ポリ塩素化ビフェニルのモデル化合物4-クロロビフェニルの超臨界水中での炭酸カリウムを用いる酸化銅(II)存在下または非存在下の分解反応

文紀 秋山
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Abstract

ポリ塩素化ビフェニルの分解反応を研究するためそのモデル化合物として4-クロロビフェニル (4-CB)を選び,超臨界水中での炭酸カリウムによる分解の研究を行った.反応はオートクレーブを用い,4–1 MPaに室温で窒素加圧し500–570 °Cに加熱し35–38 MPaの圧力下で反応を行った.酸化銅(II) (CuO)を添加した場合の影響も調べた.4-CBはCuOを用いなくても超臨界水中で炭酸カリウムにより完全に分解され塩素はほぼ量論的に塩化カリウムに変換されることがわかった.生成物として合計10%程度のベンゼン,トルエンおよびメタンと5–33%の4-ビフェニロールが得られた.4-CBの炭素骨格が6–24%の収率で二酸化炭素に分解されることがわかった.CuOの添加は500 °Cでは脂肪族および芳香族炭化水素の収率,特にベンゼンの収率を増加させることがわかった.これらの生成物のほかに水溶性で分解しやすい物質が生成していることがわかった.
多氯化联苯模型化合物4-氯罗比苯在超临界水中用碳酸钾在氧化铜(II)存在或不存在下的分解反应
为研究多氯化联苯的分解反应,选择4-氯联苯(4-CB)作为其模型化合物,进行了碳酸钾在超临界水中的分解研究。反应采用自动冷却,在4 - 1mpa室温下氮气加压加热至500 - 570°C,在35 - 38mpa压力下进行反应。还调查了添加氧化铜(II) (CuO)时的影响。4-CB即使不使用CuO,在超临界水中也会被碳酸钾完全分解,氯基本上量论地转换成氯化钾。产物共得到10%左右的苯、甲苯、甲烷和5 - 33%的4-联苯。发现4-CB的碳骨架以6 - 24%的收率分解为二氧化碳。研究发现,CuO的添加在500°C下会提高脂肪族和芳香族碳氢化合物的收率,特别是增加苯的收率。除了这些生成物之外,还生成了水溶性、易分解的物质。
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