神奈川县6、7月播种大豆的籽粒产量、产量构成及害种率

Q4 Agricultural and Biological Sciences
Yohei SASAKI, Haruka KAKU, Kyohei TAHARA, Kappei KATO, Satoshi ONODERA, Masao HIGO, Katsunori ISOBE
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摘要

本研究为了明确大豆播种期腐败粒率对子代实收量变化的影响,对神奈川县6月(6月区)和7月(7月区)播种时的子代实收量、食害粒和腐败粒的发生进行了调查。在日本大学生资源科学部内农场(神奈川县藤泽市)进行了2018年和2021年2年6月和7月播种的农场试验。2018年的供试产品型号为“背面的微笑”、“延礼”、“站姿”,2021年为“延礼”。调查结果显示,两年内所有品种子实肥大期地上部生长6月区比7月区旺盛,但腐败粒率6月区比7月区高。结果显示,2018年7月区的每个荚数和每节的荚数增加,2021年7月区的荚数少于6月区的荚数,但由于每个荚数的值呈增大趋势,由于两年内颗粒数均无显著性差异,因此播种期子代实收量无显著性差异。另外,6月区与7月区相比,子实肥大期以后的平均气温两年来都有偏高的倾向,因此6月区容易发生细菌繁殖引起的子实腐烂。综上所述,播种期子实产量没有差异的原因是,7月区与6月区相比豆荚数量较少,但豆荚粒数多,因此豆荚粒数呈增加趋势。另外,据推测,腐烂粒率的下降是7月份区域颗粒数量增加的主要原因。另外,本研究结果表明,通过在神奈川县7月播种,有可能减少抑制害虫和腐败粒发生所需的农药。
本文章由计算机程序翻译,如有差异,请以英文原文为准。
Seed Yield, Yield Components, and Damaged Seed Rate in Soybean Sown in June and July in Kanagawa Prefecture
本研究ではダイズの播種期による子実収量の変化に対する腐敗粒率の影響を明らかにするため,神奈川県で6月(6月区)と7月(7月区)に播種した際の子実収量,食害粒,腐敗粒の発生を調査した.日本大学生物資源科学部内圃場(神奈川県藤沢市)で2018年と2021年の2ヵ年に6月と7月に播種する圃場試験を行った.供試品種は2018年が「里のほほえみ」,「エンレイ」,「タチナガハ」で,2021年は「エンレイ」とした.調査の結果,両年とも全品種で子実肥大期の地上部の生育は7月区より6月区の方が旺盛であったが,腐敗粒率は6月区が7月区と比べて高かった.その結果,2018年は7月区の1莢粒数と1節当たりの莢数が多くなったことにより,2021年は7月区の莢数が6月区より少なかったが,1莢粒数の値が大きくなる傾向であったことにより,両年とも粒数に有意差が見られなかったため,播種期間の子実収量に有意差がなかった.また,6月区は7月区と比べ子実肥大期以降の平均気温が両年とも高い傾向にあったため,6月区では菌の繁殖による子実腐敗が発生しやすかったと考えられた.以上のことから,播種期間で子実収量に差がなかったのは,7月区では6月区と比較して,莢数が少なかったが,1莢粒数は多い傾向で,それに伴い,粒数が増加傾向にあったことによるものと考える.また,7月区における粒数の増加には腐敗粒率の低下が寄与したと推察した.さらに,本研究の結果より,神奈川県において7月に播種を行うことで害虫や腐敗粒発生の抑制に必要な農薬を減らせる可能性が示唆された.
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Japanese Journal of Crop Science
Japanese Journal of Crop Science Agricultural and Biological Sciences-Food Science
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