在一名大面积烧伤患者身上使用血管内温度管理系统成功实现快速复温的案例。在大面积烧伤患者中使用血管内温度管理系统)。

廣瀬 智也, 塩崎 忠彦, 清水 健太郎, 福岡 大史, 酒井 智彦, 島崎 淳也, 織田 順
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摘要

大面积烧伤患者很容易出现体温过低的情况,而他们当时的产热能力关系到他们的预期寿命。对于无法自行产生热量的烧伤病人来说,要恢复体温非常困难。不过,近年来,直接血液加热装置(留置中心静脉经皮体温调节系统)变得更加轻便和简单,使快速恢复体温成为可能。在本研究中,我们报告了一例严重烧伤患者因体温过低而难以恢复体温的病例,通过使用该装置快速恢复体温并控制体温,我们挽救了患者的生命。患者是一名 62 岁的男性,烧伤指数为 33,烧伤预后指数为 95,因烧伤创面感染导致脓毒性休克,于病发第 8 天转入我院。到达医院后,他的体温在更换纱布后迅速从 38.5°C 降至 34.8°C。由于正常加热难以恢复体温,因此计划中的清创手术被迫中止,并使用了中心静脉留置经皮温度控制系统来快速恢复和控制体温。在确认患者到达医院 24 小时后体温已恢复到 37 摄氏度后,对感染伤口进行了清创,经过随后的几次手术,患者得以保住性命。对于无法从低体温中迅速恢复体温的大面积烧伤患者,使用留置中心静脉经皮体温调节系统进行直接血液加热可能是一种有效的治疗方式。
本文章由计算机程序翻译,如有差异,请以英文原文为准。
復温困難であった広範囲熱傷患者に対して,中心静脈留置型経皮的体温調節システムを用いて迅速な復温と体温管理を行い,救命に成功した1例(A case of successful rapid rewarming using an intravascular temperature management system in a patient with extensive burns)
広範囲熱傷患者は容易に低体温に陥り,その時の熱産生能力が患者の生命予後と関与している。自力で熱産生することができない熱傷患者を復温させることは非常に困難である。しかし,近年,直接血液を加温する装置(中心静脈留置型経皮的体温調節システム)が軽量・簡易化されており,迅速に復温させることが可能となった。今回我々は,低体温に陥り復温困難であった重症熱傷症例に対して,この装置を用いて迅速な復温と体温管理を行い,救命することができたので報告する。症例はburn index 33,prognostic burn index 95の広範囲熱傷患者(62歳の男性)が,第8病日に熱傷感染創が原因で敗血症性ショックに陥り,当院に転院となった。来院後,ガーゼ交換後に38.5℃から34.8℃まで急激に体温が低下した。通常の加温では復温困難であったため,予定していたデブリードマンを中止して,中心静脈留置型経皮的体温調節システムを用いて迅速な復温と体温管理を行った。来院から24時間後に37℃に復温したことを確認して感染創のデブリードマンを行い,その後数回の手術を経て救命することができた。低体温から速やかに復温することができない広範囲熱傷患者に対しては,中心静脈留置型経皮的体温調節システムを用いて直接血液を加温して復温させることが有効な治療手段となりうる。
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