Effectiveness of pouring ozonated water onto slice cutters to maintain the quality of fresh-cut vegetables

IF 0.1 4区 农林科学 Q4 FOOD SCIENCE & TECHNOLOGY
Yoshitaka Mizuno, Sonoko Nishimura, Shin-ichiro Kabashima, Masaru Nabeta, Fumiyo Hayakawa, Yasuhiro Inatsu
{"title":"Effectiveness of pouring ozonated water onto slice cutters to maintain the quality of fresh-cut vegetables","authors":"Yoshitaka Mizuno, Sonoko Nishimura, Shin-ichiro Kabashima, Masaru Nabeta, Fumiyo Hayakawa, Yasuhiro Inatsu","doi":"10.3136/nskkk.nskkk-d-23-00052","DOIUrl":null,"url":null,"abstract":"カット野菜の製造工程では喫食サイズにカットした野菜を次亜塩素酸ナトリウム水により殺菌することが多く,それが野菜の食味変化や褐変などの原因となることもある.一方,カット野菜の殺菌にはオゾン水も利用できる.本研究は,原体野菜のカットの際にスライサーに界面活性剤を含むオゾン水をかけ流す製造方法(以下,新製法)と,水を流しながら同様にカットし,その後,次亜塩素酸ナトリウム水溶液による浸漬処理を行う製造方法(以下,通常製法)の野菜の殺菌および品質に与える影響を比較した.菌数評価では,カットキャベツ,カットレタスおよびカット大根において,新製法区の一般細菌数および大腸菌群数は通常製法区と統計的に有意な差はみられなかった.成分分析では,カットキャベツおよびカット大根において,通常製法区のアスコルビン酸含有量が新製法区に比べ有意に低下していた.外観評価では,カットキャベツおよびカット大根において,通常製法区は変色しボリュームダウンしていたのに対して,新製法区では変色せずにボリューム感があった.官能評価では,カットキャベツにおいては通常製法区は甘味が弱くなり,カット大根においては通常製法区はシャキシャキ感と甘味が弱くなり,薬品臭,苦味および水っぽさが強くなったのに対して,新製法区では水洗いに近い食味であった.以上の結果より,新製法は通常製法と同等の菌数を示し,野菜本来の食味・外観を劣化させにくいことが判明した.さらに新製法は通常製法と比較すると浸漬処理工程を省略できることから,製造時間の短縮や使用水量の低減につながる技術として利用できるものと考えられる.","PeriodicalId":17277,"journal":{"name":"Journal of The Japanese Society for Food Science and Technology-nippon Shokuhin Kagaku Kogaku Kaishi","volume":"272 1","pages":"0"},"PeriodicalIF":0.1000,"publicationDate":"2023-01-01","publicationTypes":"Journal Article","fieldsOfStudy":null,"isOpenAccess":false,"openAccessPdf":"","citationCount":"0","resultStr":null,"platform":"Semanticscholar","paperid":null,"PeriodicalName":"Journal of The Japanese Society for Food Science and Technology-nippon Shokuhin Kagaku Kogaku Kaishi","FirstCategoryId":"1085","ListUrlMain":"https://doi.org/10.3136/nskkk.nskkk-d-23-00052","RegionNum":4,"RegionCategory":"农林科学","ArticlePicture":[],"TitleCN":null,"AbstractTextCN":null,"PMCID":null,"EPubDate":"","PubModel":"","JCR":"Q4","JCRName":"FOOD SCIENCE & TECHNOLOGY","Score":null,"Total":0}
引用次数: 0

Abstract

カット野菜の製造工程では喫食サイズにカットした野菜を次亜塩素酸ナトリウム水により殺菌することが多く,それが野菜の食味変化や褐変などの原因となることもある.一方,カット野菜の殺菌にはオゾン水も利用できる.本研究は,原体野菜のカットの際にスライサーに界面活性剤を含むオゾン水をかけ流す製造方法(以下,新製法)と,水を流しながら同様にカットし,その後,次亜塩素酸ナトリウム水溶液による浸漬処理を行う製造方法(以下,通常製法)の野菜の殺菌および品質に与える影響を比較した.菌数評価では,カットキャベツ,カットレタスおよびカット大根において,新製法区の一般細菌数および大腸菌群数は通常製法区と統計的に有意な差はみられなかった.成分分析では,カットキャベツおよびカット大根において,通常製法区のアスコルビン酸含有量が新製法区に比べ有意に低下していた.外観評価では,カットキャベツおよびカット大根において,通常製法区は変色しボリュームダウンしていたのに対して,新製法区では変色せずにボリューム感があった.官能評価では,カットキャベツにおいては通常製法区は甘味が弱くなり,カット大根においては通常製法区はシャキシャキ感と甘味が弱くなり,薬品臭,苦味および水っぽさが強くなったのに対して,新製法区では水洗いに近い食味であった.以上の結果より,新製法は通常製法と同等の菌数を示し,野菜本来の食味・外観を劣化させにくいことが判明した.さらに新製法は通常製法と比較すると浸漬処理工程を省略できることから,製造時間の短縮や使用水量の低減につながる技術として利用できるものと考えられる.
将臭氧水倒在切片机上,以保持新鲜切菜的品质
在切菜的制造工序中,经常用次氯酸钠水对切成可食用大小的蔬菜进行杀菌,这是蔬菜的食味发生变化和褐变的原因。另一方面,臭氧水也可用于已切蔬菜的杀菌。本研究包括:在切割原体蔬菜时,在切片机中倒入含有表面活性剂的臭氧水的制造方法(以下称为新制法);比较了使用次氯酸钠水溶液进行浸泡处理的制造方法(以下为普通制法)对蔬菜杀菌和品质的影响。菌数评价中,在切卷心菜、切生菜和切萝卜中,新制法区的一般细菌数和大肠菌群数与通常制法区的统计上没有显著差异。成分分析显示,在切卷心菜和切萝卜中,普通制法区的抗坏血酸含量比新制法区的显著降低。在外观评价中,切片卷心菜和切片萝卜在普通制法区变色且体积下降,而在新制法区没有变色且有体积感。官能评价中,切卷心菜的通常制法区甜味变弱,切萝卜的通常制法区脆感和甜味变弱,药品味、苦味和水气变强。在新制法区是接近水洗的食味。根据以上结果,新制法显示出与普通制法相同的菌数,不易使蔬菜原有的食味和外观变质。此外,与普通制法相比,新制法可省略浸泡处理工序,因此可作为缩短生产时间、降低用水量的技术加以利用。
本文章由计算机程序翻译,如有差异,请以英文原文为准。
求助全文
约1分钟内获得全文 求助全文
来源期刊
CiteScore
0.30
自引率
0.00%
发文量
51
审稿时长
18-36 weeks
期刊介绍: Information not localized
×
引用
GB/T 7714-2015
复制
MLA
复制
APA
复制
导出至
BibTeX EndNote RefMan NoteFirst NoteExpress
×
提示
您的信息不完整,为了账户安全,请先补充。
现在去补充
×
提示
您因"违规操作"
具体请查看互助需知
我知道了
×
提示
确定
请完成安全验证×
copy
已复制链接
快去分享给好友吧!
我知道了
右上角分享
点击右上角分享
0
联系我们:info@booksci.cn Book学术提供免费学术资源搜索服务,方便国内外学者检索中英文文献。致力于提供最便捷和优质的服务体验。 Copyright © 2023 布克学术 All rights reserved.
京ICP备2023020795号-1
ghs 京公网安备 11010802042870号
Book学术文献互助
Book学术文献互助群
群 号:481959085
Book学术官方微信