用EFPI光纤传感器检测Al-GFRP粘接接头的脱粘

K. Osaka, T. Kosaka, Y. Sawada
{"title":"用EFPI光纤传感器检测Al-GFRP粘接接头的脱粘","authors":"K. Osaka, T. Kosaka, Y. Sawada","doi":"10.2472/JSMS.62.213","DOIUrl":null,"url":null,"abstract":"1 緒 言 高分子系複合材料である FRP (Fiber Reinforced Plastics) は,高強度かつ軽量という特徴を有しており,最近,炭 素繊維を強化材とする CFRPが航空機の構造部材として 適用され,その発展に寄与している.しかし,均質材料 である金属とは異なり,強化繊維と高分子材料からなる FRPは,不均質かつ異方性を有することから,その接合 法としては接着接合が望まれるものの,接着剤の化学的 反応を伴なうこと,複合材料特有の多様な破壊モードな ど,その信頼性を確保することが難しいという問題を抱 えている. 信頼性を確保する手段として,光ファイバセンサを FRPに埋め込み,その健全性を常にモニタリングして,信 頼性を保証するヘルスモニタリング手法の適用が考えられ る.光ファイバは FRPの強化繊維と同形態であるため, FRP内部に埋め込むことが容易であり,埋め込むことに よる FRPへの悪影響を最小限に抑えることが可能である. そこで,内部に埋め込まれた光ファイバの破断により,は く離等の損傷を検出する研究が報告されている.1)~ 6)これ らの研究は,光ファイバの破断による光の透過のみを検 出に利用していることから,システムがシンプルであり, 実用性が高いと考えられるが,微小な損傷を検出するこ とができない.一方,ひずみ測定機能を利用して,損傷 をより精度良く検出する研究が進められている.光ファ イバセンサ・システムとしては主に EFPIと Fiber Bragg Grating (FBG) の 2種類が検討されている.EFPIと FBGセンサを FRPの内部に埋め込み,そのひずみ機能 を利用して,硬化過程および層間はく離を検出する手法,7) EFPIセンサを中央層,表面層に埋め込み,内部のひず み分布変化から層間はく離を検出する手法 8)などが検討 されている.また,センサの高機能なひずみ測定機能を 利用して,内部損傷により発生する AE信号の検出,9)ピ エゾ・アクチュエータにより加えられた超音波の測定によ る,接着部のはく離検出 10)についての報告がなされてい る.船舶に使用される T型継手のはく離検出を目標に, FBGセンサをGFRPに埋め込むことによる VARTMとハ ンドレイアップ GFRPのはく離検出手法について検討さ れている.11), 12)グレーティングの周期を変化させた CFBG (Chirped FBG) センサを使用して,ひずみ分布変化によ る反射光スペクトル変化からGFRP接着継手のはく離発 生および進展を検出する研究が行われている.13)以上述べ た FBGセンサによるはく離検出はそのひずみ値よりも反 射スペクトルの形が変化することを利用する方法である. 一方,EFPIセンサは,FBGセンサに比べて温度の影響 を受け難く,また,不均一ひずみの影響を受ける FBGセ ンサとは異なりゲージ長部分における平均ひずみを正確 埋込 EFPI光ファイバセンサによる Al-GFRP接着継手のはく離検出 逢 坂 勝 彦 高 坂 達 郎 澤 田 吉 裕 Detection of Debonding in Adhesively Bonded Al-GFRP Joints with Embedded EFPI Fiber Optic Sensors","PeriodicalId":17366,"journal":{"name":"journal of the Japan Society for Testing Materials","volume":null,"pages":null},"PeriodicalIF":0.0000,"publicationDate":"2013-01-01","publicationTypes":"Journal Article","fieldsOfStudy":null,"isOpenAccess":false,"openAccessPdf":"","citationCount":"0","resultStr":"{\"title\":\"Detection