{"title":"CO2激光辐照有机颜料聚合物的荧光机理及表现","authors":"Maeda Mitsuho, Yasushi Ozaki","doi":"10.4011/SHIKIZAI.81.379","DOIUrl":null,"url":null,"abstract":"CO2レーザーを照射したキナクリドン顔料 (QA) を含むポリエステル (PEs) フィルムは, 紫外線 (365nm) 下で蛍光を示す。本研究では, 熱分析およびX線光電子分光法 (XPS) を用いて, QAを含むPEsの蛍光の発現メカニズムについて解析した。PEsはQAよりも耐熱温度が低く, また, 瞬間的な加熱によりPEsの熱分解温度 (423℃) 以上で蛍光が再現されたことから, レーザー照射による反応はPEsの熱分解によるものと示唆された。XPSによる分析結果より, レーザー照射試料のカルボキシル基量と蛍光強度に相関がみられ, また, QAを含む系のカルボキシル基量は, PEs単独系と比較して約半分に減少した。この結果から, 蛍光発現メカニズムはレーザー照射によってPEsが熱分解し, そのとき生成したカルボキシル基 (または中間体のラジカル) の一部がQAと結合することによるものと考えられた。","PeriodicalId":21870,"journal":{"name":"Shikizai Kyokaishi","volume":null,"pages":null},"PeriodicalIF":0.0000,"publicationDate":"2008-01-01","publicationTypes":"Journal Article","fieldsOfStudy":null,"isOpenAccess":false,"openAccessPdf":"","citationCount":"0","resultStr":"{\"title\":\"Mechanism Appearance of Fluorescence on a Polymer Containing Organic Pigments Irradiated with CO2 Laser\",\"authors\":\"Maeda Mitsuho, Yasushi Ozaki\",\"doi\":\"10.4011/SHIKIZAI.81.379\",\"DOIUrl\":null,\"url\":null,\"abstract\":\"CO2レーザーを照射したキナクリドン顔料 (QA) を含むポリエステル (PEs) フィルムは, 紫外線 (365nm) 下で蛍光を示す。本研究では, 熱分析およびX線光電子分光法 (XPS) を用いて, QAを含むPEsの蛍光の発現メカニズムについて解析した。PEsはQAよりも耐熱温度が低く, また, 瞬間的な加熱によりPEsの熱分解温度 (423℃) 以上で蛍光が再現されたことから, レーザー照射による反応はPEsの熱分解によるものと示唆された。XPSによる分析結果より, レーザー照射試料のカルボキシル基量と蛍光強度に相関がみられ, また, QAを含む系のカルボキシル基量は, PEs単独系と比較して約半分に減少した。この結果から, 蛍光発現メカニズムはレーザー照射によってPEsが熱分解し, そのとき生成したカルボキシル基 (または中間体のラジカル) の一部がQAと結合することによるものと考えられた。\",\"PeriodicalId\":21870,\"journal\":{\"name\":\"Shikizai Kyokaishi\",\"volume\":null,\"pages\":null},\"PeriodicalIF\":0.0000,\"publicationDate\":\"2008-01-01\",\"publicationTypes\":\"Journal Article\",\"fieldsOfStudy\":null,\"isOpenAccess\":false,\"openAccessPdf\":\"\",\"citationCount\":\"0\",\"resultStr\":null,\"platform\":\"Semanticscholar\",\"paperid\":null,\"PeriodicalName\":\"Shikizai Kyokaishi\",\"FirstCategoryId\":\"1085\",\"ListUrlMain\":\"https://doi.org/10.4011/SHIKIZAI.81.379\",\"RegionNum\":0,\"RegionCategory\":null,\"ArticlePicture\":[],\"TitleCN\":null,\"AbstractTextCN\":null,\"PMCID\":null,\"EPubDate\":\"\",\"PubModel\":\"\",\"JCR\":\"\",\"JCRName\":\"\",\"Score\":null,\"Total\":0}","platform":"Semanticscholar","paperid":null,"PeriodicalName":"Shikizai Kyokaishi","FirstCategoryId":"1085","ListUrlMain":"https://doi.org/10.4011/SHIKIZAI.81.379","RegionNum":0,"RegionCategory":null,"ArticlePicture":[],"TitleCN":null,"AbstractTextCN":null,"PMCID":null,"EPubDate":"","PubModel":"","JCR":"","JCRName":"","Score":null,"Total":0}
引用次数: 0
Mechanism Appearance of Fluorescence on a Polymer Containing Organic Pigments Irradiated with CO2 Laser
CO2レーザーを照射したキナクリドン顔料 (QA) を含むポリエステル (PEs) フィルムは, 紫外線 (365nm) 下で蛍光を示す。本研究では, 熱分析およびX線光電子分光法 (XPS) を用いて, QAを含むPEsの蛍光の発現メカニズムについて解析した。PEsはQAよりも耐熱温度が低く, また, 瞬間的な加熱によりPEsの熱分解温度 (423℃) 以上で蛍光が再現されたことから, レーザー照射による反応はPEsの熱分解によるものと示唆された。XPSによる分析結果より, レーザー照射試料のカルボキシル基量と蛍光強度に相関がみられ, また, QAを含む系のカルボキシル基量は, PEs単独系と比較して約半分に減少した。この結果から, 蛍光発現メカニズムはレーザー照射によってPEsが熱分解し, そのとき生成したカルボキシル基 (または中間体のラジカル) の一部がQAと結合することによるものと考えられた。