生物基聚合物研究与开发的现状与展望

H. Uyama
{"title":"生物基聚合物研究与开发的现状与展望","authors":"H. Uyama","doi":"10.2324/GOMU.86.161","DOIUrl":null,"url":null,"abstract":"2011年3月11日の東日本大震災とその後の原発事故に より,エネルギー問題が社会的に大きくクローズアップさ れている.太陽電池,風力発電をはじめとする再生可能エ ネルギーの利用へのシフトは加速することは間違いない. また,この未曾有の出来事以前より地球温暖化問題が社会 的にクローズアップされるにつれ,循環型社会構築に向け た取組みとして,バイオマスを利用したエネルギーやプラ スチックの生産が注目されるようになった.これはバ イオマスが二酸化炭素を固定化したものであり,バイオマ スから作ったエネルギーや製品を使用・燃焼して二酸化炭 素を排出したとしても,地球上の二酸化炭素濃度が上昇し ないためである.これらのバイオマス由来のエネルギーや プラスチックはカーボンニュートラルと捉えられ,これら の利用は化石資源の枯渇対策としても重要である.バイオ マスプラスチックの開発においては,C2ベースであるオ イルリファイナリーと異なりC3~C6ベースの製品体系を 含んでおり,新しい基盤技術の構築が必要である. 環境に優しいプラスチックとして位置づけられるバイオ プラスチックは,再生が可能な有機資源を原料に社会的に 有用なプラスチックを持続的に作ることにより枯渇性の化 石資源の使用縮減に貢献するバイオマスプラスチック(入 口原料の有意性)と,微生物により分解するという機能の 特長から主には廃棄時の環境負荷低減が期待される生分解 性プラスチック(出口機能が鍵)に大別される. 現時点ではプラスチックの大半が石油由来であり,非生 分解性である(表1).わが国では1970年頃からの廃棄プ ラスチックの環境への悪影響の問題から,生分解性プラス チックの開発研究がスタートした.当時は炭素循環という 考えが一般的で無かったため,開発・上市された生分解性 プラスチックは石油由来のものと植物由来(バイオベース) のものに分かれる.バイオマスプラスチックは樹脂原料に 関わる分類であり,樹脂の物性・機能は問われない.ポリ 乳酸をはじめとしてバイオマスプラスチックの多くは生分 解性を示すが,後述するバイオポリエチレン(PE)やバ イオポリトリメチレンテレフタレート(PTT)のように 非生分解性のものもある.一方,生分解性は樹脂の機能に 関するものであり,生分解性プラスチックではその構成成 分が全て生分解性であることが必要である. 本稿ではバイオマスプラスチック(バイオベースポリマ ー)に関する研究開発の動向と筆者が検討してきた油脂ベ ースのポリマーに関する研究を紹介する.","PeriodicalId":405949,"journal":{"name":"Journal of the Society of Rubber Industry,Japan","volume":"48 1","pages":"0"},"PeriodicalIF":0.0000,"publicationDate":"2013-06-15","publicationTypes":"Journal Article","fieldsOfStudy":null,"isOpenAccess":false,"openAccessPdf":"","citationCount":"2","resultStr":"{\"title\":\"Current Status and Future Perspective of Research and Development on Bio-based Polymers\",\"authors\":\"H. Uyama\",\"doi\":\"10.2324/GOMU.86.161\",\"DOIUrl\":null,\"url\":null,\"abstract\":\"2011年3月11日の東日本大震災とその後の原発事故に より,エネルギー問題が社会的に大きくクローズアップさ れている.太陽電池,風力発電をはじめとする再生可能エ ネルギーの利用へのシフトは加速することは間違いない. また,この未曾有の出来事以前より地球温暖化問題が社会 的にクローズアップされるにつれ,循環型社会構築に向け た取組みとして,バイオマスを利用したエネルギーやプラ スチックの生産が注目されるようになった.これはバ イオマスが二酸化炭素を固定化したものであり,バイオマ スから作ったエネルギーや製品を使用・燃焼して二酸化炭 素を排出したとしても,地球上の二酸化炭素濃度が上昇し ないためである.これらのバイオマス由来のエネルギーや プラスチックはカーボンニュートラルと捉えられ,これら の利用は化石資源の枯渇対策としても重要である.