教育部和韩国总督府教科书国有化研究

M. Lee
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The study aimed to clarify the process of nationalization of textbooks and understand the nature of textbook compilation in Korea by reviewing Japan's intention. The results are summarized as follows; First, in terms of the textbook contents in each period, textbooks emphasizing the formation of a modern state, national independence, and independence were issued during the “Elementary School Ordinance” period, while textbooks containing Japanese ideology accounted for a large proportion due to the active involvement of Japanese officials during the “Ordinary School Ordinance” period. This can also be seen in the textbook contents from the “Joseon Education Ordinance” period, which included emphasizing the virtues, internal unity, and national emblem that students were expected to have as colonial subjects. Second, the principle of efficiency was applied in the compilation and publication of textbooks in each period, particularly during the “Ordinary School Ordinance” and “Joseon Education Ordinance” periods.","PeriodicalId":262040,"journal":{"name":"Korean journal of the Japan education","volume":"233 1","pages":""},"PeriodicalIF":0.0000,"publicationDate":"2023-10-31","publicationTypes":"Journal Article","fieldsOfStudy":null,"isOpenAccess":false,"openAccessPdf":"","citationCount":"0","resultStr":"{\"title\":\"學部及び朝鮮総督府の敎科書國定化に関する一考察\",\"authors\":\"M. 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摘要

为了了解 1895 年至 1945 年韩国教科书国有化的过程,本文将教科书的编纂和出版分为 "初等学校令"(1895-1905 年)、"普通学校令"(1906-1910 年)和 "韩国教育令"(1910-1945 年)三个时期。研究还探讨了日本教科书的国有化问题。此外,还关注了日本教科书国有化的过程以及采用国有化制度的意图。本文的研究结果可归纳如下。首先,从各时期教科书的内容结构来看,《小学条例》时期出版的教科书强调现代国家的形成以及民族的独特性和独立性,而在《正规学校条例》时期,由于日本官僚的积极参与,以日本精神和日本伦理为内容的教科书占了很大比重。因此,在《朝鲜教育条例》时期编纂的教科书中,包括了强调作为殖民地臣民应准备的美德、韩日统一和民族性格的内容。其次,每个时期的教科书编纂和出版都遵循效率原则。特别是在《师范学校条例》和《朝鲜教育条例》时期,日本出版的教科书经过翻译和编辑后,由各省和朝鲜总督府出版。这种联系也出现在《第二次朝鲜教育令》之后的学校条例中。换言之,日本文部大臣作为教科书出版者的出现,是在扩大殖民地和同心同德的口号下,在殖民地使用日本国家教科书的措施。第三,从各个时期教科书编纂和出版政策中民族与国家的关系来看,"初等学校令 "时期有提高朝鲜人民教育水平和公民意识的强烈意图。另一方面,"普通学校法令 "和 "朝鲜教育法令 "时期则具有强烈的意识形态控制和传播意识形态的意味,目的是消除我们民族的自豪感。第四,这也是日本采用国民教科书制度的原因。 1903 年日本教科书国有化,包含着政府控制和压制国民自由思想、强制推行国家意识形态的强烈意图。这直接导致了总司令部和朝鲜总督府的殖民教育政策,统一和压迫性的民族主义教育通过《朝鲜教育条例》时期得到了加强。 本文研究了 1895-1945 年间韩国教科书的国有化,将时间线分为三个时期:"初等学校条例》(1895-1905 年)、《普通学校条例》(1906-1910 年)和《朝鲜教育条例》(1910-1945 年)。教育条例》(1910-1945 年)。 本研究旨在通过回顾日本教科书国有化的历史,澄清教科书国有化的过程,并了解韩国教科书编纂的性质。研究结果总结如下第一,从各时期教科书的内容来看,《小学法令》时期发行的教科书强调现代国家的形成、民族独立和自主,而《小学法令》时期发行的教科书则强调民族独立和自主。首先,从各个时期的教科书内容来看,强调现代国家的形成、民族独立、独立的教科书多发行于 "小学校令 "时期,而含有日本意识形态的教科书占了很大比例,这是因为 "小学校令 "时期日本官员的积极参与。从《朝鲜教育条例》中的教科书内容也可以看出这一点。从《朝鲜教育条例》时期的教科书内容也可以看出这一点,其中包括强调学生作为殖民地臣民应具备的美德、内部团结和国徽。其次,每个时期的教科书在编纂和出版时都采用了效率原则,尤其是在《普通学校条例》和《朝鲜教育条例》时期。"普通学校条例》和《朝鲜教育条例》时期。
