{"title":"中国个人与企业名称权限数据描述的差异","authors":"Maiko Kimura","doi":"10.46895/lis.69.19","DOIUrl":null,"url":null,"abstract":"Sub Title Differences in descriptions of Chinese personal and corporate name authority data : a comparison between China, Japan and South Korea Author 木村, 麻衣子(Kimura, Maiko) Publisher 三田図書館・情報学会 Publication year 2013 Jtitle Library and information science No.69 (2013. ) ,p.1946 Abstract 【目的】日本を含む漢字文化圏の国々では, 1 つの著者名に対して多様な表記が存 在する。欧米における著者名典拠データ共有の場面では, 漢字文化圏の表記の複雑さが理論的に反映されていないため, 漢字文化圏特有の事情をふまえた典拠情報の共有については, 漢字文化圏の中で詳細に検討すべきである。本研究の目的は, 中国人・団体著者名の中国, 日本, 韓国における表記を比較し, 相違点を発見して, 典拠データ共有のための課題を整理することである。 【方法】まず, 中国, 日本, 韓国における典拠コントロールの状況を概観し, 中国人 ・団体著者名典拠データ作成を行っている機関を研究対象として選出した。次に, 機関によって多様性があると考えられる表記上の項目として, 1漢字形の文字種, 2ローマ字形の種類と扱い, 3姓名の分かちとカンマの有無, 4中国以外の地域における現地語(カナヨミ, ハングルヨミ)表記の有無と方法, を設定した。そして, 研究対象とした各典拠データベース作成機関で中国人・団体 著者名典拠データを作成するために使用しているマニュアル, 実際のデータの一部, 事例報告等の資料を収集し, 収集した資料を用いて, 各典拠データの項目1から4の状況を比較し, 各典拠データの相違点から, 漢字文 化圏における中国人・団体著者名典拠データ共有に際しての課題を整理した。 【結果】1各機関が使用している漢字形の文字種にはばらつきがある, 2ローマ字形は全機関が漢語ピンインを採用しているが, 漢語ピンインの記述方法に相違点が見られる, 3漢字形の姓名の分かちは日本を除くほとんどの機関が行っていないが, 多くの機関がローマ字形にはカンマを使用している, 4日本ではカナヨミ形は必須, 韓国では漢字の韓国語読みハングル表記または漢語ピンインの韓国語読みハング ル表記が記述されていることが明らかとなり, 漢語ピンインの記述方法や異体字の扱いなどに課題が見られた。 Notes 原著論文 Genre Journal Article URL http://koara.lib.keio.ac.jp/xoonips/modules/xoonips/detail.php?koara_id=AN0000 3152-00000069-0019","PeriodicalId":42468,"journal":{"name":"Library and Information Science","volume":"1 1","pages":""},"PeriodicalIF":0.1000,"publicationDate":"2013-06-30","publicationTypes":"Journal Article","fieldsOfStudy":null,"isOpenAccess":false,"openAccessPdf":"","citationCount":"4","resultStr":"{\"title\":\"Differences in descriptions of Chinese personal and corporate name authority data\",\"authors\":\"Maiko Kimura\",\"doi\":\"10.46895/lis.69.19\",\"DOIUrl\":null,\"url\":null,\"abstract\":\"Sub Title Differences in descriptions of Chinese personal and corporate name authority data : a comparison between China, Japan and South Korea Author 木村, 麻衣子(Kimura, Maiko) Publisher 三田図書館・情報学会 Publication year 2013 Jtitle Library and information science No.69 (2013. ) ,p.1946 Abstract 【目的】日本を含む漢字文化圏の国々では, 1 つの著者名に対して多様な表記が存 在する。欧米における著者名典拠データ共有の場面では, 漢字文化圏の表記の複雑さが理論的に反映されていないため, 漢字文化圏特有の事情をふまえた典拠情報の共有については, 漢字文化圏の中で詳細に検討すべきである。本研究の目的は, 中国人・団体著者名の中国, 日本, 韓国における表記を比較し, 相違点を発見して, 典拠データ共有のための課題を整理することである。 【方法】まず, 中国, 日本, 韓国における典拠コントロールの状況を概観し, 中国人 ・団体著者名典拠データ作成を行っている機関を研究対象として選出した。次に, 機関によって多様性があると考えられる表記上の項目として, 1漢字形の文字種, 2ローマ字形の種類と扱い, 3姓名の分かちとカンマの有無, 4中国以外の地域における現地語(カナヨミ, ハングルヨミ)表記の有無と方法, を設定した。そして, 研究対象とした各典拠データベース作成機関で中国人・団体 著者名典拠データを作成するために使用しているマニュアル, 実際のデータの一部, 事例報告等の資料を収集し, 収集した資料を用いて, 各典拠データの項目1から4の状況を比較し, 各典拠データの相違点から, 漢字文 化圏における中国人・団体著者名典拠データ共有に際しての課題を整理した。 