T. Yokoyama, H. Umemiya, H. Abiko
{"title":"地下地层人工回灌蓄热式换热","authors":"T. Yokoyama, H. Umemiya, H. Abiko","doi":"10.5917/jagh1959.17.55","DOIUrl":null,"url":null,"abstract":"In the heavy snow fall area, Yonezawa, Nagaoka, etc. , they have taken a good use of snow melting pipes. But these are not sufficiently familiar to that district, for the water supply is poor. And so we have had an idea of a use of a stratum for a regenerator by artificial recharge and a reuse of repumped water for snow melting pipes. Injecting cooling waste water has been investigated since before, but water surface up-lift effects when restoration of injection and quantitative analysis for heat storage are not successfully studied. <BR> We have injected at rate of 0. 7m<SUP>8</SUP>/min for a month, and examined ( i ) the reason why we could inject, (ii) the up-lift effect near wells, and (iii) the regenerating effect, from isotrapy of the peameable, comparing the experimental piezometric surface with the ideal, and water quality and temperature change. <BR> The experimental field is situated in a southern part in Yarnagata basin. The aquifers are 40m and 80m in depth. The injection, the observation and the discharge wells are drilled at the corners of the 22. 4m equilateral triangle. In isotrapic confined aquiefers if the flow is subject to Darcy's law and the deficiency of the boreholes is negligible, thg steady state piezometric surface is given by equation ( 4 ) s — Q0/ 471-71 • In (r2/r2) = Q0/4r T. InC((x — a) 2 +y9/( (x+ a) 2 -+-y2)) . ........ .................. ( 4 ) where Q0 is the rate of both recharge and discharge, T is the coefficient of transmissibity, and 2a is a distance betweer the injection well and the discharge one, and a is 11. 2m. As the results, we have reached the following conclusions. ( i ) The effective path between the injection well and the discharge well cannot be formed, because transmisibities near the wells are almost uniform during 20 days of successful pumping test. So we may say that water was injected in natural state. (i i) The total amount of injected water in a month is 2. 4 x 104m8, nevertheless we observed *山 形大学工学部 **日 本地下水開発株式会社 (昭和49年11月18日 受理.昭 和50年3月9日 再受理) onlytheslighttrans至entde{iclencyoftheboreho1esbyprec圭pitationo{lron.Thenatthe injectionweU,theobservedplezomenticsurface圭shigherthanthetheoretica藍va茎ue,butat theotherweUstheobservedandthetheoretica霊valuesarenear董yequaLSimiarly,judging fromthechangeofwaterquahtyit圭struethattheequat董on(4)canshowthepiezometric surface圭nthecaseofs量multaneousrechargeanddischarge. (111)Thoughwe1nject2.4×10`m3waterat3.C,thed董schargetemperature気snotlower thanlloC.Itisrevealedthattheabove賛mentionedsystemcanbesufficiendyapPliedtothe snowmelt薫ngPlpedroadof6minwidthand100min三engththroughwinter. 