H. Ono
{"title":"Structure and Features of Cellulose Nanofiber Nonwoven Fabrics Sheet (CNF sheet)","authors":"H. Ono","doi":"10.2324/GOMU.86.51","DOIUrl":null,"url":null,"abstract":"セルロースナノファイバーはパルプ等,汎用の天然原料か ら比較的容易に製造できることから,近年,セルロースナノ ファイバーを利用した応用開発が盛んに行われている. その方向性はおよそ3つのカテゴリーに分類される.1つ はこれらをフィラー材として繊維補強型プラスチック (FRPまたはFRTP)に使用する技術,次に構造材として シート化する技術,3つ目は水系組成物の機能性の分散体 (添加剤やゲル基材)として活用する技術である.筆者ら はこれらのうちシート化の技術を追求してきた. 本稿では,筆者らが開発したセルロースナノファイバー 不織布シート(Cellulose Nanofiber Nonwoven Fabrics Sheet;以下CNFシート)について紹介する.CNFシー トはナノファイバーからなる高空孔率(多孔質)のシート 材料である.Figure 1に,3種の繊維径の異なるCNFシー トのラインナップ,すなわち平均繊維径で400 nm,100 nmおよび30 nmの繊維からなるCNFシート(以降それぞ れ,400 nm-CNFシート,100 nm-CNFシート,30 nmCNFシートと記載する)の表面のSEM画像を示した. 一方で,ナノファイバーのシート化技術としては,エレ クトロスピニング法による報告が圧倒的に多い.この方 法の利点は,広範囲のポリマー種に適用できる点,特別な 製膜技術を必要としない点などである.一方で,生産性に 難があるという短所がある.したがって多くの場合に,強","PeriodicalId":405949,"journal":{"name":"Journal of the Society of Rubber Industry,Japan","volume":"8 1","pages":"0"},"PeriodicalIF":0.0000,"publicationDate":"2013-02-15","publicationTypes":"Journal Article","fieldsOfStudy":null,"isOpenAccess":false,"openAccessPdf":"","citationCount":"1","resultStr":null,"platform":"Semanticscholar","paperid":null,"PeriodicalName":"Journal of the Society of Rubber Industry,Japan","FirstCategoryId":"1085","ListUrlMain":"https://doi.org/10.2324/GOMU.86.51","RegionNum":0,"RegionCategory":null,"ArticlePicture":[],"TitleCN":null,"AbstractTextCN":null,"PMCID":null,"EPubDate":"","PubModel":"","JCR":"","JCRName":"","Score":null,"Total":0}
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