碳酸钙磷灰石对牛血清白蛋白和猪搪瓷蛋白的吸附:吸附剂组成和溶液中镁离子的影响

O. Ikenoya, Kaori Sato, Y. Soeno, T. Aoba
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摘要

牙釉质是由碳酸含量的磷灰石构成的。为了查明晶体和基质蛋白质的相互作用导致牙釉质石灰化的控制机制,吸附质是白蛋白和猪漆皮蛋白。作为吸附材料,使用了组成和性状已判明的含有24种碳酸的磷灰石,调查了结晶和蛋白质的吸附反应。吸附材料根据碳酸根的置换类型可分为两大类:一类是在中性溶液中合成,碳酸根被置换到氢氧根(A类型)和磷酸基(B类型)的结晶样品;其他组是在碱区(OH-和CO32-竞争)或氟离子共存下(F-和co32合)合成的,仅检测到磷酸基置换的结晶样品。晶体、蛋白质的吸附平衡分析结果显示,无论对哪一种蛋白质样品,吸附反应都是由结晶组成(CO3, F,Mg)和反应溶液的Mg离子的存在影响。从这些实验结果来看,成形期珐琅结晶的组成变化导致结晶和蛋白质的相互作用不断变化,研究表明,溶液相中所含的Mg离子可以通过吸附到结晶表面和置换到结晶晶格来改变结晶和蛋白质的相互作用。
本文章由计算机程序翻译,如有差异,请以英文原文为准。
Adsorption of Bovine Serum Albumin and Porcine Enamel Proteins onto Carbonatoapatites: Effects of Adsorbent Composition and Magnesium Ion in Solution
エナメル質は炭酸含有アパタイトで構成されている. 結晶・基質タンパクの相互作用によるエナメル質石灰化の制御機構を解明する目的で, 吸着質としてアルブミンとブタエナメルタンパク, 吸着材として組成・性状が判明している24種類の炭酸含有アパタイトを使用して, 結晶・タンパクの吸着反応を調べた. 吸着材は炭酸イオンの置換タイプによって2つのグループに大別できる. ひとつは中性溶液中で合成され, 水酸基 (Aタイプ) とリン酸基 (Bタイプ) の両サイトに炭酸イオンが置換した結晶試料であり, ほかのグループはアルカリ領域 (OH-とCO32-との競合) あるいはフッ素イオンの共存下 (F-とCO32-との合) で合成され, リン酸基への置換のみが検知された結晶試料である. 結晶・タンパクの吸着平衡の分析結果では, いずれのタンパク試料についても, 吸着反応は結晶組成 (CO3, F, Mg) と反応溶液のMgイオンの存在によって影響を受けることが判明した. これらの実験結果から, 形成期エナメル結晶の組成変化は結晶・タンパクの相互作用を不断に変動させることにつながり, 溶液相に含まれるMgイオンは, 結晶表面への吸着と結晶格子への置換によって結晶・タンパク相互作用を可変しうることが示唆された.
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