1.緒 論 東北,北 陸地方 の豪雪地帯で は表流水 お よび地 下水利用 の消雪 パ イプが冬期交通確保に活躍 してい る.し か し,都 市化 に伴 な う水需要増大 のため,表 流水 は減少 し地下水位は低下 して,消 雪 パ イプの 普 及が困難 となっている. 水不足は む しろ全 国的 な ものであ り,特 に工 業地帯 においては,過 剰揚水に ともな う塩水化お よび 地盤沈下が広範 囲にわ た って発生 してい る.し たが って,こ れ ら工業用 水の節約 を 計 る た め,再 使 用(1)や造水(2).(3)および帯 水層での還元再使用く4)一(8)が研究.実 施 され て きた.こ れ ら深 層地下水は, 短期間では涌養 され ないため,揚 水を抑 え るか何 らか の方法 で洒養す る必要 があ るが,実 行 され てい る例9は少 ない.注 入井 に よる人工 洒養 については,多 くの研究成果 が得 られ たが,注 入 に よる還元 効果 の定量的把握 お よび予 想につい ては まだ不十分 であ る.地 下水利用 の利点は安価で ある こと,汚 染 され てないこ と,お よび地表 との温度差が大 きい ことな どが挙げ られ る.し たが って,人 工 涌養 に よ り過 剰揚 水に ともな う諸 弊害を回避す ると同時に,熱 お よび化学汚染 につい ても注意せねば な らな い◎蓄熱 効果 につい ては これ まで も研究(9).(10)され,最 近 では秋林(11)が電算機 で シ ミュ レー.トを行 っ た.し か しなが ら,理 論 と実験 との比較検討は今後に残 された課 題であ り,化 学汚染 と同様 さらに追 求す る必要があ る. 本研 究は米沢市か ら委託 を受 け,冷 水(或 いは温 水)を 人工涌養 し地下水盆を強 化 し つ つ,一 方 で.温 水(冷 水)を 得 て消雪(冷 却)用 水 と して利用す ることを直接 の 目的 として行な ってきた.今 回 も0.7m3/minの 注入揚水実験を約1ケ 月間継続 したが, みずみち (i)注 入 井の 目づ ま りを避 け得 た のは注.揚 水井間 の水道形 成に よる特殊 な場合 に過 ぎないのか, (代) 注入に よる水位 の還元効果 は理論 と一致す るか, (代) 冷 水注入に よ り揚水温降下は どの程度 であ り消雪 パ イプ用温水源 とな り得 るか を,透 水性 の異方性,水 位,水 質等か ら明 らか に し,定 量的蓄熱評価 を行 な う際 の基礎 デ ー タ と す る¢ 2.記 号表 2a;注 入,揚 水井間隔(2a..-22.4m)m r,〆;揚 水井,注 入井か らの距離m 瓦R';揚 水,注 水時 の影響半径m Q.;揚 水量,注 入 量m3/s s;静 水位面か らの水位(以 下単 に水位 と呼ぶ)m S;貯 留係数 t;時 間s T;透 水量係数m2/s (x,y);水 平空間座標m η;井 戸効率 θ;温 度.C 3.理 論解析 等 方性水平無限被圧帯 水層 が漏 水のない上下制限床 で囲まれ ている時,物 性値一 定で の ダル シー則 に したがえば地下水流動 の基礎式は(1)式 と求め られ る(12). a3s-∂25/∂x2+∂25/∂ ツ2.-s/T.∂5/∂t(1) したが って.水 位場 が定常 となれば(1)式は ラプラスの式を満足す る.例 えば,図 一一1の 揚 水井に よ り揚 水をお こな う場合 の定常解 は,平 衡説 のThiemの 式(2)とな ,Rす なわ ち影響 半径 を50mと 見 積れ ば,図 一一1の 破線 が(2)式で示 され る水位場 であ る. s\".Qe/2πT.ln(r/R)t(2) 但 しsirmR\":O,r2.=(x-a)2+Pt2 注入井に よる人工 瀕養 の場合 に もよ く見 られ る 目づ ま りに よる透水性 の劣化等 が無視 で ,流 れ は 揚水 と同様 に物 性値 一定 の ダル シー則 に したが ,注 入 と揚水 は本 質的に 同一(1s)で あ り, ( 1)式 は注入 の場合 に も成立す る.注 入 と揚 水の同一一性 につ い ては疑問(14)も持た れ ているが ,著 者 ら は 同一性 を仮定 して解 を求め,実 験 と比較す る.し たが って,図 一4の 注 入井 に よ り人工滴養す る場 合 の定常解 は(3)式 となる. s==一'.Qe/2πT.ln(〆/R')(3) 但 しslr'=R'=O,〆2m(x十a)2十 プ 以上か ら.注 入井揚水井で注入揚水を同量 同時に行 い,注 入 と揚水 の同一 性が=満足 され る時 の定常 解 は.水 位場が保存場 となる ことか ら,(2)式 と(3)式を加 えれば よい.両 影響半怪R ,R'も 同一性 の も とでは等 しい と考え られ るので,結 局求 める解 は(4)式とな るe s-Q./4πT.ln(r2/r2)-Q./4πT.ln〔{(x-a)+y2}/((x+a)2+y2}〕(4) した がって,注 入井 に よ り同量 の人工 洒養 を行 なえば,水 位場 は図一.1の 実線 の様 に上昇 し,水 位 の還元効果 は図のハ ソチ ング部 とな る.