of Debonding in Adhesively Bonded Al-GFRP Joints with Embedded EFPI Fiber Optic Sensors\",\"authors\":\"K. Osaka, T. Kosaka, Y. Sawada\",\"doi\":\"10.2472/JSMS.62.213\",\"DOIUrl\":null,\"url\":null,\"abstract\":\"1 緒 言 高分子系複合材料である FRP (Fiber Reinforced Plastics) は,高強度かつ軽量という特徴を有しており,最近,炭 素繊維を強化材とする CFRPが航空機の構造部材として 適用され,その発展に寄与している.しかし,均質材料 である金属とは異なり,強化繊維と高分子材料からなる FRPは,不均質かつ異方性を有することから,その接合 法としては接着接合が望まれるものの,接着剤の化学的 反応を伴なうこと,複合材料特有の多様な破壊モードな ど,その信頼性を確保することが難しいという問題を抱 えている. 信頼性を確保する手段として,光ファイバセンサを FRPに埋め込み,その健全性を常にモニタリングして,信 頼性を保証するヘルスモニタリング手法の適用が考えられ る.光ファイバは FRPの強化繊維と同形態であるため, FRP内部に埋め込むことが容易であり,埋め込むことに よる FRPへの悪影響を最小限に抑えることが可能である. そこで,内部に埋め込まれた光ファイバの破断により,は く離等の損傷を検出する研究が報告されている.1)~ 6)これ らの研究は,光ファイバの破断による光の透過のみを検 出に利用していることから,システムがシンプルであり, 実用性が高いと考えられるが,微小な損傷を検出するこ とができない.一方,ひずみ測定機能を利用して,損傷 をより精度良く検出する研究が進められている.光ファ イバセンサ・システムとしては主に EFPIと Fiber Bragg Grating (FBG) の 2種類が検討されている.EFPIと FBGセンサを FRPの内部に埋め込み,そのひずみ機能 を利用して,硬化過程および層間はく離を検出する手法,7) EFPIセンサを中央層,表面層に埋め込み,内部のひず み分布変化から層間はく離を検出する手法 8)などが検討 されている.また,センサの高機能なひずみ測定機能を 利用して,内部損傷により発生する AE信号の検出,9)ピ エゾ・アクチュエータにより加えられた超音波の測定によ る,接着部のはく離検出 10)についての報告がなされてい る.船舶に使用される T型継手のはく離検出を目標に, FBGセンサをGFRPに埋め込むことによる VARTMとハ ンドレイアップ GFRPのはく離検出手法について検討さ れている.11), 12)グレーティングの周期を変化させた CFBG (Chirped FBG) センサを使用して,ひずみ分布変化によ る反射光スペクトル変化からGFRP接着継手のはく離発 生および進展を検出する研究が行われている.13)以上述べ た FBGセンサによるはく離検出はそのひずみ値よりも反 射スペクトルの形が変化することを利用する方法である. 一方,EFPIセンサは,FBGセンサに比べて温度の影響 を受け難く,また,不均一ひずみの影響を受ける FBGセ ンサとは異なりゲージ長部分における平均ひずみを正確 埋込 EFPI光ファイバセンサによる Al-GFRP接着継手のはく離検出 逢 坂 勝 彦 高 坂 達 郎 澤 田 吉 裕 Detection of Debonding in Adhesively Bonded Al-GFRP Joints with Embedded EFPI Fiber Optic Sensors\",\"PeriodicalId\":17366,\"journal\":{\"name\":\"journal of the Japan Society for Testing Materials\",\"volume\":null,\"pages\":null},\"PeriodicalIF\":0.0000,\"publicationDate\":\"2013-01-01\",\"publicationTypes\":\"Journal