S. Kohno, S. Hasegawa, H. Abe, Takao Takahashi, Y. Ogata, S. Abiko, J. Sakai
{"title":"影响产后奶牛发情恢复的因素——血液性质与喂养的关系。","authors":"S. Kohno, S. Hasegawa, H. Abe, Takao Takahashi, Y. Ogata, S. Abiko, J. Sakai","doi":"10.4190/JJVC1990.16.29","DOIUrl":null,"url":null,"abstract":"乳牛の分娩後における繁殖成績の向上を図ることを目的として、分娩後60日以内に明瞭な発情が回帰した乳牛6頭(A群)、発情徴候の微弱なもの4頭(B群)、発情徴候の認められなかったもの3頭(C群)、計13頭の分娩前・後(分娩前30、7日、分娩後7、14、21、30、40、50、60日)の飼料給与量、血液成分および血中プロジェステロン濃度の変化について検討した。その結果、飼料給与量(TDN、DCP充足率)は分娩前はA、B、C群の順で有意に高く、分娩後も同様であった。ボディコンディションスコアー(BCS)は、分娩前・後においてC、B、A群の順で減少した。BCSの減少の程度が急激であったものほど、分娩後7日における血中NEFA濃度は高値を示し、血糖値は低値を示した。血液成分ではRBC、Ht値は飼料給与量の多い群ほど高値を示した。また、分娩後の血清Alb濃度および血中ビタミンA濃度は、脂肪動員の激しい群ほど低値を示していた。血中プロジェステロン濃度が1ng/ml以上の値を示した時期は、A、B、C群の順で早く、それにともなって発情が回帰し、分娩後初回授精および最終授精までの日数も短かった。分娩後の発情回帰とその後の受胎成績には、分娩前からの飼料給与が関連しており、重度の脂肪動員による肝機能の低下が繁殖機能に対して悪影響を及ぼしていると考えられた。分娩後における繁殖機能のコントロールには、乾乳期からの飼料給与とBCSの管理が必要である。","PeriodicalId":293284,"journal":{"name":"The Tohoku Journal Veterinary Clinics","volume":"80 1","pages":"0"},"PeriodicalIF":0.0000,"publicationDate":"1900-01-01","publicationTypes":"Journal Article","fieldsOfStudy":null,"isOpenAccess":false,"openAccessPdf":"","citationCount":"1","resultStr":"{\"title\":\"Factors affecting the return of estrus in postpartum cows-Relationship between properties of blood and feeding.\",\"authors\":\"S. Kohno, S. Hasegawa, H. Abe, Takao Takahashi, Y. Ogata, S. Abiko, J. Sakai\",\"doi\":\"10.4190/JJVC1990.16.29\",\"DOIUrl\":null,\"url\":null,\"abstract\":\"乳牛の分娩後における繁殖成績の向上を図ることを目的として、分娩後60日以内に明瞭な発情が回帰した乳牛6頭(A群)、発情徴候の微弱なもの4頭(B群)、発情徴候の認められなかったもの3頭(C群)、計13頭の分娩前・後(分娩前30、7日、分娩後7、14、21、30、40、50、60日)の飼料給与量、血液成分および血中プロジェステロン濃度の変化について検討した。その結果、飼料給与量(TDN、DCP充足率)は分娩前はA、B、C群の順で有意に高く、分娩後も同様であった。ボディコンディションスコアー(BCS)は、分娩前・後においてC、B、A群の順で減少した。BCSの減少の程度が急激であったものほど、分娩後7日における血中NEFA濃度は高値を示し、血糖値は低値を示した。血液成分ではRBC、Ht値は飼料給与量の多い群ほど高値を示した。また、分娩後の血清Alb濃度および血中ビタミンA濃度は、脂肪動員の激しい群ほど低値を示していた。血中プロジェステロン濃度が1ng/ml以上の値を示した時期は、A、B、C群の順で早く、それにともなって発情が回帰し、分娩後初回授精および最終授精までの日数も短かった。分娩後の発情回帰とその後の受胎成績には、分娩前からの飼料給与が関連しており、重度の脂肪動員による肝機能の低下が繁殖機能に対して悪影響を及ぼしていると考えられた。分娩後における繁殖機能のコントロールには、乾乳期からの飼料給与とBCSの管理が必要である。\",\"PeriodicalId\":293284,\"journal\":{\"name\":\"The Tohoku Journal Veterinary Clinics\",\"volume\":\"80 1\",\"pages\":\"0\"},\"PeriodicalIF\":0.0000,\"publicationDate\":\"1900-01-01\",\"publicationTypes\":\"Journal Article\",\"fieldsOfStudy\":null,\"isOpenAccess\":false,\"openAccessPdf\":\"\",\"citationCount\":\"1\",\"resultStr\":null,\"platform\":\"Semanticscholar\",\"paperid\":null,\"PeriodicalName\":\"The Tohoku Journal Veterinary Clinics\",\"FirstCategoryId\":\"1085\",\"ListUrlMain\":\"https://doi.org/10.4190/JJVC1990.16.29\",\"RegionNum\":0,\"RegionCategory\":null,\"ArticlePicture\":[],\"TitleCN\":null,\"AbstractTextCN\":null,\"PMCID\":null,\"EPubDate\":\"\",\"PubModel\":\"\",\"JCR\":\"\",\"JCRName\":\"\",\"Score\":null,\"Total\":0}","platform":"Semanticscholar","paperid":null,"PeriodicalName":"The Tohoku Journal Veterinary Clinics","FirstCategoryId":"1085","ListUrlMain":"https://doi.org/10.4190/JJVC1990.16.29","RegionNum":0,"RegionCategory":null,"ArticlePicture":[],"TitleCN":null,"AbstractTextCN":null,"PMCID":null,"EPubDate":"","PubModel":"","JCR":"","JCRName":"","Score":null,"Total":0}