γ-氧化铝负载金属镍催化剂上2-氯丙烯有效脱氯制丙烯的研究

IF 0.6 4区 工程技术 Q4 ENERGY & FUELS
Shigeru SUGIYAMA, Yuka HIWADA, Ryota YAHARA, Taichi NISHIMURA, Naohiro SHIMODA
{"title":"γ-氧化铝负载金属镍催化剂上2-氯丙烯有效脱氯制丙烯的研究","authors":"Shigeru SUGIYAMA, Yuka HIWADA, Ryota YAHARA, Taichi NISHIMURA, Naohiro SHIMODA","doi":"10.1627/jpi.66.217","DOIUrl":null,"url":null,"abstract":"前報では,アルミナ担持パラジウム触媒による 2-クロロプロペン(2-PEN)の接触還元が348 Kで高い活性を示したことを報告した。しかしこの場合,2-クロロプロパン(2-PAN),プロピレンおよびプロパンが非選択的に生成されたので,実際の社会実装を考えると分離プロセス併設が不可欠となっていた。本研究では,アルミナ担持ニッケル触媒が2-PENのプロピレンへの高選択的変換を達成できることを明らかにした。たとえば,473 Kでは,10 %のNiを担持した触媒を用いると,2-PENの転化率が15.0 %,プロピレンの選択率は95.7 %に達した。ただし,プロピレン収率が14.3 %であったため,623 Kで反応を検討した。その結果,2-PENの転化率75.6 %,プロピレンへの選択率78.6 %となり,プロピレン収率が59.4 %となった。最も注目すべき点は,この条件下でプロパンが生成されなかったことである。したがって,本触媒系では,プロパンとプロピレンを分離する必要はない。ニッケルを触媒として用いることで,プロピレンからプロパンへの過度の還元が抑制されると結論付けられた。","PeriodicalId":17362,"journal":{"name":"Journal of The Japan Petroleum Institute","volume":"8 3","pages":"0"},"PeriodicalIF":0.6000,"publicationDate":"2023-11-01","publicationTypes":"Journal Article","fieldsOfStudy":null,"isOpenAccess":false,"openAccessPdf":"","citationCount":"0","resultStr":"{\"title\":\"Effective Dechlorination of 2-Chloropropene to Propylene on a Metallic Nickel Catalyst Supported on γ-Alumina\",\"authors\":\"Shigeru SUGIYAMA, Yuka HIWADA, Ryota YAHARA, Taichi NISHIMURA, Naohiro SHIMODA\",\"doi\":\"10.1627/jpi.66.217\",\"DOIUrl\":null,\"url\":null,\"abstract\":\"前報では,アルミナ担持パラジウム触媒による 2-クロロプロペン(2-PEN)の接触還元が348 Kで高い活性を示したことを報告した。しかしこの場合,2-クロロプロパン(2-PAN),プロピレンおよびプロパンが非選択的に生成されたので,実際の社会実装を考えると分離プロセス併設が不可欠となっていた。本研究では,アルミナ担持ニッケル触媒が2-PENのプロピレンへの高選択的変換を達成できることを明らかにした。たとえば,473 Kでは,10 %のNiを担持した触媒を用いると,2-PENの転化率が15.0 %,プロピレンの選択率は95.7 %に達した。ただし,プロピレン収率が14.3 %であったため,623 Kで反応を検討した。その結果,2-PENの転化率75.6 %,プロピレンへの選択率78.6 %となり,プロピレン収率が59.4 %となった。最も注目すべき点は,この条件下でプロパンが生成されなかったことである。したがって,本触媒系では,プロパンとプロピレンを分離する必要はない。ニッケルを触媒として用いることで,プロピレンからプロパンへの過度の還元が抑制されると結論付けられた。\",\"PeriodicalId\":17362,\"journal\":{\"name\":\"Journal of The Japan Petroleum Institute\",\"volume\":\"8 3\",\"pages\":\"0\"},\"PeriodicalIF\":0.6000,\"publicationDate\":\"2023-11-01\",\"publicationTypes\":\"Journal Article\",\"fieldsOfStudy\":null,\"isOpenAccess\":false,\"openAccessPdf\":\"\",\"citationCount\":\"0\",\"resultStr\":null,\"platform\":\"Semanticscholar\",\"paperid\":null,\"PeriodicalName\":\"Journal of The Japan Petroleum Institute\",\"FirstCategoryId\":\"1085\",\"ListUrlMain\":\"https://doi.org/10.1627/jpi.66.217\",\"RegionNum\":4,\"RegionCategory\":\"工程技术\",\"ArticlePicture\":[],\"TitleCN\":null,\"AbstractTextCN\":null,\"PMCID\":null,\"EPubDate\":\"\",\"PubModel\":\"\",\"JCR\":\"Q4\",\"JCRName\":\"ENERGY & FUELS\",\"Score\":null,\"Total\":0}","platform":"Semanticscholar","paperid":null,"PeriodicalName":"Journal of The Japan Petroleum Institute","FirstCategoryId":"1085","ListUrlMain":"https://doi.org/10.1627/jpi.66.217","RegionNum":4,"RegionCategory":"工程技术","ArticlePicture":[],"TitleCN":null,"AbstractTextCN":null,"PMCID":null,"EPubDate":"","PubModel":"","JCR":"Q4","JCRName":"ENERGY & FUELS","Score":null,"Total":0}
引用次数: 0

