硅烷偶联剂的高精度质谱及多元统计分析

Hiroki Nakajima
{"title":"硅烷偶联剂的高精度质谱及多元统计分析","authors":"Hiroki Nakajima","doi":"10.2324/gomu.88.198","DOIUrl":null,"url":null,"abstract":"ゴムを分析対象物とした場合,大きく分けて二つの異な る視点により評価・解析が行われる.一つはゴムを材料/ 製品として捉えたマクロな視点であり,もう一つは高分子 化合物として捉えたミクロな視点である.前者では強度, 疲労限界,耐久性などの性能評価を目的とした引張り試験 や熱分析などが,後者では高分子構造や添加剤等に関する 解析を目的とした質量分析,分光分析などが用いられる. 近年,高分子材料中の添加剤分析には,手法としての簡 便性から様々な種類の質量分析装置が用いられている.他 の分析手法と比較して高感度で対象化合物を検出すること が可能な質量分析法は,微量成分を検出できるという点で 非常に有効であるが,多成分試料の測定では混在するそれ ぞれの成分相互のイオン化抑制効果のために比較的高濃度 で含有される成分だけが検出され,添加剤のような微量成 分は全く検出されないという現象が起こる.これを避ける ためには,多成分試料を前もって各種クロマトグラフで成 分ごとに分離しておくことが必須となる.この目的と豊富 な添加剤データベースが存在することから,従来,高分子 用添加剤分析にはガスクロマトグラフ/質量分析計(gas chromatograph/mass spectrometer:GC/MS)が広く用 いられてきた.しかしながら,化合物の揮発性が低く,分 子量が比較的大きい添加剤の種類が増えてきたことから, 最近ではGC/MSと併用して液体クロマトグラフ/質量分 析計(liquid chromatograph/mass spectrometer: LC/MS)を利用するケースが多く見られるようになって きた.中でも,データベースに登録されていない新規添加 剤や添加剤そのものの変性体などの未知試料の分析には, 精密質量測定が可能な飛行時間型質量分離部(time of flight:TOF)と,より詳細な構造情報を得るために多段 のMS/MS分析(MS)が可能な四重極型イオントラップ 質量分離部(quadrupole ion trap:QIT)を併せもつ高 速液体クロマトグラフ/イオントラップ飛行時間型質量分 析計(LC-QIT-TOFMS)が有益なツールとなる. 本報では,ゴム製品の例としてタイヤを挙げ,そのゴム 製造過程で用いられるシランカップリング剤のメーカー毎 中 島 宏 樹 ●総説特集 ものづくりを支えるゴム分析技術の進歩","PeriodicalId":405949,"journal":{"name":"Journal of the Society of Rubber Industry,Japan","volume":"16 1","pages":"0"},"PeriodicalIF":0.0000,"publicationDate":"1900-01-01","publicationTypes":"Journal Article","fieldsOfStudy":null,"isOpenAccess":false,"openAccessPdf":"","citationCount":"0","resultStr":"{\"title\":\"Profiling Analysis of Silane Coupling Agents by High Mass Accuracy MS n and Multivariate Statistical Technique\",\"authors\":\"Hiroki Nakajima\",\"doi\":\"10.2324/gomu.88.198\",\"DOIUrl\":null,\"url\":null,\"abstract\":\"ゴムを分析対象物とした場合,大きく分けて二つの異な る視点により評価・解析が行われる.一つはゴムを材料/ 製品として捉えたマクロな視点であり,もう一つは高分子 化合物として捉えたミクロな視点である.前者では強度, 疲労限界,耐久性などの性能評価を目的とした引張り試験 や熱分析などが,後者では高分子構造や添加剤等に関する 解析を目的とした質量分析,分光分析などが用いられる. 近年,高分子材料中の添加剤分析には,手法としての簡 便性から様々な種類の質量分析装置が用いられている.他 の分析手法と比較して高感度で対象化合物を検出すること が可能な質量分析法は,微量成分を検出できるという点で 非常に有効であるが,多成分試料の測定では混在するそれ ぞれの成分相互のイオン化抑制効果のために比較的高濃度 で含有される成分だけが検出され,添加剤のような微量成 分は全く検出されないという現象が起こる.