Studies of Cooking-rate Equations based on Water-soaking-shell Models

K. Kubota, Kan-ich Suzuki, H. Hosaka, K. Hironaka, Masatoshi Aki
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Abstract

大量連続の炊飯装置など各種食品のクッキング装置を設計し,制御化などを行なっていくためには,クッキング速度式を設定し,それに含まれている速度パラメータを求めていくことが必要である。 一般に食品のクッキング現象は複雑で,厳密な意味でのクッキング速度式を得ることは困難である。しかし,例えば炊飯などのように,クッキング現象を殻状吸水現象などによって近似的に置きかえができるような場合には,概括的にはなるがクッキング速度式を設定することが可能である。 本研究は,当面する炊飯装置設計などに対応するために,殻状吸水モデルに基づいたクッキング速度式を設定する研究を行ない,米飯などの実験データを例として,シミュレーションを行なった結果を示した。 (1) クッキング速度が,水の吸水殻状部拡散律速と水と固体食品との反応律速とによって支配されるものと考えて,クッキング速度式を球,長い円柱および薄い平板形について設定した。 (2) クッキング速度式に含まれる速度パラメータを求めるための非線形最小二乗法を使用した電子計算機プログラムを作成した。また,この計算のパラメータ初期値を求めるために,何れか一つの律速を仮定して,速度パラメータを陽関数的に求める積分式を誘導した。 (3) 米,うどんおよびきしめんを,近似的に殻状吸水モデルが適用できる球,長い円柱および薄い平板形の食品例として考えて,速度パラメータの算出例を示した。理論的により意味のある速度パラメータを得て検討していくためには,未吸水核の消失現象を仔細に研究する実験などを行なっていくことが必要である。 本研究で示したクッキング速度式は,吸水殻と未吸水核が現われる食品に適用できる。速度パラメータの意味が究明されない限り半理論式的なものであるが,当面する各種のクッキング装置の設計などに対しては簡単な取り扱いをしており有用なものである。
基于水浸壳模型的蒸煮速率方程研究
为了设计大量连续煮饭装置等各种食品的烹饪装置并实现控制等,必须设定烹饪速度式,并计算其中包含的速度参数。一般来说,食品的烹饪现象很复杂,很难得到严格意义上的烹饪速度公式。但是,例如在煮饭等情况下,可以通过壳状吸水现象等近似地替换烹饪现象时,一般来说可以设定烹饪速度式。本研究为了应对当前的煮饭装置设计等,进行了基于壳状吸水模型设定烹饪速度式的研究,以米饭等实验数据为例,展示了模拟实验的结果。考虑到烹饪速度是由水的吸水壳状部扩散律速和水与固体食品的反应律速来支配的,所以针对球、长圆柱以及薄平板形设定了烹饪速度式。(2)为了求出包含在烹饪速度公式中的速度参数,制作了使用非线性最小二乘法的电子计算机程序。另外,为了求出该计算的参数初始值,假设任意一个律速,诱导出以阳函数方式求出速度参数的积分式。(3)将大米、乌冬面以及面作为壳状吸水模型可以近似适用的球、长圆柱以及薄平板形食品的例子来考虑,并展示了速度参数的计算例子。为了得到并研究理论上更有意义的速度参数,有必要进行仔细研究未吸水核消失现象的实验等。本研究中展示的烹饪速度式适用于出现吸水壳和未吸水核的食品。在没有查明速度参数的意义之前,它是半理论式的,但对当前的各种烹饪装置的设计等进行了简单的处理,是很有用的。
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