静脉血栓栓塞(VTE)在胃肠道肿瘤治疗中的应用

Taishi HATA
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摘要

消化器官癌症治疗中的venous thromboembolism (VTE)很大,需要分为1次预防和治疗以及2次预防来考虑。1次预防是主要治疗的手术预防。在欧美,VTE被认为是循环器官疾病中最致命的3大血管疾病,积累了很多数据,并反映在围手术期的预防指南中。另一方面,本邦于2004年首次发行了指导方针,但内容是参考海外数据并结合日本现状而制定的,至今内容没有太大变化。但是血栓形成和出血倾向也有人种差异,今后希望在积累日本人的数据的基础上修订指南。在治疗和二级预防方面,国外已经推荐direct oral anticoagulants (DOAC)作为癌症患者的VTE治疗和二级预防药。随着DOAC的出现,在癌症治疗的同时,VTE治疗和2次预防将更加安全有效。
本文章由计算机程序翻译,如有差异,请以英文原文为准。
Venous thromboembolism (VTE) in gastrointestinal cancer treatment
消化器がん治療におけるvenous thromboembolism(VTE)は大きく,1次予防と治療及び2次予防に分けて考える必要がある.1次予防としては主たる治療である手術時の予防があげられる.欧米においてVTEは循環器疾患の中でも3大致死的血管疾患と認識されており,多くのデータが蓄積されて周術期の予防ガイドラインにも反映されてきた.一方本邦では2004年に初のガイドラインが発刊されたが,内容は海外のデータを参考に日本の現状に合わせたものとして作成され,現在でも内容にはあまり変更はない.しかし血栓形成や出血傾向には人種差もあることから今後は日本人でのデータの蓄積とそれを踏まえたガイドラインの改訂が望まれる.治療及び2次予防において,海外ではがん患者のVTE治療や2次予防薬としてdirect oral anticoagulants(DOAC)がすでに推奨されている.このDOACの登場によってより安全で効果的にがん治療と並行したVTE治療や2次予防ができるようになってきた.
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