75歳以上の胃切除術後患者における術後入院中の摂取エネルギー量低下と長期的な体重減少の関連

Geka to taisha, eiyō Pub Date : 2023-08-15 DOI:10.11638/jssmn.57.4_118

Daiki Tabe, Isao Miyajima, Akira Tsukada

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Abstract

【背景】胃切除術後の体重減少は重要な課題であり栄養量の確保が必要であるが, 高齢患者が増加している. そこで75歳以上の胃切除術後患者において術後入院中の摂取エネルギー量と長期的な体重減少の関連を検討した. 【方法】胃がんに対して胃切除を行った88名を75歳未満と75歳以上の患者で比較した. その後75歳以上の46名を平均摂取エネルギー量が基礎代謝量の50％以上を確保群, 50％未満を不足群に分け, 術後6カ月の時点までの体重変化率を比較した. 【結果】確保群において, 術後3・6カ月の時点の体重変化率が抑えられ, 術後の補助化学療法を施行していた患者が少なかった. 重回帰分析を行ったところ, 術後3カ月の時点の体重変化は (Basal Energy Expenditure : BEE) に対する充足率, 術後6カ月の時点の体重減少は術後補助化学療法の有無がそれぞれの予測因子となった. 【結語】75歳以上の胃切除術後患者では基礎代謝量に対する術後入院中の摂取エネルギー量の充足率が術後3カ月の時点での体重変化を予測しうる.

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75岁以上的胃切除术患者，在术后住院期间摄入能量降低与长期体重减轻的关系

【背景】胃切除术后体重减轻是一个重要课题，需要保证营养，我们研究了75岁以上胃切除术患者在住院期间摄入的能量与长期体重减轻之间的关系。方法:将接受胃切除治疗的88名胃癌患者以未满75岁和75岁以上的患者进行比较。然后将46名75岁以上的患者分为平均摄取能量占基础代谢量50%以上的为确保组，不足50%的为不足组。对术后6个月为止的体重变化率进行了比较。【结果】在确保组中，术后3·6个月时的体重变化率得到控制，术后实施辅助化疗的患者较少。通过多元回归分析，患者术后3个月的体重变化为(Basal Energy Expenditure:BEE)的满足率，术后6个月体重减轻的预测因素是术后是否接受辅助化疗。【结束语】75岁以上的胃切除术后患者，根据术后住院期间摄取能量相对于基础代谢量的满足率，可以预测术后3个月的体重变化。

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