バイオ マスプラスチックの開発においては,C2ベースであるオ イルリファイナリーと異なりC3~C6ベースの製品体系を 含んでおり,新しい基盤技術の構築が必要である. 環境に優しいプラスチックとして位置づけられるバイオ プラスチックは,再生が可能な有機資源を原料に社会的に 有用なプラスチックを持続的に作ることにより枯渇性の化 石資源の使用縮減に貢献するバイオマスプラスチック(入 口原料の有意性)と,微生物により分解するという機能の 特長から主には廃棄時の環境負荷低減が期待される生分解 性プラスチック(出口機能が鍵)に大別される. 現時点ではプラスチックの大半が石油由来であり,非生 分解性である(表1).わが国では1970年頃からの廃棄プ ラスチックの環境への悪影響の問題から,生分解性プラス チックの開発研究がスタートした.当時は炭素循環という 考えが一般的で無かったため,開発・上市された生分解性 プラスチックは石油由来のものと植物由来(バイオベース) のものに分かれる.バイオマスプラスチックは樹脂原料に 関わる分類であり,樹脂の物性・機能は問われない.ポリ 乳酸をはじめとしてバイオマスプラスチックの多くは生分 解性を示すが,後述するバイオポリエチレン(PE)やバ イオポリトリメチレンテレフタレート(PTT)のように 非生分解性のものもある.一方,生分解性は樹脂の機能に 関するものであり,生分解性プラスチックではその構成成 分が全て生分解性であることが必要である. 本稿ではバイオマスプラスチック(バイオベースポリマ ー)に関する研究開発の動向と筆者が検討してきた油脂ベ ースのポリマーに関する研究を紹介する.\",\"PeriodicalId\":405949,\"journal\":{\"name\":\"Journal of the Society of Rubber Industry,Japan\",\"volume\":\"48 1\",\"pages\":\"0\"},\"PeriodicalIF\":0.0000,\"publicationDate\":\"2013-06-15\",\"publicationTypes\":\"Journal Article\",\"fieldsOfStudy\":null,\"isOpenAccess\":false,\"openAccessPdf\":\"\",\"citationCount\":\"2\",\"resultStr\":null,\"platform\":\"Semanticscholar\",\"paperid\":null,\"PeriodicalName\":\"Journal of the Society of Rubber Industry,Japan\",\"FirstCategoryId\":\"1085\",\"ListUrlMain\":\"https://doi.org/10.2324/GOMU.86.161\",\"RegionNum\":0,\"RegionCategory\":null,\"ArticlePicture\":[],\"TitleCN\":null,\"AbstractTextCN\":null,\"PMCID\":null,\"EPubDate\":\"\",\"PubModel\":\"\",\"JCR\":\"\",\"JCRName\":\"\",\"Score\":null,\"Total\":0}","platform":"Semanticscholar","paperid":null,"PeriodicalName":"Journal of the Society of Rubber Industry,Japan","FirstCategoryId":"1085","ListUrlMain":"https://doi.org/10.2324/GOMU.86.161","RegionNum":0,"RegionCategory":null,"ArticlePicture":[],"TitleCN":null,"AbstractTextCN":null,"PMCID":null,"EPubDate":"","PubModel":"","JCR":"","JCRName":"","Score":null,"Total":0}
引用次数: 2

摘要

