName":"","Score":null,"Total":0}
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