Y. Sugaya
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Bio-monitoring approches to assess environmental effects of pesticides
1.はじめに 我が国の農薬の使用実態や汚染状況について は、他の目的で使用される化学物質に比べれば よく把握されていると考えられる。また、農薬 原体および製剤の水生生物への毒性についても 単体としては急性影響に限るものの明らかにす ることが求められている。それでもなお農薬類 の生態影響について明確になっているとは言い 難い。本稿ではそのような状況でバイオモニタ リング手法の導入の意義を論じるものである。 環境中の化学物質の人の健康および生態系へ の影響を生物を用いて監視する手法をまとめて バイオモニタリング手法というもののその内容 は実に広範である.目的別にみると次のように なる(Loeb & Spacie, 1994; Mineau, 1991; Rand & Petrocelli, 1985; Kramer, 1994, 畠山&菅谷1999). ・早期警戒を目的とする BEWS(Biological Early Warning Systems)に類するもの. ・単数または複数の定点における経時的な環境 変動を把握しようとするもの. ・ある時点における汚染(物質または影響)の 平面的分布を把握しようとするもの. この分類毎に、利用される主な生物反応を表1 に示す。 対象とする物質(群)を農薬に限る場合、農 薬の散布方法が流域周辺での空中散布の場合は 一時的・高濃度汚染に対応した手法が適してお り、それ以外の通常の散布においては低濃度・ 複合・比較的長期の汚染に対応すべきである。 さらに対象物質がある程度特定できるため、化