《长宗我部地检帐》中土佐国工匠居所分布

Q4 Social Sciences
Akito Yoshida
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摘要

本文利用《长宗我部地检帐》,通过分析土佐国工匠的住所及其分布,从产业的角度阐明了16世纪末土佐国的地域特征。以往,以织丰时期为对象,明确大名领国规模的地域特征的研究只从支配,市町,流通三个角度进行。本文着眼于前近代工匠在区域内承担大量的手工业职能这一点,对特定的一个区域内多个职业的工匠的分布进行了悉皆、定量的地图化,通过分析当时的产业分布,提出了明确地域特征的新视角。分析的结果,除了各职业的分布和各地域的特征之外,高知平原是政治、文化、手工业的中心,沿岸以河川河口为中心,木材相关产业和造船业蓬勃发展。揭示了通过沿岸航线运输产品的土佐国结构。另外,从与市镇分布的比较可以看出,市镇并不一定聚居着工匠。据推测,工匠们从是否适合原材料的获取和加工、与其他工匠的合作以及产品的出货等角度出发,选择了适合谋生的地点居住。虽然只是一个事例,但是以一个大名领国为事例,提出了工匠居所的具体面貌,在今后与其他大名领国的工匠居所分布和地域特征进行比较和探讨上,可以说是非常有意义的成果。
本文章由计算机程序翻译,如有差异,请以英文原文为准。
『長宗我部地検帳』にみる土佐国における職人の居所分布
本稿では,『長宗我部地検帳』を用い,土佐国における職人の居所とその分布の分析を行うことで,産業の観点から16世紀末の土佐国の地域的特徴の解明を行った。従来,織豊期までを対象に大名領国のスケールでの地域的特徴を明らかにする研究が支配,市町,流通の3つの視角のみから行われたのに対し,本稿では前近代において職人が地域における手工業機能の多くを担っていた点に着目し,特定の一地域における複数の職種の職人の分布を悉皆的・定量的に地図化し,当時の産業の分布の解明を通して地域的特徴を明らかにするという新たな視角を提示した。分析の結果,職種ごとの分布や地域ごとの特徴に加え,高知平野に政治・文化・手工業の中心が所在し,沿岸部では河川河口部を中心に木材関連産業や造船業が盛んにおこなわれ,沿岸航路を通じて製品が運送されるという土佐国の構造を明らかにした。また,市町の分布との比較からは,市町に必ずしも職人が集住する訳ではないことが明らかになった。職人は,原材料の入手や加工,他職人との協業,製品の出荷に適しているかなどの観点から,生業を営む際に適した立地を選択して居住していることが推定された。一事例には過ぎないものの,職人の居所の具体的様相を1つの大名領国を事例に提示しえたことは,今後他の大名領国における職人の居所分布や地域的特徴と比較・検討するうえでも非常に意義のある成果であるといえる。
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Japanese Journal of Human Geography
Japanese Journal of Human Geography Social Sciences-Geography, Planning and Development
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期刊介绍: The aim of the JJHG is to achieve the key objectives of the HGSJ by publishing cutting-edge research papers and systematic reviews in the field of human geography. Papers that challenge the status quo, address important scientific and technical issues, and promote social justice are also welcomed. The journal publishes peer-reviewed papers across the whole spectrum of human geography.
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