腹部大動脈瘤に対してのERAS プロトコル15年施行から得られた成果は?

渉 立石, 隆司 早田, 篤史 大井, 康信 小西, 知伸 阿部
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Abstract

我々は2008 年よりERAS プログラムを腹部大動脈瘤開腹手術に対しての運用を行ってきた。外科代謝栄養学会より提 唱されたESSENSE の考えを組みこみ、患者満足度が得られる管理を念頭におきrevised を繰り返した結果、現在の ERAS 管理が完成したと考えている。まず早期結果としての早期離床・早期食事開始・早期退院の結果はConventional な症例と比べ有意に達成している。管理に対してのスタッフの理解、患者に対する、入院後の管理に対してのインフォー ムドコンセントを十分におこなう事で、治療に関わる全ての人のERAS に対する理解が当初より深まったことから、ほ ぼ同じような経過で管理することができておりEducation の観点では完成しつつある。患者の術後回復意欲を促進する 面で、􄻏痛コントロールと嘔気予防の検討は、極めて重要であると考えている。いずれも、術後の患者の不快に感じる 自覚症状であり、回避が回復に直結する。􄻏痛回避の投薬・動き方・説明などについては現在も検討中である。嘔気予 防はオンダンセトロンの使用が始まりさらなる改善が望まれる。最近は遠隔期の評価項目として、筋肉量減少の指標と なるpsoas muscle mass index(PMI)についても検討を続けている。現状の課題はPrehabilitation である。海外の報告 では術後の異化亢進やfraility が術後のアウトカムに悪い影響を及ぼすことから、タンパク負荷とフィジカルトレーニ ングを組み合わせる管理が行われているが、我々はマンパワーの問題から行えていない。今回は15 年における我々の ERAS の変遷と結果、現時点での問題点を提示する。
ERAS协议对腹主动脉瘤的15年实施取得了什么成果?
我们从2008年开始将ERAS项目应用于腹主动脉瘤开腹手术。我认为,将外科代谢营养学会倡导的ESSENSE的思想融入其中,以获得患者满意度为目标,反复进行revised的结果,完成了现在的ERAS管理。首先,与Conventional病例相比,早离床、早开始进食、早出院的结果具有显著性。工作人员对管理的理解,对患者的住院后管理进行充分的知情同意,使所有与治疗相关的人对ERAS的理解比最初更加深刻。以同样的过程管理,从Education的角度来看正在完成。患者手术后恢复欲望方面,促进􄻏疼痛控制和预防恶心的研究是极其重要的想法。这些都是术后患者感到不舒服的自觉症状,回避与恢复直接相关。回避􄻏痛的用药、动作方式、说明等问题目前也正在研究中。想气预防开始使用ondancetron希望进一步改善。最近,作为远程期的评价项目,对作为肌肉量减少指标的psoas muscle mass index (PMI)也在进行研究。现状的课题是Prehabilitation。国外报告指出,术后的异化亢进和fraility会对术后的outcome产生不良影响,因此对蛋白质负荷和体能训练虽然进行着组合管理,但是我们因为人力的问题没有进行。本次介绍了2015年我国ERAS的变迁和结果,以及目前存在的问题。
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