これを避ける ためには,多成分試料を前もって各種クロマトグラフで成 分ごとに分離しておくことが必須となる.この目的と豊富 な添加剤データベースが存在することから,従来,高分子 用添加剤分析にはガスクロマトグラフ/質量分析計(gas chromatograph/mass spectrometer:GC/MS)が広く用 いられてきた.しかしながら,化合物の揮発性が低く,分 子量が比較的大きい添加剤の種類が増えてきたことから, 最近ではGC/MSと併用して液体クロマトグラフ/質量分 析計(liquid chromatograph/mass spectrometer: LC/MS)を利用するケースが多く見られるようになって きた.中でも,データベースに登録されていない新規添加 剤や添加剤そのものの変性体などの未知試料の分析には, 精密質量測定が可能な飛行時間型質量分離部(time of flight:TOF)と,より詳細な構造情報を得るために多段 のMS/MS分析(MS)が可能な四重極型イオントラップ 質量分離部(quadrupole ion trap:QIT)を併せもつ高 速液体クロマトグラフ/イオントラップ飛行時間型質量分 析計(LC-QIT-TOFMS)が有益なツールとなる. 本報では,ゴム製品の例としてタイヤを挙げ,そのゴム 製造過程で用いられるシランカップリング剤のメーカー毎 中 島 宏 樹 ●総説特集 ものづくりを支えるゴム分析技術の進歩\",\"PeriodicalId\":405949,\"journal\":{\"name\":\"Journal of the Society of Rubber Industry,Japan\",\"volume\":\"16 1\",\"pages\":\"0\"},\"PeriodicalIF\":0.0000,\"publicationDate\":\"1900-01-01\",\"publicationTypes\":\"Journal Article\",\"fieldsOfStudy\":null,\"isOpenAccess\":false,\"openAccessPdf\":\"\",\"citationCount\":\"0\",\"resultStr\":null,\"platform\":\"Semanticscholar\",\"paperid\":null,\"PeriodicalName\":\"Journal of the Society of Rubber Industry,Japan\",\"FirstCategoryId\":\"1085\",\"ListUrlMain\":\"https://doi.org/10.2324/gomu.88.198\",\"RegionNum\":0,\"RegionCategory\":null,\"ArticlePicture\":[],\"TitleCN\":null,\"AbstractTextCN\":null,\"PMCID\":null,\"EPubDate\":\"\",\"PubModel\":\"\",\"JCR\":\"\",\"JCRName\":\"\",\"Score\":null,\"Total\":0}","platform":"Semanticscholar","paperid":null,"PeriodicalName":"Journal of the Society of Rubber Industry,Japan","FirstCategoryId":"1085","ListUrlMain":"https://doi.org/10.2324/gomu.88.198","RegionNum":0,"RegionCategory":null,"ArticlePicture":[],"TitleCN":null,"AbstractTextCN":null,"PMCID":null,"EPubDate":"","PubModel":"","JCR":"","JCRName":"","Score":null,"Total":0}
引用次数: 0

摘要

