{"title":"β-赛龙(Z=3)氮气压烧结","authors":"英治 谷, 弘道 一ノ瀬, 和司 岸, 正気 梅林, 和夫 小林","doi":"10.2109/JCERSJ1950.92.1072_675","DOIUrl":null,"url":null,"abstract":"Si3N4, Al2O3, AlNの混合粉末を用いてz=3組成のβ-サイアロン (Si6-zAlzOzN8-z; z=0-4.2) を温度1800°-2000℃, 窒素圧力0.1-4MPaの条件下で雰囲気加圧焼結を行った. 焼結には, 詰め粉としてβ-サイアロンのz=3(+4) (4当量%酸素過剰) 組成に相当するSi3N4, Al2O3, AlNの混合粉末を用いた.z=3(+4) 組成のβ-サイアロンを1800℃, 0.1MPaで焼成した場合, 最高密度3.05g/cm3 (理論密度の99%) の焼結体を得た. また2000℃においてもz=3(+2) 組成のβ-サイアロンは2MPaで2.96g/cm3 (理論密度の96%) の高密度焼結体を得ることができた.β-サイアロン単相の熱分解は, 1800℃では1MPa, 1900℃では2MPa, 2000℃では4MPa以上の窒素圧により抑えることができた. 一方, β-サイアロンとX相からなる2相サイアロンの熱分解は2000℃以上で生じ, 2000℃では4MPa以上の窒素圧により抑えることができた.β-サイアロンの雰囲気加圧焼結には, 詰め粉, 試料中の過剰酸素成分量及び窒素圧の効果が大きいことが明らかになった.","PeriodicalId":17274,"journal":{"name":"Journal of the Ceramic Association, Japan","volume":"1971 1","pages":"675-679"},"PeriodicalIF":0.0000,"publicationDate":"1983-11-01","publicationTypes":"Journal Article","fieldsOfStudy":null,"isOpenAccess":false,"openAccessPdf":"","citationCount":"2","resultStr":"{\"title\":\"β-サイアロン (Z=3) の窒素ガス圧焼結\",\"authors\":\"英治 谷, 弘道 一ノ瀬, 和司 岸, 正気 梅林, 和夫 小林\",\"doi\":\"10.2109/JCERSJ1950.92.1072_675\",\"DOIUrl\":null,\"url\":null,\"abstract\":\"Si3N4, Al2O3, AlNの混合粉末を用いてz=3組成のβ-サイアロン (Si6-zAlzOzN8-z; z=0-4.2) を温度1800°-2000℃, 窒素圧力0.1-4MPaの条件下で雰囲気加圧焼結を行った. 焼結には, 詰め粉としてβ-サイアロンのz=3(+4) (4当量%酸素過剰) 組成に相当するSi3N4, Al2O3, AlNの混合粉末を用いた.z=3(+4) 組成のβ-サイアロンを1800℃, 0.1MPaで焼成した場合, 最高密度3.05g/cm3 (理論密度の99%) の焼結体を得た. また2000℃においてもz=3(+2) 組成のβ-サイアロンは2MPaで2.96g/cm3 (理論密度の96%) の高密度焼結体を得ることができた.β-サイアロン単相の熱分解は, 1800℃では1MPa, 1900℃では2MPa, 2000℃では4MPa以上の窒素圧により抑えることができた. 一方, β-サイアロンとX相からなる2相サイアロンの熱分解は2000℃以上で生じ, 2000℃では4MPa以上の窒素圧により抑えることができた.β-サイアロンの雰囲気加圧焼結には, 詰め粉, 試料中の過剰酸素成分量及び窒素圧の効果が大きいことが明らかになった.\",\"PeriodicalId\":17274,\"journal\":{\"name\":\"Journal of the Ceramic Association, Japan\",\"volume\":\"1971 1\",\"pages\":\"675-679\"},\"PeriodicalIF\":0.0000,\"publicationDate\":\"1983-11-01\",\"publicationTypes\":\"Journal Article\",\"fieldsOfStudy\":null,\"isOpenAccess\":false,\"openAccessPdf\":\"\",\"citationCount\":\"2\",\"resultStr\":null,\"platform\":\"Semanticscholar\",\"paperid\":null,\"PeriodicalName\":\"Journal of the Ceramic Association, Japan\",\"FirstCategoryId\":\"1085\",\"ListUrlMain\":\"https://doi.org/10.2109/JCERSJ1950.92.1072_675\",\"RegionNum\":0,\"RegionCategory\":null,\"ArticlePicture\":[],\"TitleCN\":null,\"AbstractTextCN\":null,\"PMCID\":null,\"EPubDate\":\"\",\"PubModel\":\"\",\"JCR\":\"\",\"JCRName\":\"\",\"Score\":null,\"Total\":0}","platform":"Semanticscholar","paperid":null,"PeriodicalName":"Journal of the Ceramic Association, Japan","FirstCategoryId":"1085","ListUrlMain":"https://doi.org/10.2109/JCERSJ1950.92.1072_675","RegionNum":0,"RegionCategory":null,"ArticlePicture":[],"TitleCN":null,"AbstractTextCN":null,"PMCID":null,"EPubDate":"","PubModel":"","JCR":"","JCRName":"","Score":null,"Total":0}
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β-サイアロン (Z=3) の窒素ガス圧焼結
Si3N4, Al2O3, AlNの混合粉末を用いてz=3組成のβ-サイアロン (Si6-zAlzOzN8-z; z=0-4.2) を温度1800°-2000℃, 窒素圧力0.1-4MPaの条件下で雰囲気加圧焼結を行った. 焼結には, 詰め粉としてβ-サイアロンのz=3(+4) (4当量%酸素過剰) 組成に相当するSi3N4, Al2O3, AlNの混合粉末を用いた.z=3(+4) 組成のβ-サイアロンを1800℃, 0.1MPaで焼成した場合, 最高密度3.05g/cm3 (理論密度の99%) の焼結体を得た. また2000℃においてもz=3(+2) 組成のβ-サイアロンは2MPaで2.96g/cm3 (理論密度の96%) の高密度焼結体を得ることができた.β-サイアロン単相の熱分解は, 1800℃では1MPa, 1900℃では2MPa, 2000℃では4MPa以上の窒素圧により抑えることができた. 一方, β-サイアロンとX相からなる2相サイアロンの熱分解は2000℃以上で生じ, 2000℃では4MPa以上の窒素圧により抑えることができた.β-サイアロンの雰囲気加圧焼結には, 詰め粉, 試料中の過剰酸素成分量及び窒素圧の効果が大きいことが明らかになった.