例 えば,ツ 軸 上の観測井 では水位は降下せず,逆 に 認の負 の 領域 では,揚 水 してい るに もかかわ らず,水 位 は上昇す ることが期待 で きる. 4.実 験施設 図一.一 一.2}c示 した実験場 は,山 形盆地 の南端 国鉄蔵王駅西方約200m:に 位置す る.地 質概要は,第 三紀凝灰岩類 の上 に竜 山火 山の泥流 が不整合 に重 な り,さ らにそ の上に,沖 積 層が発達 してい る.実 験場 には,注 入井.観 測井お よび揚水井が,一 辺22.4mの 正三角形各頂 点に位置 し,各 井 の地質柱状 図を図3--1,-2,-3に 示 した.良 好 な帯水層が,60~8◎m付 近 と40m付 近 に存在す る.両 帯水 層 間には火 山灰 もし くは灰色砂礫 を含み,層 厚 も一定 していな い.し か し,解 析 のほ とん どが2次 元 水平 帯水層 として行 な ってい ることと,3次 元 とすれ ば解析 が困難 なた め,上 部制限床を褐色粘土 お幽 よび粘土,下 部制限床を凝灰岩 とす る被圧帯水層 とし,ス ク リー.ンを図3の バ ツ印の所 に切 った.し たが って,地 下水 は難透水 層の火 山灰 もし くは灰 色砂礫 を避 け て,お もに上.下 帯水層に分かれ て流 れ るが,ω 帯 水層での垂直 流は無視 で きるとす れば,上 下帯水層が隣接 し,し か も境界 での流れ の混 合 がない場合 と同等 であ り,(代) 両帯水層係数が ほぼ同一 と考え るこ とに よ り,両 帯水層厚 さを合計 し て約40mの 等価厚 さを持 つ一つ の帯水層 とみなせ る.以 上か ら,漏 水無 しの被圧 水平帯水層 として解 析 を行 な う. 注入水は側溝 よ り得 て,隻ス ク リー.ンで粗大 ゴ ミを除去後貯水槽 に導 き,自 然流下式 あ るいは圧入式 で注入 され る.そ のため,側 吹 きのない よ うに注入 井上部 は グ ラフ トした.各 井水位 は,触 針式水位 計 に よ り,常 時測 定記録 した.そ の他に,ブ ル ドン圧 力計 で も測 定 した.注 入揚水量は積算流量計 で 計 った◎ 温 度測定 はO.3mml銅 一 コソスタ ンタ ン熱電対を用い,注 入水温,揚 水温 お よび外気温 を常 時測定 記録 した.ま た揚水温 の場合は測定室 とセ ンサ ー部 が離れ たため,補 償導線 で結 線 した.","PeriodicalId":422881,"journal":{"name":"THE JOURNAL OF THE JAPANESE ASSOCIATION OF GROUNDWATER HYDROLOGY","volume":"94 1","pages":"0"},"PeriodicalIF":0.0000,"publicationDate":"1900-01-01","publicationTypes":"Journal Article","fieldsOfStudy":null,"isOpenAccess":false,"openAccessPdf":"","citationCount":"1","resultStr":"{\"title\":\"Heat Exchange of Storage Type through Underground Strata by Artificial Recharge\",\"authors\":\"T. Yokoyama, H. Umemiya, H. Abiko\",\"doi\":\"10.5917/jagh1959.17.55\",\"DOIUrl\":null,\"url\":null,\"abstract\":\"In the heavy snow fall area, Yonezawa, Nagaoka, etc. , they have taken a good use of snow melting pipes. But these are not sufficiently familiar to that district, for the water supply is poor. And so we have had an idea of a use of a stratum for a regenerator by artificial recharge and a reuse of repumped water for snow melting pipes. Injecting cooling waste water has been investigated since before, but water surface up-lift effects when restoration of injection and quantitative analysis for heat storage are not successfully studied. <BR> We have injected at rate of 0. 7m<SUP>8</SUP>/min for a month, and examined ( i ) the reason why we could inject, (ii) the up-lift effect near wells, and (iii) the regenerating effect, from isotrapy of the peameable, comparing the experimental piezometric surface with the ideal, and water quality and temperature change. <BR> The experimental field is situated in a southern part in Yarnagata basin. The aquifers are 40m and 80m in depth. The injection, the observation and the discharge wells are drilled at the corners of the 22. 