【結果】1各機関が使用している漢字形の文字種にはばらつきがある, 2ローマ字形は全機関が漢語ピンインを採用しているが, 漢語ピンインの記述方法に相違点が見られる, 3漢字形の姓名の分かちは日本を除くほとんどの機関が行っていないが, 多くの機関がローマ字形にはカンマを使用している, 4日本ではカナヨミ形は必須, 韓国では漢字の韓国語読みハングル表記または漢語ピンインの韓国語読みハング ル表記が記述されていることが明らかとなり, 漢語ピンインの記述方法や異体字の扱いなどに課題が見られた。 Notes 原著論文 Genre Journal Article URL http://koara.lib.keio.ac.jp/xoonips/modules/xoonips/detail.php?koara_id=AN0000 3152-00000069-0019\",\"PeriodicalId\":42468,\"journal\":{\"name\":\"Library and Information Science\",\"volume\":\"1 1\",\"pages\":\"\"},\"PeriodicalIF\":0.1000,\"publicationDate\":\"2013-06-30\",\"publicationTypes\":\"Journal Article\",\"fieldsOfStudy\":null,\"isOpenAccess\":false,\"openAccessPdf\":\"\",\"citationCount\":\"4\",\"resultStr\":null,\"platform\":\"Semanticscholar\",\"paperid\":null,\"PeriodicalName\":\"Library and Information Science\",\"FirstCategoryId\":\"91\",\"ListUrlMain\":\"https://doi.org/10.46895/lis.69.19\",\"RegionNum\":4,\"RegionCategory\":\"管理学\",\"ArticlePicture\":[],\"TitleCN\":null,\"AbstractTextCN\":null,\"PMCID\":null,\"EPubDate\":\"\",\"PubModel\":\"\",\"JCR\":\"Q4\",\"JCRName\":\"INFORMATION SCIENCE & LIBRARY SCIENCE\",\"Score\":null,\"Total\":0}","platform":"Semanticscholar","paperid":null,"PeriodicalName":"Library and Information Science","FirstCategoryId":"91","ListUrlMain":"https://doi.org/10.46895/lis.69.19","RegionNum":4,"RegionCategory":"管理学","ArticlePicture":[],"TitleCN":null,"AbstractTextCN":null,"PMCID":null,"EPubDate":"","PubModel":"","JCR":"Q4","JCRName":"INFORMATION SCIENCE & LIBRARY SCIENCE","Score":null,"Total":0}
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摘要
Sub Title Differences in descriptions of Chinese personal and corporate name authority data:木村,麻衣子(Kimura)Publisher三田图书馆·信息学会Publication year 2013 Jtitle Library and信息科学No.69(2013.),p.1946 Abstract【目的】在包括日本在内的汉字文化圈国家中,对于一个作者名存在多种多样的书写方式。在欧美的作者名典据数据共享的场景中,由于没有从理论上反映出汉字文化圈书写的复杂性,所以在基于汉字文化圈特有情况的典据信息共享方面,应该在汉字文化圈内进行详细的研究。本研究的目的是,比较中国,日本,韩国的中国人和团体作者名的标记,发现不同点,整理典据数据共享的课题。方法:首先,对中国、日本和韩国的典籍控制状况进行了概述,并选出了制作中国人和团体作者名典籍数据的机构作为研究对象。其次,根据机关的不同,被认为有多样性的表记上的项目,1汉字形的文字种类,2罗马形的种类和处理,3姓名的分享和有无汉字形,4中国以外的地区的当地语(假名读音,韩文读法,设定了标记的有无和方法。然后,收集作为研究对象的各典籍数据库制作机构制作中国人、团体作者名典籍数据所使用的手册、部分实际数据、案例报告等资料,并利用收集到的资料,对各典据数据项目1 ~ 4的情况进行比较,从各典据数据的不同点出发,整理了在汉字文化圈内共享中国人、团体作者名典据数据时需要解决的问题。【结果】1各机关所使用的汉字形式的文字种类参差不齐,2罗马字形式虽然全机关都采用汉语拼音,但汉语拼音的书写方法有差异。3汉字形的姓名的分享除日本以外几乎所有的机关都不进行,不过,很多机关在罗马形中使用kamma。4日本假名读形是必须的,在韩国,汉字的韩文读法韩文表记或汉语拼音的韩文读法韩文表记的事实已经明确,在汉语拼音的记述方法和异体字的处理等方面面临着挑战。Notes原著论文Genre Journal Article URLhttp://koara.lib.keio.ac.jp/xoonips/modules/xoonips/detail.php?koara_id=an0000 3152 -69 -19
期刊介绍:
Library and Information Science is the official journal of the Mita Society for Library and Information Science. It is issued semiannually and prepared by the Editorial Committee of the Society.