Studies of Drying-rate Equations based on Drying-shell Models

K. Kubota, Kan-ich Suzuki, H. Hosaka, Reiko Hirota, Kiyoshi Ihara
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Abstract

食品の乾燥は,貯蔵とか輸送を容易にすることから,食糧問題を考えていく場合に重要になる単位操作の一つである。各種の乾燥装置を設計し,制御化などを行なっていくためには,乾燥速度式を設定し,それに含まれる速度パラメータを求めていくことが必要である。 一般に食品において,乾燥特性曲線を描いた場合,恒率および減率期間が明確でないが,この原因として食品に特有の表面収縮現象などが考えられる。また,食品は多種にわたる高分子成分によって構成されていて化学的,物理的な性質が単純でなかったり,細胞構造を有しているものが多いことなどからも,水分移動機構などが複雑である。これらの食品に特有な現象を一つずつ究明しながら乾燥速度式を設定していくべきであるが,再現性のよい実験データを得るのが困難であることなどにより容易でない。 本研究は,当面する乾燥装置設計などに対応するために,簡単な乾燥モデルに基づいて半理論的なものでよいから乾燥速度式を設定して,実験データによるシミュレーションを行なっていくことを目的として,つぎに示す3段階で研究を行なった。 (1) 乾燥速度の大きい条件下で適用できると考えられる殻状乾燥モデルを球,長い円柱および薄い平板形について考え,乾燥速度式の設定をした。 (2) 乾燥の進行に伴ってガス境膜拡散律速などから乾燥殻状部拡散律速などに移行していくと考えられる。各形種の乾燥速度式において,何れか一つの律速を仮定して,近似的に乾燥速度パラメータを簡単に求めるための積分式を表面収縮も考慮して誘導した。 (3) 全乾燥期聞に適用できる乾燥速度式を得るためには,二つ以上の乾燥速度パラメータを同時に計算していく必要があるが,そのための非線形最小二乗法を使用した電子計算機プログラムを作成した。この計算の乾燥速度パラメータの初期値として(2)で得られる値を使用することができる。 本研究成果は,乾燥機構が複雑な食品などの乾燥速度式を実験データよりシミュレーションによって得る場合に有用である。
基于干燥壳模型的干燥速率方程研究
食品的干燥,因为容易储藏和运输,在考虑粮食问题的情况下成为重要的单位操作之一。为了设计各种干燥装置并实现控制等,必须设定干燥速度式,并求出其中包含的速度参数。一般来说,在食品中画干燥特性曲线时,恒率及减率期间不明确,其原因可能是食品特有的表面收缩现象等。另外,由于食品是由多种高分子成分构成的,其化学、物理性质并不简单,而且很多食品都具有细胞结构,因此水分转移机制等非常复杂。应该逐一查明这些食品的特有现象并设定干燥速度公式,但由于很难获得再现性好的实验数据等原因,并不容易实现。本研究的目的是,为了应对当前的干燥装置设计等,根据简单的干燥模型,设定半理论性的干燥速度式,根据实验数据进行模拟。研究分以下三个阶段进行。(1)考虑了球型、长圆柱型以及薄平板型可适用于干燥速度较大条件下的壳状干燥模型,并设定了干燥速度式。(2)随着干燥的进行,从气体边界膜扩散律速等逐渐向干燥壳状部扩散律速等转移。在各形状的干燥速度式中,假设任意一个律速,诱导出了为了近似地简单求出干燥速度参数的积分式,同时还考虑了表面收缩。(3)为了得到适用于全干燥期闻的干燥速度公式,必须同时计算两个以上的干燥速度参数,为此制作了使用非线性最小二乘法的电子计算机程序。可以使用在(2)处得到的值作为该计算的干燥速度参数的初始值。本研究成果在通过模拟而非实验数据获得干燥机构复杂的食品等干燥速度公式时非常有用。
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