Toshitake Obata, A. Yokoyama, Satoru Yamamoto, T. Kawasaki, Mitsutaka Oda, T. Iizuka, T. Kohgo
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The Effect of Streptozotocin-induced Diabetes on Bone Tissue around Endosseous Implants after Osseointegration
本研究では, 糖尿病がosseointegration獲得後のチタンインプラント周囲の骨組織に与える影響について, streptozotocin誘発糖尿病ラットを用いて組織学的, 組織計量学的に検討を加えた. ラット大腿骨にチタンンプラントを埋入し, 8週後にstreptozotocinを腹腔内に投与することにより糖尿病を誘発させ, 4週後に安楽死させた. 対照はチタンインプラント埋入後8週および12週のラットとした. 骨-インプラント体の接触率は, 糖尿病ラットと対照群のラットの間に有意差は認められず, 糖尿病ラットではインプラント体周囲の新生骨量が有意に低い値を示した. 以上の結果から, 4週間の高血糖状態は, 獲得されたosseointegrationを破壊することはなく, インプラント周囲の骨形成を抑制することが示された.