摘要

在之前的报告中,我们报道了氧化铝钯催化剂对2-氯丙烯(2-PEN)的接触还原在348k时显示出了很高的活性。但是在这种情况下,由于非选择性地生成了2-氯丙烷(2-PAN)、丙烯和丙烷,所以考虑到实际的社会实现,分离过程的并行是不可缺少的。本研究表明,氧化铝镍催化剂可实现2-PEN向丙烯的高选择性转换。例如,在473k条件下,采用携带10% Ni的催化剂,2-PEN的转化率为15.0 %,丙烯的选择率达到95.7 %。不过,由于丙烯收率为14.3%,因此在623k进行了反应研究。结果2-PEN的转化率为75.6 %,对丙烯的选择率为78.6%,丙烯收率为59.4%。最值得注意的是,在这种条件下没有生成丙烷。因此,该催化剂无需分离丙烷和丙烯。结论是使用镍作为催化剂,可以抑制丙烯向丙烷的过度还原。
本文章由计算机程序翻译,如有差异,请以英文原文为准。
Effective Dechlorination of 2-Chloropropene to Propylene on a Metallic Nickel Catalyst Supported on γ-Alumina
前報では,アルミナ担持パラジウム触媒による 2-クロロプロペン(2-PEN)の接触還元が348 Kで高い活性を示したことを報告した。しかしこの場合,2-クロロプロパン(2-PAN),プロピレンおよびプロパンが非選択的に生成されたので,実際の社会実装を考えると分離プロセス併設が不可欠となっていた。本研究では,アルミナ担持ニッケル触媒が2-PENのプロピレンへの高選択的変換を達成できることを明らかにした。たとえば,473 Kでは,10 %のNiを担持した触媒を用いると,2-PENの転化率が15.0 %,プロピレンの選択率は95.7 %に達した。ただし,プロピレン収率が14.3 %であったため,623 Kで反応を検討した。その結果,2-PENの転化率75.6 %,プロピレンへの選択率78.6 %となり,プロピレン収率が59.4 %となった。最も注目すべき点は,この条件下でプロパンが生成されなかったことである。したがって,本触媒系では,プロパンとプロピレンを分離する必要はない。ニッケルを触媒として用いることで,プロピレンからプロパンへの過度の還元が抑制されると結論付けられた。
求助全文
通过发布文献求助,成功后即可免费获取论文全文。 去求助
来源期刊
Journal of The Japan Petroleum Institute
Journal of The Japan Petroleum Institute 工程技术-工程:石油
CiteScore
1.70
自引率
10.00%
发文量
29
审稿时长
>12 weeks
期刊介绍: “Journal of the Japan Petroleum Institute”publishes articles on petroleum exploration, petroleum refining, petrochemicals and relevant subjects (such as natural gas, coal and so on). Papers published in this journal are also put out as the electronic journal editions on the web. Topics may range from fundamentals to applications. The latter may deal with a variety of subjects, such as: case studies in the development of oil fields, design and operational data of industrial processes, performances of commercial products and others
×
引用
GB/T 7714-2015
复制
MLA
复制
APA
复制
导出至
BibTeX EndNote RefMan NoteFirst NoteExpress
×
提示
您的信息不完整,为了账户安全,请先补充。
现在去补充
×
提示
您因"违规操作"
具体请查看互助需知
我知道了
×
提示
确定
请完成安全验证×
copy
已复制链接
快去分享给好友吧!
我知道了
右上角分享
点击右上角分享
0
联系我们:info@booksci.cn Book学术提供免费学术资源搜索服务,方便国内外学者检索中英文文献。致力于提供最便捷和优质的服务体验。 Copyright © 2023 布克学术 All rights reserved.
京ICP备2023020795号-1
ghs 京公网安备 11010802042870号
Book学术文献互助
Book学术文献互助群
群 号:481959085
Book学术官方微信