Suh Kyunsik discussing Jews and Palestinians : Korean Diaspora and the Quest for a “New Universality”

Ilbonhag Pub Date : 2023-08-31 DOI:10.21442/djs.2023.60.03
Takanori Hayao
{"title":"Suh Kyunsik discussing Jews and Palestinians : Korean Diaspora and the Quest for a “New Universality”","authors":"Takanori Hayao","doi":"10.21442/djs.2023.60.03","DOIUrl":null,"url":null,"abstract":"在日朝鮮人の批評家である徐京植は,民族的マイノリティとして差別を受ける苦 悩と,冷戦と独裁の下で兄二人が政治犯として投獄されている苦悩とを,西洋美術と いう「窓」を通して人間の普遍的な課題へと繋げることができた。これは徐のライフ ワークとなる人文紀行として知られている。他方で徐は,人種差別や植民地主義に抵 抗しながら,ディアスポラにある朝鮮人アイデンティティを肯定するために,ヨー ロッパでホロコーストを経験したユダヤ人の作家やイスラエルに故郷を奪われたパ レスチナ難民の作家の作品を早くから参照していた。このこともまた,在日朝鮮人の 時代経験が世界大の帝国主義の歴史の中に位置づけることが可能であり,普遍性を持 つということを示そうという試みであった。かつてはヨーロッパ世界が普遍性を僭 称し独占していたが,徐は東アジアの在日朝鮮人の経験をヨーロッパ文化史やユダヤ 人とパレスチナ人の文学という「窓」を通して再考することで,「新しい普遍」を創出し ようとしてきた。","PeriodicalId":491996,"journal":{"name":"Ilbonhag","volume":"40 1","pages":"0"},"PeriodicalIF":0.0000,"publicationDate":"2023-08-31","publicationTypes":"Journal Article","fieldsOfStudy":null,"isOpenAccess":false,"openAccessPdf":"","citationCount":"0","resultStr":null,"platform":"Semanticscholar","paperid":null,"PeriodicalName":"Ilbonhag","FirstCategoryId":"1085","ListUrlMain":"https://doi.org/10.21442/djs.2023.60.03","RegionNum":0,"RegionCategory":null,"ArticlePicture":[],"TitleCN":null,"AbstractTextCN":null,"PMCID":null,"EPubDate":"","PubModel":"","JCR":"","JCRName":"","Score":null,"Total":0}
引用次数: 0

Abstract

在日朝鮮人の批評家である徐京植は,民族的マイノリティとして差別を受ける苦 悩と,冷戦と独裁の下で兄二人が政治犯として投獄されている苦悩とを,西洋美術と いう「窓」を通して人間の普遍的な課題へと繋げることができた。これは徐のライフ ワークとなる人文紀行として知られている。他方で徐は,人種差別や植民地主義に抵 抗しながら,ディアスポラにある朝鮮人アイデンティティを肯定するために,ヨー ロッパでホロコーストを経験したユダヤ人の作家やイスラエルに故郷を奪われたパ レスチナ難民の作家の作品を早くから参照していた。このこともまた,在日朝鮮人の 時代経験が世界大の帝国主義の歴史の中に位置づけることが可能であり,普遍性を持 つということを示そうという試みであった。かつてはヨーロッパ世界が普遍性を僭 称し独占していたが,徐は東アジアの在日朝鮮人の経験をヨーロッパ文化史やユダヤ 人とパレスチナ人の文学という「窓」を通して再考することで,「新しい普遍」を創出し ようとしてきた。
徐均植谈犹太人与巴勒斯坦人:朝鲜侨民与对“新普遍性”的追求
旅日朝鲜人批评家徐京植描写了作为民族少数派受到歧视的苦恼,以及在冷战和独裁下,两个哥哥作为政治犯被关进监狱的苦恼。通过这扇“窗”,与人类的普遍课题联系在了一起。这是徐的人生事业的人文纪行。另一方面,徐抵抗种族歧视和殖民主义,为了肯定散居的朝鲜人身份,在耀罗帕经历大屠杀的犹太作家和以色列夺去了故乡。他很早就参考了莱斯蒂纳难民作家的作品。这也试图表明,在日朝鲜人的时代经验在世界大的帝国主义历史中可以占有一席之地,具有普遍性。过去欧洲世界僭称独占普遍性,徐藉欧洲文化史及犹太人与巴勒斯坦人文学之“窗”重新思考东亚旅日朝鲜人的经验,创造出“新的普遍性”想说。
本文章由计算机程序翻译,如有差异,请以英文原文为准。
求助全文
约1分钟内获得全文 求助全文
来源期刊
自引率
0.00%
发文量
0
×
引用
GB/T 7714-2015
复制
MLA
复制
APA
复制
导出至
BibTeX EndNote RefMan NoteFirst NoteExpress
×
提示
您的信息不完整,为了账户安全,请先补充。
现在去补充
×
提示
您因"违规操作"
具体请查看互助需知
我知道了
×
提示
确定
请完成安全验证×
copy
已复制链接
快去分享给好友吧!
我知道了
右上角分享
点击右上角分享
0
联系我们:info@booksci.cn Book学术提供免费学术资源搜索服务,方便国内外学者检索中英文文献。致力于提供最便捷和优质的服务体验。 Copyright © 2023 布克学术 All rights reserved.
京ICP备2023020795号-1
ghs 京公网安备 11010802042870号
Book学术文献互助
Book学术文献互助群
群 号:481959085
Book学术官方微信