有方向性压力源引起的地壳变形。

Q4 Earth and Planetary Sciences
T. Tsukakoshi, T. Odaka
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摘要

参照近年来伊豆半岛地壳的上下变动图,可以发现(1)隆起的中心移动,(2)在眼球状振幅大的隆起区邻接小振幅的沉降区等几种特征现象。在本研究中,新引入了具有方向性的压力源模型,通过三维有限元法进行数值分析等,考察了这些地壳变动现象是否可以通过该模型或球状等压力源模型进行定性解释。对了。结果,可以用多个分布的均等压力源或定向压力源来解释(1)。(2)也是如此。但是,在等效压力源模型中,沉降区眼球正下方有压力源(减压)。必须存在,但在某一特定期间典型的上下变动模式中,压力源的火山等不会分布在沉降区眼球附近,用均等压力源很难解释,有可能用定向压力源解释我知道了。此外,与开口断层相比,定向压力源可以更有效地产生与隆起区相邻的沉降区。另外,对球状等压力源模型进行了计算,确认了本文中使用的数值解法的妥论性,同时表示了低速度表层的存在与没有它的情况相比水平位移增大1.3倍等。
本文章由计算机程序翻译,如有差异,请以英文原文为准。
Crustal deformation due to a pressure source with directivity.
近年の伊豆半島における地殻の上下変動の図を参照すると、(1) 隆起の中心が移動すること、(2) 目玉状の振幅の大きな隆起域に隣接して小振幅の沈降域があること、など幾つか特徴的な現象が見受けられる。 本研究では、指向性を有する圧力源モデルを新たに導入して、三次元有限要素法による数値解析等を行い、これらの地殻変動現象がこのモデル、あるいは球状均等圧力源モデルによって定性的に説明可能であるかの考察を行った。 その結果、(1) については複数の分布した均等圧力源あるいは指向性圧力源により説明可能である。(2) についても同様である。しかし、均等圧力源モデルでは沈降域の目玉の真下に圧力源 (減圧) が存在しなければならないが、ある特定の期間に典型的に見られた上下変動パターンの場合、沈降域の目玉の付近に圧力源となる火山などは分布せず、均等圧力源では説明困難であり、指向性圧力源で説明できる可能性があることがわかった。その他、指向性圧力源は、開口断層に比べて、隆起域に隣接して生じる沈降域をより効率的に生じ得ることを示した。 また、球状均等圧力源モデルに対して計算を行い、本稿で用いた数値解法の妥当性を確認するとともに、低速度表層の存在がそれの無い場合に比べて水平変位を1.3倍程増大させることなどを示した。
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Papers in Meteorology and Geophysics
Papers in Meteorology and Geophysics Earth and Planetary Sciences-Geophysics
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