{"title":"涂工技术変迁と最新动向","authors":"Masahiro Nagahara","doi":"10.2524/jtappij.77.774","DOIUrl":null,"url":null,"abstract":"製紙機械の塗工設備では,古くから様々な用紙に塗工が行われており,用途,品質要求,速度要求に対応して発展してきた。主にサイジングを行うサイズプレスは,ポンドサイズからロールメタリング,ロッドメタリングと開発が進み,非接触でサイジングを行う設備としてはスプレーサイザがある。さらに最近では,ハードニップサイザという紙質強度を格段に向上させる新技術も海外ではいくつもの実機が採用されている。カラー塗工を行うコータの主流はブレードコータで,ロールアプリケーション,ショートドゥエルアプリケーション,ジェットアプリケーションが主な型式であり,最近では塗工液をカーテン状に落下させて輪郭塗工を行うカーテンコータが実用化され,多くの実機が導入されている。塗工紙の乾燥設備としては,赤外線ドライヤ,エアドライヤ,シリンダドライヤの構成であったが,エアドライヤのノズル技術の発展により乾燥能力が大きく向上し,エアドライヤのみの乾燥設備が世界的標準となっている。エアノズルの性能向上により,既設のエアドライヤのノズル交換や既設の赤外線ドライヤをエアドライヤとすることでエネルギー削減が可能となっている。本稿ではこれらの設備の技術変遷と最新の技術動向について紹介する。","PeriodicalId":14796,"journal":{"name":"Japan Tappi Journal","volume":"40 1","pages":"0"},"PeriodicalIF":0.0000,"publicationDate":"2023-01-01","publicationTypes":"Journal Article","fieldsOfStudy":null,"isOpenAccess":false,"openAccessPdf":"","citationCount":"0","resultStr":"{\"title\":\"塗工技術変遷と最新動向\",\"authors\":\"Masahiro Nagahara\",\"doi\":\"10.2524/jtappij.77.774\",\"DOIUrl\":null,\"url\":null,\"abstract\":\"製紙機械の塗工設備では,古くから様々な用紙に塗工が行われており,用途,品質要求,速度要求に対応して発展してきた。主にサイジングを行うサイズプレスは,ポンドサイズからロールメタリング,ロッドメタリングと開発が進み,非接触でサイジングを行う設備としてはスプレーサイザがある。さらに最近では,ハードニップサイザという紙質強度を格段に向上させる新技術も海外ではいくつもの実機が採用されている。カラー塗工を行うコータの主流はブレードコータで,ロールアプリケーション,ショートドゥエルアプリケーション,ジェットアプリケーションが主な型式であり,最近では塗工液をカーテン状に落下させて輪郭塗工を行うカーテンコータが実用化され,多くの実機が導入されている。塗工紙の乾燥設備としては,赤外線ドライヤ,エアドライヤ,シリンダドライヤの構成であったが,エアドライヤのノズル技術の発展により乾燥能力が大きく向上し,エアドライヤのみの乾燥設備が世界的標準となっている。エアノズルの性能向上により,既設のエアドライヤのノズル交換や既設の赤外線ドライヤをエアドライヤとすることでエネルギー削減が可能となっている。本稿ではこれらの設備の技術変遷と最新の技術動向について紹介する。\",\"PeriodicalId\":14796,\"journal\":{\"name\":\"Japan Tappi Journal\",\"volume\":\"40 1\",\"pages\":\"0\"},\"PeriodicalIF\":0.0000,\"publicationDate\":\"2023-01-01\",\"publicationTypes\":\"Journal Article\",\"fieldsOfStudy\":null,\"isOpenAccess\":false,\"openAccessPdf\":\"\",\"citationCount\":\"0\",\"resultStr\":null,\"platform\":\"Semanticscholar\",\"paperid\":null,\"PeriodicalName\":\"Japan Tappi Journal\",\"FirstCategoryId\":\"1085\",\"ListUrlMain\":\"https://doi.org/10.2524/jtappij.77.774\",\"RegionNum\":0,\"RegionCategory\":null,\"ArticlePicture\":[],\"TitleCN\":null,\"AbstractTextCN\":null,\"PMCID\":null,\"EPubDate\":\"\",\"PubModel\":\"\",\"JCR\":\"\",\"JCRName\":\"\",\"Score\":null,\"Total\":0}","platform":"Semanticscholar","paperid":null,"PeriodicalName":"Japan Tappi Journal","FirstCategoryId":"1085","ListUrlMain":"https://doi.org/10.2524/jtappij.77.774","RegionNum":0,"RegionCategory":null,"ArticlePicture":[],"TitleCN":null,"AbstractTextCN":null,"PMCID":null,"EPubDate":"","PubModel":"","JCR":"","JCRName":"","Score":null,"Total":0}
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