{"title":"Nano-scopic Fibrillated Product from Lignocellulose and Its Enzymatic Saccharification and Nanocomposite Application","authors":"Seung‐Hwan Lee, S. Iwamoto, T. Endo","doi":"10.2324/GOMU.86.46","DOIUrl":null,"url":null,"abstract":"セルロースナノ繊維は,長い繊維長を持ち軸比が大きい セルロースミクロフィブリルと硫酸加水分解等で得られる 軸比が小さい高結晶性セルロースナノクリスタルと大きく 二つに分けることができる.セルロースナノ繊維の弾性率 は130-150 GPaと言われており,リグノセルロースから どう効率よく取り出し,高分子材料に分散させ複合材料化 するかについて活発な研究活動がなされている.これまで 精製したパルプ,即ちヘミセルロースやリグニン成分を除 去したセルロース原料を用いたナノ繊維の調製方法や複合 材料への応用研究については多く研究が行われている.し かし,木材そのものすべてを機械的にナノスケールまで解 繊し,高分子と複合する研究例は乏しい.特に解繊物にヘ ミセルロースおよびリグニンを含むことで高分子への分散 性や界面においての接着性を含む分子間相互作用などに及 ぼす影響を考慮しないといけない. 特に,ナノフィラー 強化ナノコンポジットにおいては,ナノフィラーの分散性 をどう向上させるかが最重要命題となっている. セルロースナノ繊維を得るためには水系で機械的に解繊 処理する必要がある.そのため得られた解繊物は,大量の 水を含んでいる.この解繊物をオレフィン樹脂等に分散さ せるためには,当然,水を除去する必要がある.しかしな がら,一般的な乾燥方法ではセルロースナノ繊維は強度に 凝集してしまう.そこで我々は,ナノ繊維同士の凝集抑制 を目的として,種々のアニオン性界面活性剤の添加効果に","PeriodicalId":405949,"journal":{"name":"Journal of the Society of Rubber Industry,Japan","volume":"283 1","pages":"0"},"PeriodicalIF":0.0000,"publicationDate":"2013-02-15","publicationTypes":"Journal Article","fieldsOfStudy":null,"isOpenAccess":false,"openAccessPdf":"","citationCount":"0","resultStr":null,"platform":"Semanticscholar","paperid":null,"PeriodicalName":"Journal of the Society of Rubber Industry,Japan","FirstCategoryId":"1085","ListUrlMain":"https://doi.org/10.2324/GOMU.86.46","RegionNum":0,"RegionCategory":null,"ArticlePicture":[],"TitleCN":null,"AbstractTextCN":null,"PMCID":null,"EPubDate":"","PubModel":"","JCR":"","JCRName":"","Score":null,"Total":0}