2011年3月11日的东日本大地震以及之后的核电站事故,使能源问题成为社会焦点。以太阳能电池、风力发电为代表的可再生能源的利用将会加速。另外,与这一前所未有的事件发生之前相比,全球变暖问题更加严重。随着这一话题被广泛关注,作为构建循环型社会的措施,利用生物量的能源和塑料生产也受到了关注。伊奥马斯是二氧化碳固定化的产物,即使使用和燃烧由生物马斯制成的能源和产品,排放出二氧化煤素,地球上的二氧化碳浓度也会上升。因为这些生物量能源和塑料被认为是碳中和能源,这些能源的利用对于解决化石资源枯竭问题十分重要。在大众塑料的开发方面,与基于C2的油类加工不同,该产品包含基于C3~C6的产品体系,需要构建新的基础技术。定位为环保塑料的生物塑料,通过以可再生有机资源为原料,持续制造对社会有用的塑料,实现枯竭化。对减少石料资源的使用有贡献的生物塑料(入口原料的显著性),以及通过微生物分解的功能特点,主要期待在废弃时降低环境负荷的生物分解。大致分为性塑料(出口功能为钥匙)。现阶段塑料大部分来源于石油,属于非生物分解性(表1).我国从1970年左右开始考虑废弃塑料对环境的不良影响,开始了生物分解性塑料的开发研究。由于当时普遍不认为碳循环,所以开发上市的生物分解塑料分为石油塑料和植物塑料。涉及的分类,对树脂的物性和功能不作限制。以聚乳酸为首的生物塑料大多具有生物降解性,后文将介绍生物聚乙烯(PE)和树脂。也有像硫三亚甲基对苯二甲酸乙酯(PTT)那样非生物分解性的东西。另一方面,生物分解性是指树脂的功能,生物分解性塑料的构成成分必须全部具有生物分解性。本文将介绍生物质塑料(biobaspolima)的研究开发动向,以及笔者所研究的油脂基聚合物相关研究。
本文章由计算机程序翻译,如有差异,请以英文原文为准。
Current Status and Future Perspective of Research and Development on Bio-based Polymers
2011年3月11日の東日本大震災とその後の原発事故に より,エネルギー問題が社会的に大きくクローズアップさ れている.太陽電池,風力発電をはじめとする再生可能エ ネルギーの利用へのシフトは加速することは間違いない. また,この未曾有の出来事以前より地球温暖化問題が社会 的にクローズアップされるにつれ,循環型社会構築に向け た取組みとして,バイオマスを利用したエネルギーやプラ スチックの生産が注目されるようになった.これはバ イオマスが二酸化炭素を固定化したものであり,バイオマ スから作ったエネルギーや製品を使用・燃焼して二酸化炭 素を排出したとしても,地球上の二酸化炭素濃度が上昇し ないためである.これらのバイオマス由来のエネルギーや プラスチックはカーボンニュートラルと捉えられ,これら の利用は化石資源の枯渇対策としても重要である.バイオ マスプラスチックの開発においては,C2ベースであるオ イルリファイナリーと異なりC3~C6ベースの製品体系を 含んでおり,新しい基盤技術の構築が必要である. 環境に優しいプラスチックとして位置づけられるバイオ プラスチックは,再生が可能な有機資源を原料に社会的に 有用なプラスチックを持続的に作ることにより枯渇性の化 石資源の使用縮減に貢献するバイオマスプラスチック(入 口原料の有意性)と,微生物により分解するという機能の 特長から主には廃棄時の環境負荷低減が期待される生分解 性プラスチック(出口機能が鍵)に大別される. 現時点ではプラスチックの大半が石油由来であり,非生 分解性である(表1).わが国では1970年頃からの廃棄プ ラスチックの環境への悪影響の問題から,生分解性プラス チックの開発研究がスタートした.当時は炭素循環という 考えが一般的で無かったため,開発・上市された生分解性 プラスチックは石油由来のものと植物由来(バイオベース) のものに分かれる.バイオマスプラスチックは樹脂原料に 関わる分類であり,樹脂の物性・機能は問われない.ポリ 乳酸をはじめとしてバイオマスプラスチックの多くは生分 解性を示すが,後述するバイオポリエチレン(PE)やバ イオポリトリメチレンテレフタレート(PTT)のように 非生分解性のものもある.一方,生分解性は樹脂の機能に 関するものであり,生分解性プラスチックではその構成成 分が全て生分解性であることが必要である. 本稿ではバイオマスプラスチック(バイオベースポリマ ー)に関する研究開発の動向と筆者が検討してきた油脂ベ ースのポリマーに関する研究を紹介する.
求助全文
通过发布文献求助,成功后即可免费获取论文全文。 去求助
来源期刊
自引率
0.00%
发文量
0
×
引用
GB/T 7714-2015
复制
MLA
复制
APA
复制
导出至
BibTeX EndNote RefMan NoteFirst NoteExpress
×
提示
您的信息不完整,为了账户安全,请先补充。
现在去补充
×
提示
您因"违规操作"
具体请查看互助需知
我知道了
×
提示
确定
请完成安全验证×
copy
已复制链接
快去分享给好友吧!
我知道了
右上角分享
点击右上角分享
0
联系我们:info@booksci.cn Book学术提供免费学术资源搜索服务,方便国内外学者检索中英文文献。致力于提供最便捷和优质的服务体验。 Copyright © 2023 布克学术 All rights reserved.
京ICP备2023020795号-1
ghs 京公网安备 11010802042870号
Book学术文献互助
Book学术文献互助群
群 号:481959085
Book学术官方微信