{"title":"弱焦煤的蒸汽活化","authors":"Hiroshi Kitagawa","doi":"10.1246/NIKKASHI1898.74.7_1383","DOIUrl":null,"url":null,"abstract":"水処理用活性炭の製造を目的として, 赤平炭を直径1mm以下に造球し, 種々の条件で炭化, 水蒸気賦活を行なった。賦活温度 800℃ では, 比表面積は反応率とともに直線的に増加した。これは反応速度が小さく, 水蒸気がミクロ孔の中まで拡散してミクロ孔をより発達させるためと考えられる。賦活温度 850, 900℃ では, 賦活がある程度すすむと, 比表面積は増加しなくなった。高温では反応速度が大きいので, 水蒸気がミクロ孔の中まで十分拡散せず, ミクロ孔の表面近傍のみを侵触するため, ついにはミクロ孔が拡大し, 比表面積が増加しなくなると考えられる。チャーを塩酸洗浄したあとで水蒸気賦活すると, 比表画積の大ぎな活性炭ができた。これは塩酸洗浄によって, 水性ガス反応に対して触媒性をもつといわれている成分, Fe203, CaO などが除去され, 反応性が悪くなり, 均一に賦活されるためと考えられる。活性炭のマクロ孔は炭化温度の低いものほどよく発達する傾向がみられた。","PeriodicalId":22880,"journal":{"name":"The Journal of the Society of Chemical Industry, Japan","volume":"1 1","pages":"1383-1386"},"PeriodicalIF":0.0000,"publicationDate":"1971-01-01","publicationTypes":"Journal Article","fieldsOfStudy":null,"isOpenAccess":false,"openAccessPdf":"","citationCount":"0","resultStr":"{\"title\":\"Steam Activation of Weakly Coking Coal\",\"authors\":\"Hiroshi Kitagawa\",\"doi\":\"10.1246/NIKKASHI1898.74.7_1383\",\"DOIUrl\":null,\"url\":null,\"abstract\":\"水処理用活性炭の製造を目的として, 赤平炭を直径1mm以下に造球し, 種々の条件で炭化, 水蒸気賦活を行なった。賦活温度 800℃ では, 比表面積は反応率とともに直線的に増加した。これは反応速度が小さく, 水蒸気がミクロ孔の中まで拡散してミクロ孔をより発達させるためと考えられる。賦活温度 850, 900℃ では, 賦活がある程度すすむと, 比表面積は増加しなくなった。高温では反応速度が大きいので, 水蒸気がミクロ孔の中まで十分拡散せず, ミクロ孔の表面近傍のみを侵触するため, ついにはミクロ孔が拡大し, 比表面積が増加しなくなると考えられる。チャーを塩酸洗浄したあとで水蒸気賦活すると, 比表画積の大ぎな活性炭ができた。これは塩酸洗浄によって, 水性ガス反応に対して触媒性をもつといわれている成分, Fe203, CaO などが除去され, 反応性が悪くなり, 均一に賦活されるためと考えられる。活性炭のマクロ孔は炭化温度の低いものほどよく発達する傾向がみられた。\",\"PeriodicalId\":22880,\"journal\":{\"name\":\"The Journal of the Society of Chemical Industry, Japan\",\"volume\":\"1 1\",\"pages\":\"1383-1386\"},\"PeriodicalIF\":0.0000,\"publicationDate\":\"1971-01-01\",\"publicationTypes\":\"Journal Article\",\"fieldsOfStudy\":null,\"isOpenAccess\":false,\"openAccessPdf\":\"\",\"citationCount\":\"0\",\"resultStr\":null,\"platform\":\"Semanticscholar\",\"paperid\":null,\"PeriodicalName\":\"The Journal of the Society of Chemical Industry, Japan\",\"FirstCategoryId\":\"1085\",\"ListUrlMain\":\"https://doi.org/10.1246/NIKKASHI1898.74.7_1383\",\"RegionNum\":0,\"RegionCategory\":null,\"ArticlePicture\":[],\"TitleCN\":null,\"AbstractTextCN\":null,\"PMCID\":null,\"EPubDate\":\"\",\"PubModel\":\"\",\"JCR\":\"\",\"JCRName\":\"\",\"Score\":null,\"Total\":0}","platform":"Semanticscholar","paperid":null,"PeriodicalName":"The Journal of the Society of Chemical Industry, Japan","FirstCategoryId":"1085","ListUrlMain":"https://doi.org/10.1246/NIKKASHI1898.74.7_1383","RegionNum":0,"RegionCategory":null,"ArticlePicture":[],"TitleCN":null,"AbstractTextCN":null,"PMCID":null,"EPubDate":"","PubModel":"","JCR":"","JCRName":"","Score":null,"Total":0}