Kyoya Fujii, H. Takebe
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Evaluation of Heterogenous Oxidation Reaction of Copper Concentrate/ Silica Sand Mixture by Dropping Method
63 http://doi.org/10.2473/journalofmmij.137.63 1.緒 言 2000 年以降から続く,世界的な銅精鉱低品化 1) の流れの中で, 日本における持続可能な銅製錬プロセスの構築が求められてい る。フラッシュスメルティングによる自熔炉の精鉱バーナーでの 銅精鉱/珪石の酸化反応においては,銅精鉱処理量を維持した上 で,マグネタイト ( 以下 Mag2 と略記する ) 固相の生成に伴う機 械的銅スラグロス (Cu–Fe–S マット粒子 ) の発生 3) を最小限に抑 制することが重要な課題である。このため銅精鉱低品位化の主要 因である FeS2 ( パイライト,Py 2) と略記する ) や Al2O3 などガン グ成分が銅精鉱酸化反応に及ぼす影響を理解すること 3, 4 ) が必要 となっている。 カルコパイライト (CuFeS2,以下 Cp 2) と略記する ) を主相とす る銅精鉱の酸化反応においては,Cp の Fe 成分の一部が O2 ガス により酸化し,続いて,微視的レベルで近接する SiO2 との反応 により FeO–SiO2 系スラグ融体を形成する 2, 5-7) 。Mag 生成を最 小限に抑制し,かつ低品位銅精鉱の高い処理能力を有する銅製 錬プロセスを達成するための基礎として,高速 (<1s) で起こる銅 精鉱酸化反応の可視化とその場観察が注目される。我々の前報 8 )