沼泽小袋鼠舌乳头及其结缔组织核的比较形态学研究

Takashi Abe, K. Koizumi, Kan Kobayashi
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摘要

关于属于有袋类袋鼠科的小袋鼠舌乳头的细微形态,与动物种类的食性相关联,从解剖学角度进行了比较探讨。在舌背的后半部分,左右臼齿之间有一个轻微的舌隆起部(臼齿间隆起部),这是草食性动物的特征。舌背密集的线状乳头由一个矛尖状的主突起和多个细长的副突起组成。舌隆起部的线状乳头副突数多,且多长。线状乳头的结合织芯由板状的主突起和6-10个小杆状突起组成,它们的形状根据舌背的部位有所不同,但基本上都是类似于肉食性的狗、猫的船头状。蕈状乳头散在舌背的舌缘,舌尖下面的舌缘特别多见。这些结合织芯从圆柱状的细长到粗大的都有,圆柱的顶端有放置1-几个味蕾的小凹陷。舌后方有3个有郭乳头,中央乳头的前端略微向表面突出,呈封闭型,在中央乳头的沟侧上皮内排列有许多味蕾。舌后方的外侧边缘没有叶状乳头,只有数个呈圆锥乳头样结构的外侧器官,但缺乏味蕾。舌根表面缺乏乳头而平坦。蕈状乳头的结合织芯的形状和3个有郭乳头以及突出的外侧器官的存在等与乳头基本近似。从线状乳头的外形、结合织芯的形态以及具有圆锥状外侧器官的情况来看,黑球虫保持着狗、猫等肉食性祖先的特征,推测这是一种在澳大利亚大陆进化为接近茨甲的草食性动物的动物。
本文章由计算机程序翻译,如有差异,请以英文原文为准。
Comparative Morphological Studies on the Lingual Papillae and Their Connective Tissue Cores in the Swamp Wallaby, Wallabia bicolar
有袋類で, カンガルー科に属するオグロワラビーの舌乳頭の微細形態について, 動物種の食性と関連づけて比較解剖学的に検討した。舌背の後半部には草食性動物に特徴的な左右の臼歯間にわずかな舌隆起部 (臼歯間隆起部) が存在した。舌背に密集する糸状乳頭は1本の槍先状の主突起と複数の細長い副突起からなっていた。舌隆起部の糸状乳頭は副突起の数が多く, 長いものが多かった。糸状乳頭の結合織芯は板状の主突起と6-10本の小杆状突起からなり, それらの形状は舌背の部位により多少異なるが, 基本的には肉食性のイヌ, ネコのものに似た船の舳先状を呈していた。茸状乳頭は舌背の舌縁部に散在し, 舌尖下面の舌縁に特に多く認められた。これらの結合織芯は円柱状の細長いものから太めのものまであり, 円柱の頂上には1-数個の味蕾をのせる小陥凹が存在していた。有郭乳頭は舌後方に3個存在し, 中央乳頭の先端がわずかに表面に出る閉鎖型で, 中央乳頭の溝側上皮内に多数の味蕾が並んでいた。舌後方の外側縁に葉状乳頭はなく, 数本の円錐乳頭様構造物である外側器官が並んでいたが, 味蕾は欠如していた。舌根部の表面は乳頭を欠如し平坦であった。茸状乳頭の結合織芯の形状と3個の有郭乳頭や突出した外側器官の存在などはツパイと基本的に近似していた。糸状乳頭の外形や結合織芯の形態, それに円錐状の外側器官をもつといった所見から, オグロワラビーはイヌ, ネコなど肉食性の祖先の特徴を保持しながら, オーストラリア大陸でツパイに近縁の草食性の動物へと進化を遂げた動物であることが推測された。
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