以橡胶为分析对象时,大体上分为两种不同的视角进行评价和解析。一种是将橡胶作为材料/产品的宏观视角,另一种是作为高分子化合物的微观视角。前者将采用以评估强度、疲劳极限、耐久性等性能为目的的拉伸测试和热分析等,后者将采用以分析高分子结构和添加剂等为目的的质谱分析和光谱分析等。近年来,在高分子材料中的添加剂分析中,由于方法的简单性,使用了各种各样的质谱分析装置。与其他分析方法相比,质谱法能够以高灵敏度检测对象化合物,在能够检测微量成分这一点上非常有效,但在测定多成分样品时,质谱法会混合使用。为了抑制唑的成分相互之间的离子化,会出现只检测出高浓度的成分,而完全检测不出添加剂之类的微量成分的现象。为此,必须事先用各种色谱仪按成分分离多组分样品。由于有这样的目的和丰富的添加剂数据库,过去高分子气体色谱仪/质谱仪(gas chromatograph/mass spectrometer:GC/MS)被广泛应用于添加剂分析。但是,由于化合物的挥发性低,随着子量较大的添加剂种类的增加,最近开始与GC/MS一起使用液相色谱/质量分析仪(liquid chromatograph/mass spectrometer)。使用LC/MS)的情况越来越多。其中,在分析数据库中未登记的新型添加剂和添加剂本身的变性体等未知样品时,能够进行精密质量测定的飞行时间型质量分离单元(time of flight, TOF)和为了获得更详细的结构信息,能够进行多级MS/MS分析(MS)的四极型离子阱带有质量分离单元(quadrupole ion trap, QIT)的高速液相色谱/离子阱飞行时间型质量分析仪(LC-QIT-TOFMS)是非常有用的工具。本报以轮胎为橡胶制品的例子,介绍了在橡胶制造过程中使用的硅烷偶联剂的制造商每中岛宏树●综述支撑制作特集的橡胶分析技术的进步。
本文章由计算机程序翻译,如有差异,请以英文原文为准。
Profiling Analysis of Silane Coupling Agents by High Mass Accuracy MS n and Multivariate Statistical Technique
ゴムを分析対象物とした場合,大きく分けて二つの異な る視点により評価・解析が行われる.一つはゴムを材料/ 製品として捉えたマクロな視点であり,もう一つは高分子 化合物として捉えたミクロな視点である.前者では強度, 疲労限界,耐久性などの性能評価を目的とした引張り試験 や熱分析などが,後者では高分子構造や添加剤等に関する 解析を目的とした質量分析,分光分析などが用いられる. 近年,高分子材料中の添加剤分析には,手法としての簡 便性から様々な種類の質量分析装置が用いられている.他 の分析手法と比較して高感度で対象化合物を検出すること が可能な質量分析法は,微量成分を検出できるという点で 非常に有効であるが,多成分試料の測定では混在するそれ ぞれの成分相互のイオン化抑制効果のために比較的高濃度 で含有される成分だけが検出され,添加剤のような微量成 分は全く検出されないという現象が起こる.これを避ける ためには,多成分試料を前もって各種クロマトグラフで成 分ごとに分離しておくことが必須となる.この目的と豊富 な添加剤データベースが存在することから,従来,高分子 用添加剤分析にはガスクロマトグラフ/質量分析計(gas chromatograph/mass spectrometer:GC/MS)が広く用 いられてきた.しかしながら,化合物の揮発性が低く,分 子量が比較的大きい添加剤の種類が増えてきたことから, 最近ではGC/MSと併用して液体クロマトグラフ/質量分 析計(liquid chromatograph/mass spectrometer: LC/MS)を利用するケースが多く見られるようになって きた.中でも,データベースに登録されていない新規添加 剤や添加剤そのものの変性体などの未知試料の分析には, 精密質量測定が可能な飛行時間型質量分離部(time of flight:TOF)と,より詳細な構造情報を得るために多段 のMS/MS分析(MS)が可能な四重極型イオントラップ 質量分離部(quadrupole ion trap:QIT)を併せもつ高 速液体クロマトグラフ/イオントラップ飛行時間型質量分 析計(LC-QIT-TOFMS)が有益なツールとなる. 本報では,ゴム製品の例としてタイヤを挙げ,そのゴム 製造過程で用いられるシランカップリング剤のメーカー毎 中 島 宏 樹 ●総説特集 ものづくりを支えるゴム分析技術の進歩
求助全文
通过发布文献求助,成功后即可免费获取论文全文。 去求助
来源期刊
自引率
0.00%
发文量
0
×
引用
GB/T 7714-2015
复制
MLA
复制
APA
复制
导出至
BibTeX EndNote RefMan NoteFirst NoteExpress
×
提示
您的信息不完整,为了账户安全,请先补充。
现在去补充
×
提示
您因"违规操作"
具体请查看互助需知
我知道了
×
提示
确定
请完成安全验证×
copy
已复制链接
快去分享给好友吧!
我知道了
右上角分享
点击右上角分享
0
联系我们:info@booksci.cn Book学术提供免费学术资源搜索服务,方便国内外学者检索中英文文献。致力于提供最便捷和优质的服务体验。 Copyright © 2023 布克学术 All rights reserved.
京ICP备2023020795号-1
ghs 京公网安备 11010802042870号
Book学术文献互助
Book学术文献互助群
群 号:604180095
Book学术官方微信