広島県極楽寺山およびその周辺における二酸化硫黄,窒素酸化物,オゾン濃度と日変化

M. Chiwa, T. Hirakawa, A. Naemura, T. Arakaki, H. Sakugawa
{"title":"広島県極楽寺山およびその周辺における二酸化硫黄,窒素酸化物,オゾン濃度と日変化","authors":"M. Chiwa, T. Hirakawa, A. Naemura, T. Arakaki, H. Sakugawa","doi":"10.1246/NIKKASHI.2002.67","DOIUrl":null,"url":null,"abstract":"瀬戸内沿岸部に面する極楽寺山(693 m)の市街地付近3地点(120,130,200 m)と山頂付近(550 m)において,1997年2月から1998年2月に二酸化硫黄(SO2),窒素酸化物(NOx),オゾン(O3),風向 · 風速の日変化を定期的に計11回測定した.SO2濃度は全地点において10 ppb以下であり,低濃度であった.NOxは市街地付近(120,130 m)で,夜間や朝方に80–330 ppb程度観測された.山頂付近のNOx濃度は,昼間20 ppb程度に高くなるものの,夜間は数ppbと低濃度であり,市街地付近(120 m,130 m)とは異なる日変化を示した.山頂付近のO3濃度は海風の際に高くなることから,市街地およびその周辺から排出されるNOxから光化学的に生成されたO3が山頂付近に輸送されるためと判断された.また,極楽寺山周辺のNOx排出量,自動車保有台数は1980年から1996年の16年間にそれぞれ約2.5倍,約2倍増加していた.NOx濃度も1985年以降若干上昇傾向がみられ,Ox濃度も年々上昇していた.一方,SO2濃度は排出量の減少に伴い,減少していた.","PeriodicalId":19311,"journal":{"name":"Nippon Kagaku Kaishi","volume":"24 1","pages":"67-76"},"PeriodicalIF":0.0000,"publicationDate":"2002-01-01","publicationTypes":"Journal Article","fieldsOfStudy":null,"isOpenAccess":false,"openAccessPdf":"","citationCount":"5","resultStr":null,"platform":"Semanticscholar","paperid":null,"PeriodicalName":"Nippon Kagaku Kaishi","FirstCategoryId":"1085","ListUrlMain":"https://doi.org/10.1246/NIKKASHI.2002.67","RegionNum":0,"RegionCategory":null,"ArticlePicture":[],"TitleCN":null,"AbstractTextCN":null,"PMCID":null,"EPubDate":"","PubModel":"","JCR":"","JCRName":"","Score":null,"Total":0}
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Abstract

瀬戸内沿岸部に面する極楽寺山(693 m)の市街地付近3地点(120,130,200 m)と山頂付近(550 m)において,1997年2月から1998年2月に二酸化硫黄(SO2),窒素酸化物(NOx),オゾン(O3),風向 · 風速の日変化を定期的に計11回測定した.SO2濃度は全地点において10 ppb以下であり,低濃度であった.NOxは市街地付近(120,130 m)で,夜間や朝方に80–330 ppb程度観測された.山頂付近のNOx濃度は,昼間20 ppb程度に高くなるものの,夜間は数ppbと低濃度であり,市街地付近(120 m,130 m)とは異なる日変化を示した.山頂付近のO3濃度は海風の際に高くなることから,市街地およびその周辺から排出されるNOxから光化学的に生成されたO3が山頂付近に輸送されるためと判断された.また,極楽寺山周辺のNOx排出量,自動車保有台数は1980年から1996年の16年間にそれぞれ約2.5倍,約2倍増加していた.NOx濃度も1985年以降若干上昇傾向がみられ,Ox濃度も年々上昇していた.一方,SO2濃度は排出量の減少に伴い,減少していた.
广岛县极乐寺山及其周边的二氧化硫、氮氧化物、臭氧浓度及其变化
面向濑户内沿岸的极乐寺山(693米)的市区附近3个地点(120,130,200米)和山顶附近(550米),1997年2月至1998年2月二氧化硫(SO2);定期对氮氧化物(NOx)、臭氧(O3)、风向和风速的日变化进行了11次检测。所有地点的SO2浓度都在10ppb以下,属于低浓度。在市区附近(120,130米),夜间和早晨观测到的NOx约为80 - 330ppb。山顶附近的NOx浓度白天高达20ppb左右,夜间只有几ppb的低浓度,显示出与市区附近(120m、130m)不同的日变化。由于山顶附近的O3浓度在海风时升高,因此判断是由市区及周边排放的NOx以光化学方式生成的O3被输送到山顶附近所致。另外,极乐寺山周边地区的NOx排放量和汽车保有量在1980年至1996年的16年间分别增加了约2.5倍和约2倍。NOx浓度自1985年以来也有小幅上升趋势,Ox浓度也逐年上升。另一方面,SO2浓度随着排放量的减少而有所下降。
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