マンモグラフィ撮影による臓器・組織の被ばく線量について

Tokiko Nakamura
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Abstract

マンモグラフィ撮影において,医師,診療放射線技師や看護師が被ばくに関する情報を把握していることは,被ばくについての不安がある受診者に対して適切に対応することができるため,大変有益だと考える。マンモグラフィ撮影における被ばく線量は約2mGy と非常に微量なため,受診者に被ばく線量について質問されたとき,「被ばく線量は少ないから大丈夫」と回答することは間違いではないと思う。しかし,説明をするためにはもう少し詳しく被ばく線量を理解していることが必要である。 マンモグラフィ検診の対象者には妊娠を意識している女性が多くなっている。そのため,マンモグラフィ撮影時の被ばく線量を把握し,特定の期間に受ける被ばく量によってのみ胎児への影響が生じることを覚えておく必要がある。 マンモグラフィ撮影時の各部位の被ばく線量の測定結果から,明確な情報を提供すると共に,胎児への影響はほぼないことが明らかとなった。しかし,被ばくという言葉は受診者にとって精神的に負担になることもある。診療放射線技師は,マンモグラフィ検診における被ばく線量を最小限に抑えるための技術と知識を持っている。受診者の安全を最優先に考え,被ばくに関する不安や疑問に真摯に対応し,適切な説明とサポートをすることが求められる。 この被ばく線量の測定結果を通じて,受診者への説明とのコミュニケーションに役立て,被ばくに対する理解を深めることが重要となる。
乳房x光片对器官和组织的辐射
在拍摄乳房x光片时,医生、诊疗放射线技师和护士掌握有关受辐射的信息,对于对受辐射感到不安的就诊者来说是非常有益的。由于乳房x光片拍摄的辐射剂量约为2mgy,是非常微量的,所以当被求诊者询问辐射剂量时,回答“辐射剂量很少,所以没问题”是正确的。但是,为了进行说明,需要更详细地理解辐射剂量。在x光检查对象中,有意怀孕的女性正在增加。因此,需要掌握拍摄乳腺x光片时的辐射剂量,记住只有在特定时间内受到的辐射剂量才会对胎儿产生影响。根据乳房x光摄影时各部位辐射剂量的测定结果,在提供明确信息的同时,表明对胎儿基本没有影响。但是,“辐射”这个词有时也会给就诊者造成精神上的负担。诊疗放射线技师拥有将乳腺x光检查中的辐射剂量控制在最小限度的技术和知识。要求最优先考虑就诊者的安全,认真对待有关辐射的不安和疑问,给予适当的说明和支持。通过该辐射剂量的测定结果,有助于向就诊者进行说明和沟通,加深对辐射的理解是很重要的。
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