Sumiko Nakamura, Keitarou Suzuki, K. Haraguchi, K. Yoza, T. Okunishi, Takaaki Matsui, Kazuhiko Ishizaki, Youichi Yoshii, K. Ohtsubo
{"title":"以18个典型糯稻品种籽粒为样本,采用PCR方法对国内糯稻品种进行鉴定,并开发糯稻加工食品中不同籽粒掺入检测技术","authors":"Sumiko Nakamura, Keitarou Suzuki, K. Haraguchi, K. Yoza, T. Okunishi, Takaaki Matsui, Kazuhiko Ishizaki, Youichi Yoshii, K. Ohtsubo","doi":"10.1271/NOGEIKAGAKU1924.78.984","DOIUrl":null,"url":null,"abstract":"糯加工品において,ワキシーコーンなどの異種穀類を検出する技術の開発が,食品表示への信頼の向上と,品質の向上に必要と考えられ,異種穀類(トウモロコシ,大麦)検出のためのプライマーの開発を行いPCR法でこれらの穀類の検出を可能とした.また糯加工品であるあられは,餅の製造工程に,「焼き」の工程が入りDNA抽出が困難とされていたが,酵素法を改良することにより純度の高いDNAが得られ, PCR法によって原料米および異種穀類の検出が可能になった.また作付け上位18品種の糯米の品種判別をPCR法によって確立した. (1) 米・トウモロコシ・大麦のGBSS遺伝子の相違部分でプライマーを設計することにより, PCR法によって糯加工品中の異種穀類の混入検出が可能になった. (2) トウモロコシ・大麦に特有の貯蔵タンパク質に着目し,その遺伝子の塩基配列に特有のプライマーを設計することにより, PCR法による糯加工品の異種穀類検出が可能になった. (3) 改良した酵素法により糯米加工品のあられから純度の高いDNAが抽出・精製され, PCR法による異種穀類の混入検出が可能になった. (4) 新たに開発したSTS化プライマーと, STS化プライマーによるマルチプレックスPCRにより,国内産糯米18品種の品種判別技術が確立された.","PeriodicalId":9443,"journal":{"name":"Bulletin of the Agricultural Chemical Society of Japan","volume":"56 1","pages":"984-993"},"PeriodicalIF":0.0000,"publicationDate":"2004-01-01","publicationTypes":"Journal Article","fieldsOfStudy":null,"isOpenAccess":false,"openAccessPdf":"","citationCount":"6","resultStr":"{\"title\":\"Identification of domestic glutinous rice cultivars by the PCR method using grains of 18 typical glutinous rice cultivars as sample and development of technology for detection of different kind grain incorporation in glutinous rice processed foodstuffs\",\"authors\":\"Sumiko Nakamura, Keitarou Suzuki, K. Haraguchi, K. Yoza, T. Okunishi, Takaaki Matsui, Kazuhiko Ishizaki, Youichi Yoshii, K. Ohtsubo\",\"doi\":\"10.1271/NOGEIKAGAKU1924.78.984\",\"DOIUrl\":null,\"url\":null,\"abstract\":\"糯加工品において,ワキシーコーンなどの異種穀類を検出する技術の開発が,食品表示への信頼の向上と,品質の向上に必要と考えられ,異種穀類(トウモロコシ,大麦)検出のためのプライマーの開発を行いPCR法でこれらの穀類の検出を可能とした.また糯加工品であるあられは,餅の製造工程に,「焼き」の工程が入りDNA抽出が困難とされていたが,酵素法を改良することにより純度の高いDNAが得られ, PCR法によって原料米および異種穀類の検出が可能になった.また作付け上位18品種の糯米の品種判別をPCR法によって確立した. (1) 米・トウモロコシ・大麦のGBSS遺伝子の相違部分でプライマーを設計することにより, PCR法によって糯加工品中の異種穀類の混入検出が可能になった. (2) トウモロコシ・大麦に特有の貯蔵タンパク質に着目し,その遺伝子の塩基配列に特有のプライマーを設計することにより, PCR法による糯加工品の異種穀類検出が可能になった. (3) 改良した酵素法により糯米加工品のあられから純度の高いDNAが抽出・精製され, PCR法による異種穀類の混入検出が可能になった. (4) 新たに開発したSTS化プライマーと, STS化プライマーによるマルチプレックスPCRにより,国内産糯米18品種の品種判別技術が確立された.\",\"PeriodicalId\":9443,\"journal\":{\"name\":\"Bulletin of the Agricultural Chemical Society of Japan\",\"volume\":\"56 1\",\"pages\":\"984-993\"},\"PeriodicalIF\":0.0000,\"publicationDate\":\"2004-01-01\",\"publicationTypes\":\"Journal Article\",\"fieldsOfStudy\":null,\"isOpenAccess\":false,\"openAccessPdf\":\"\",\"citationCount\":\"6\",\"resultStr\":null,\"platform\":\"Semanticscholar\",\"paperid\":null,\"PeriodicalName\":\"Bulletin of the Agricultural Chemical Society of Japan\",\"FirstCategoryId\":\"1085\",\"ListUrlMain\":\"https://doi.org/10.1271/NOGEIKAGAKU1924.78.984\",\"RegionNum\":0,\"RegionCategory\":null,\"ArticlePicture\":[],\"TitleCN\":null,\"AbstractTextCN\":null,\"PMCID\":null,\"EPubDate\":\"\",\"PubModel\":\"\",\"JCR\":\"\",\"JCRName\":\"\",\"Score\":null,\"Total\":0}","platform":"Semanticscholar","paperid":null,"PeriodicalName":"Bulletin of the Agricultural Chemical Society of Japan","FirstCategoryId":"1085","ListUrlMain":"https://doi.org/10.1271/NOGEIKAGAKU1924.78.984","RegionNum":0,"RegionCategory":null,"ArticlePicture":[],"TitleCN":null,"AbstractTextCN":null,"PMCID":null,"EPubDate":"","PubModel":"","JCR":"","JCRName":"","Score":null,"Total":0}
Identification of domestic glutinous rice cultivars by the PCR method using grains of 18 typical glutinous rice cultivars as sample and development of technology for detection of different kind grain incorporation in glutinous rice processed foodstuffs