Article\",\"fieldsOfStudy\":null,\"isOpenAccess\":false,\"openAccessPdf\":\"\",\"citationCount\":\"0\",\"resultStr\":null,\"platform\":\"Semanticscholar\",\"paperid\":null,\"PeriodicalName\":\"journal of the Japan Society for Testing Materials\",\"FirstCategoryId\":\"1085\",\"ListUrlMain\":\"https://doi.org/10.2472/JSMS.62.213\",\"RegionNum\":0,\"RegionCategory\":null,\"ArticlePicture\":[],\"TitleCN\":null,\"AbstractTextCN\":null,\"PMCID\":null,\"EPubDate\":\"\",\"PubModel\":\"\",\"JCR\":\"\",\"JCRName\":\"\",\"Score\":null,\"Total\":0}","platform":"Semanticscholar","paperid":null,"PeriodicalName":"journal of the Japan Society for Testing Materials","FirstCategoryId":"1085","ListUrlMain":"https://doi.org/10.2472/JSMS.62.213","RegionNum":0,"RegionCategory":null,"ArticlePicture":[],"TitleCN":null,"AbstractTextCN":null,"PMCID":null,"EPubDate":"","PubModel":"","JCR":"","JCRName":"","Score":null,"Total":0}
引用次数: 0

摘要

1绪言高分子类复合材料FRP (Fiber Reinforced Plastics)具有高强度、轻量的特点,最近将炭素纤维作为强化材料CFRP被应用于飞机的结构件,并促进了CFRP的发展。但是,与均质材料金属不同,由强化纤维和高分子材料组成的FRP具有非均质和各向异性,因此其接合虽然希望采用粘结法,但由于粘合剂会发生化学反应,以及复合材料特有的多种破坏模式等,难以确保其可靠性。作为确保可靠性的手段,可以考虑采用在FRP中嵌入光纤传感器,随时监测其健康性,从而保证可靠性的健康监测方法。由于光纤的形态与FRP增强纤维相同,嵌入FRP内部很容易,可以将嵌入对FRP的不良影响降至最低。因此,由于嵌入内部的光纤断裂,有报告指出,检测弯曲等损伤的研究。1)~ 6)这些研究由于仅利用光纤断裂引起的光透射进行检测,因此系统简单,虽然实用性较高,但无法检测微小的损伤。另一方面,利用形变测量功能,更精确地检测损伤的研究正在进行中。光纤传感器系统主要有EFPI和光纤Bragg Grating (FBG)两种。将EFPI和FBG传感器嵌入FRP内部,其应变功能7)在中央层和表面层中嵌入EFPI传感器,根据内部的水波分布变化检测层间间距的方法8)等。另外,利用传感器的高功能形变测量功能,检测因内部损伤而产生的AE信号;9)通过测量由附接致动器施加的超声波,检测粘接部的脱落。正在做关于10)的报告。以检测船舶使用的T型接头的偏差为目标,正在研究通过在GFRP中嵌入FBG传感器的VARTM和桨层GFRP偏差检测方法。12)使用改变分级周期的CFBG (Chirped FBG)传感器,根据应变分布变化引起的反射光谱变化,实现GFRP粘接接头的剥离。已经进行了检测原始和进展的研究13)如上所述的FBG传感器的偏差检测是一种利用反射光谱的形状变化而不是其失真值的方法。另一方面,EFPI传感器与FBG传感器相比,不易受到温度的影响,并且与受不均匀失真影响的FBG传感器不同,EFPI光纤传感器可准确嵌入规长部分的平均失真。Al-GFRP粘接接头的分离检测逢坂胜彦高坂达郎泽田吉裕Detection of Debonding in Adhesively Bonded Al-GFRPEmbedded EFPI光纤Optic Sensors
本文章由计算机程序翻译,如有差异,请以英文原文为准。
Detection of Debonding in Adhesively Bonded Al-GFRP Joints with Embedded EFPI Fiber Optic Sensors