本文章由计算机程序翻译,如有差异,请以英文原文为准。
學部及び朝鮮総督府の敎科書國定化に関する一考察
本論文では1895年から1945年まで韓国の教科書国定化がどのような過程を経て展開されたのかを把握するために、教科書編纂および発行を「小学校令」時期(1895-1905)、「普通学校令」時期(1906-1910)、「朝鮮教育令」時期(1910-1945)に分けて考察した。さらに、日本での教科書の国定化過程と国定制を採択した意図にも注目した。本論文の結果をまとめると次のようになる。第一に、各時期の教科書の内容構成に関して、「小学校令」時期には近代国家の形成や民族の独自性、自主性を強調した教科書が発行されたのに対し、「普通学校令」時期には日本人官僚の積極的な関与により、日本精神や日本倫理が内容となっている教科書が大きな比重を占めた。これは「朝鮮教育令」時期の教科書編纂につながり、教科書には植民地主体として備えるべき徳目や内鮮一体、國体明徴などを強調する内容が含まれた。第二に、各時期の教科書編纂および発行は効率性の原則が適用された。特に、「普通学校令」時期と「朝鮮教育令」時期には日本で発行された教科書が翻訳や編集という過程を経て学部や朝鮮総督府から刊行された。このような関連性は第2次朝鮮教育令以後の学校規則にも現れた。すなわち、教科書発行主体として日本の'文部大臣'が登場したのは内地延長や一視同仁というスローガンの下で日本の国定教科書を植民地で使用できるための措置であった。第三に、各時期の教科書編纂および発行政策を通じて国民と国家の関係を見ると、「小学校令」時期には韓国国民の教育水準を向上させ、国民としての自覚を志向しようという意図が強かった。反面、「普通学校令」時期と「朝鮮教育令」時期には我が民族の自負心をなくすための思想統制やイデオロギー伝授という意味が強く内包されていた。第四に、これは日本で教科書国定制が採択された理由とも脈を同じくする。 1903年の日本における教科書の国定化には国民の自由な思想を統制・抑圧し、国家のイデオロギーを強制するための政府の意図が強く含まれていた。これはそのまま統監府や朝鮮総督府の植民地教育政策につながり、「朝鮮教育令」時期を通じて画一的で抑圧的な国家主義教育が強化されていった。 This paper examines the nationalization of textbooks in Korea from 1895-1945, dividing the timeline into three periods: the “Elementary School Ordinance” (1895-1905), “Ordinary School Ordinance” (1906-1910), and “Joseon Education Ordinance” (1910-1945). The study aimed to clarify the process of nationalization of textbooks and understand the nature of textbook compilation in Korea by reviewing Japan's intention. The results are summarized as follows; First, in terms of the textbook contents in each period, textbooks emphasizing the formation of a modern state, national independence, and independence were issued during the “Elementary School Ordinance” period, while textbooks containing Japanese ideology accounted for a large proportion due to the active involvement of Japanese officials during the “Ordinary School Ordinance” period. This can also be seen in the textbook contents from the “Joseon Education Ordinance” period, which included emphasizing the virtues, internal unity, and national emblem that students were expected to have as colonial subjects. Second, the principle of efficiency was applied in the compilation and publication of textbooks in each period, particularly during the “Ordinary School Ordinance” and “Joseon Education Ordinance” periods.
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