{"title":"Design of Mechanochromic Elastomers Based on Dynamic Covalent Chemistry","authors":"Otsuka Hideyuki","doi":"10.2324/GOMU.90.195","DOIUrl":null,"url":null,"abstract":"力学的な刺激(圧縮,延伸,せん断,曲げ,衝撃,摩擦 など)によって物質の色や発光特性といった光物性が変化 する現象は「メカノクロミズム」と呼ばれており,安全・ 安心な社会の実現に向けて,材料の応力検知,破壊機構の 解明,危険予知,延いては寿命予測にも繋がる重要な現象 として注目を集めている.メカノクロミズムは,熱による サーモクロミズム,光によるフォトクロミズム,電気によ るエレクトロクロミズムなどと同様に,外部刺激によって 物質の光物性が変化する魅力的な現象である.メカノクロ ミズムを示す材料は「メカノクロミック材料」と呼ばれ, 近年,精力的に研究が行われている.高分子材料に焦点を 絞ると,メカノクロミック高分子材料の設計にはいくつか のアプローチが知られている.本稿では,力学的な刺激に より変形するエラストマーを中心にメカノクロミック高分 子材料へのアプローチの分類と特徴について紹介する.特 に筆者のグループで精力的に展開している平衡系の共有結 合を基盤とする高分子反応を利用したメカノクロミックエ ラストマーの設計について詳しく解説する.","PeriodicalId":405949,"journal":{"name":"Journal of the Society of Rubber Industry,Japan","volume":"147 1","pages":"0"},"PeriodicalIF":0.0000,"publicationDate":"1900-01-01","publicationTypes":"Journal Article","fieldsOfStudy":null,"isOpenAccess":false,"openAccessPdf":"","citationCount":"0","resultStr":null,"platform":"Semanticscholar","paperid":null,"PeriodicalName":"Journal of the Society of Rubber Industry,Japan","FirstCategoryId":"1085","ListUrlMain":"https://doi.org/10.2324/GOMU.90.195","RegionNum":0,"RegionCategory":null,"ArticlePicture":[],"TitleCN":null,"AbstractTextCN":null,"PMCID":null,"EPubDate":"","PubModel":"","JCR":"","JCRName":"","Score":null,"Total":0}