1 緒 言 高分子系複合材料である FRP (Fiber Reinforced Plastics) は,高強度かつ軽量という特徴を有しており,最近,炭 素繊維を強化材とする CFRPが航空機の構造部材として 適用され,その発展に寄与している.しかし,均質材料 である金属とは異なり,強化繊維と高分子材料からなる FRPは,不均質かつ異方性を有することから,その接合 法としては接着接合が望まれるものの,接着剤の化学的 反応を伴なうこと,複合材料特有の多様な破壊モードな ど,その信頼性を確保することが難しいという問題を抱 えている. 信頼性を確保する手段として,光ファイバセンサを FRPに埋め込み,その健全性を常にモニタリングして,信 頼性を保証するヘルスモニタリング手法の適用が考えられ る.光ファイバは FRPの強化繊維と同形態であるため, FRP内部に埋め込むことが容易であり,埋め込むことに よる FRPへの悪影響を最小限に抑えることが可能である. そこで,内部に埋め込まれた光ファイバの破断により,は く離等の損傷を検出する研究が報告されている.1)~ 6)これ らの研究は,光ファイバの破断による光の透過のみを検 出に利用していることから,システムがシンプルであり, 実用性が高いと考えられるが,微小な損傷を検出するこ とができない.一方,ひずみ測定機能を利用して,損傷 をより精度良く検出する研究が進められている.光ファ イバセンサ・システムとしては主に EFPIと Fiber Bragg Grating (FBG) の 2種類が検討されている.EFPIと FBGセンサを FRPの内部に埋め込み,そのひずみ機能 を利用して,硬化過程および層間はく離を検出する手法,7) EFPIセンサを中央層,表面層に埋め込み,内部のひず み分布変化から層間はく離を検出する手法 8)などが検討 されている.また,センサの高機能なひずみ測定機能を 利用して,内部損傷により発生する AE信号の検出,9)ピ エゾ・アクチュエータにより加えられた超音波の測定によ る,接着部のはく離検出 10)についての報告がなされてい る.船舶に使用される T型継手のはく離検出を目標に, FBGセンサをGFRPに埋め込むことによる VARTMとハ ンドレイアップ GFRPのはく離検出手法について検討さ れている.11), 12)グレーティングの周期を変化させた CFBG (Chirped FBG) センサを使用して,ひずみ分布変化によ る反射光スペクトル変化からGFRP接着継手のはく離発 生および進展を検出する研究が行われている.13)以上述べ た FBGセンサによるはく離検出はそのひずみ値よりも反 射スペクトルの形が変化することを利用する方法である. 一方,EFPIセンサは,FBGセンサに比べて温度の影響 を受け難く,また,不均一ひずみの影響を受ける FBGセ ンサとは異なりゲージ長部分における平均ひずみを正確 埋込 EFPI光ファイバセンサによる Al-GFRP接着継手のはく離検出 逢 坂 勝 彦 高 坂 達 郎 澤 田 吉 裕 Detection of Debonding in Adhesively Bonded Al-GFRP Joints with Embedded EFPI Fiber Optic Sensors
求助全文
通过发布文献求助,成功后即可免费获取论文全文。 去求助
来源期刊
自引率
0.00%
发文量
0
×
引用
GB/T 7714-2015
复制
MLA
复制
APA
复制
导出至
BibTeX EndNote RefMan NoteFirst NoteExpress
×
提示
您的信息不完整,为了账户安全,请先补充。
现在去补充
×
提示
您因"违规操作"
具体请查看互助需知
我知道了
×
提示
确定
请完成安全验证×
copy
已复制链接
快去分享给好友吧!
我知道了
右上角分享
点击右上角分享
0
联系我们:info@booksci.cn Book学术提供免费学术资源搜索服务,方便国内外学者检索中英文文献。致力于提供最便捷和优质的服务体验。 Copyright © 2023 布克学术 All rights reserved.
京ICP备2023020795号-1
ghs 京公网安备 11010802042870号
Book学术文献互助
Book学术文献互助群
群 号:481959085
Book学术官方微信