T. Kodama, K. Kozumi, T. Takehara
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Issues regarding NAFLD~From the changes and problems in the pathological diagnosis of NASH to the confusion of nomenclature change
要旨:世界人口の約 3割が罹患している NAFLDの中から,病勢進行が生じる NASHや生命予 後と直結する線維化進展例を同定することは臨床上重要である.NASHの診断には侵襲的な肝 生検が必要であるが,病理学的な診断のばらつきが問題である.NASHの確立された治療法は 未だ存在しないが,病理学的な評価が臨床試験のエンドポイントに用いられてきたことはその一 因と考えられる.そこで国際的な取り組みとして,NASHの病理診断や活動性評価基準の統一 化,診療ガイドラインの策定,臨床試験における適切なサロゲートマーカーの検討,そして肝生 検に代わる非侵襲的バイオマーカーの開発が行われてきた.我々も最近 NASH・肝線維化診断 やNAFLD予後予測に有用な血清マーカーを報告した.また,脂肪性肝疾患を広く含有したNAFLD に代わる新名称としてMAFLDが近年提唱されたが,世界的なコンセンサスは未だ得られてい ない. 索引用語: NAFLD NASH TSP-2 MAFLD バイオマーカー