B. Nomiya, K. Kawaharajo, Tadahiro Watanabe, S. Tamura
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Studies on Pseudomonas aeruginosa
マウス,モルモットおよび自然界由来の緑膿菌431株の血清型別を試み,ついでマウスに対する菌力と6種の抗生物質に対する感受性を検索したところ,次のような成績が得られた。1) 実験動物,自然界由来の緑膿菌431株中424株(98.4%)は1つの型血清に,6株(1.4%)は2つの型血清に凝集したが,1株(0.2%)は非凝集であつた。また,405株の緑膿菌をheart infusion寒天培地で数回継代することにより,24株(5.9%)の血清型に変化が認められた。2) マウス,モルモット由来の緑膿菌380株中374株(98.4%)はT-10の型血清に凝集し,土壌,下水,池などの淡水,野犬,牛乳,動物の病的材料由来の緑膿菌の51株中1, 2, 2, 3, 5, 3, 2, 22, 3, 5株がそれぞれT-1, T-2, T-3, T-4, T-5, T-6, T-7, T-8, T-9, T-10の型血清に凝集した。3) 実験動物,自然界由来の緑膿菌431株のマウスに対する菌力を調べたところ,腹腔内接種での50%致死量(LD50)は5.0×104から9.9×107/マウスの範囲にあり,その中央値は106/マウスであつた。皮下接種では1.0×105から9.9×108/マウスを示し,その中央値は107/マウスであつた。4) 抗生物質に対して,この431株の大部分の菌株は3', 4'-dideoxykanamycin Bの6.25∼12.5mcg/ml, gentamicinの12.5∼25mcg/ml, carbenicillinの100∼200mcg/ml, polymyxin-Bの6.25∼25mcg/mml, colistinの125∼1000unit/mlの濃度範囲で感受性を示したが,chloramphenicolに対して,供試菌株の約半数は400mcg/mlで感受性を示し,残りの半数は400mcg/mlに耐性であつた。