{"title":"Nitrogenous environmental load in tea fields and fertilizer application technology for the reduction of the environmental load","authors":"Kunihiko Nonada","doi":"10.5979/CHA.2005.100_29","DOIUrl":null,"url":null,"abstract":"2.1硝 酸性窒素及 び亜硝酸性窒素 による 水質汚染 水道水質基準 としての硝酸性窒素及び亜硝 酸性窒素については従来より10mg/Lと 定めら れている。硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素によ る健康影響 としては,メ トヘモグロビン血症 が知 られている。硝酸性窒素 は本来,毒 性が ないが,人 の消化器系において条件がそろう と一部が亜硝酸性窒素に還元 され,毒 性を持 つようになる。メ トヘモグロビン血症は,多 量の亜硝酸性窒素 を体内に吸収 した場合に起 こるものであり,チ アノーゼ症状の原因 とな る。生後間もない乳児が影響を受 けやす く, 地下水への依存度の高い欧米では障害発生や 死亡例が報告されている。わが国においても 1996年,メ トヘモグロビン血症の事例が報告 された。 また,硝 酸塩が体内にはいると,発 ガン性が疑われているニ トロソアミンを生成 す ることも報告されている。 硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素は1993年 に水 質汚濁防止に係 る要監視項 目とな り,1998年 には人の健康の保護 に関す る環境基準に追加 された。公共用水や地下水中に含まれる硝酸 性窒素及び亜硝酸性窒素は10mg/L以 下 に維 持されることが望ましいという内容であり, 行政上の政策目標である。一方,2000年 に策 定 された 「食料 ・農業 ・農村基本計画」にお いても,環 境 と調和の とれた農業生産の確保 の観点が一つの柱 とされている。 公共用水域及び地下水における硝酸性窒素 及び亜硝酸性窒素の主な汚染原因としては, 工場等か らの排水,一 般家庭からの生活排水, 農用地への施肥,家 畜排せつ物が挙 げられる。 硝酸性窒素の環境基準が設定された ことを受","PeriodicalId":201655,"journal":{"name":"Chagyo Kenkyu Hokoku (Tea Research Journal)","volume":"1 1","pages":"0"},"PeriodicalIF":0.0000,"publicationDate":"2005-12-31","publicationTypes":"Journal Article","fieldsOfStudy":null,"isOpenAccess":false,"openAccessPdf":"","citationCount":"2","resultStr":null,"platform":"Semanticscholar","paperid":null,"PeriodicalName":"Chagyo Kenkyu Hokoku (Tea Research Journal)","FirstCategoryId":"1085","ListUrlMain":"https://doi.org/10.5979/CHA.2005.100_29","RegionNum":0,"RegionCategory":null,"ArticlePicture":[],"TitleCN":null,"AbstractTextCN":null,"PMCID":null,"EPubDate":"","PubModel":"","JCR":"","JCRName":"","Score":null,"Total":0}
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