4m equilateral triangle. In isotrapic confined aquiefers if the flow is subject to Darcy's law and the deficiency of the boreholes is negligible, thg steady state piezometric surface is given by equation ( 4 ) s — Q0/ 471-71 • In (r2/r2) = Q0/4r T. InC((x — a) 2 +y9/( (x+ a) 2 -+-y2)) . ........ .................. ( 4 ) where Q0 is the rate of both recharge and discharge, T is the coefficient of transmissibity, and 2a is a distance betweer the injection well and the discharge one, and a is 11. 2m. As the results, we have reached the following conclusions. ( i ) The effective path between the injection well and the discharge well cannot be formed, because transmisibities near the wells are almost uniform during 20 days of successful pumping test. So we may say that water was injected in natural state. (i i) The total amount of injected water in a month is 2. 4 x 104m8, nevertheless we observed *山 形大学工学部 **日 本地下水開発株式会社 (昭和49年11月18日 受理.昭 和50年3月9日 再受理) onlytheslighttrans至entde{iclencyoftheboreho1esbyprec圭pitationo{lron.Thenatthe injectionweU,theobservedplezomenticsurface圭shigherthanthetheoretica藍va茎ue,butat theotherweUstheobservedandthetheoretica霊valuesarenear董yequaLSimiarly,judging fromthechangeofwaterquahtyit圭struethattheequat董on(4)canshowthepiezometric surface圭nthecaseofs量multaneousrechargeanddischarge. (111)Thoughwe1nject2.4×10`m3waterat3.C,thed董schargetemperature気snotlower thanlloC.Itisrevealedthattheabove賛mentionedsystemcanbesufficiendyapPliedtothe snowmelt薫ngPlpedroadof6minwidthand100min三engththroughwinter. 1.緒 論 東北,北 陸地方 の豪雪地帯で は表流水 お よび地 下水利用 の消雪 パ イプが冬期交通確保に活躍 してい る.し か し,都 市化 に伴 な う水需要増大 のため,表 流水 は減少 し地下水位は低下 して,消 雪 パ イプの 普 及が困難 となっている. 水不足は む しろ全 国的 な ものであ り,特 に工 業地帯 においては,過 剰揚水に ともな う塩水化お よび 地盤沈下が広範 囲にわ た って発生 してい る.し たが って,こ れ ら工業用 水の節約 を 計 る た め,再 使 用(1)や造水(2).(3)および帯 水層での還元再使用く4)一(8)が研究.実 施 され て きた.こ れ ら深 層地下水は, 短期間では涌養 され ないため,揚 水を抑 え るか何 らか の方法 で洒養す る必要 があ るが,実 行 され てい る例9は少 ない.注 入井 に よる人工 洒養 については,多 くの研究成果 が得 られ たが,注 入 に よる還元 効果 の定量的把握 お よび予 想につい ては まだ不十分 であ る.地 下水利用 の利点は安価で ある こと,汚 染 され てないこ と,お よび地表 との温度差が大 きい ことな どが挙げ られ る.し たが って,人 工 涌養 に よ り過 剰揚 水に ともな う諸 弊害を回避す ると同時に,熱 お よび化学汚染 につい ても注意せねば な らな い◎蓄熱 効果 につい ては これ まで も研究(9).(10)され,最 近 では秋林(11)が電算機 で シ ミュ レー.トを行 っ た.し か しなが ら,理 論 と実験 との比較検討は今後に残 された課 題であ り,化 学汚染 と同様 さらに追 求す る必要があ る. 本研 究は米沢市か ら委託 を受 け,冷 水(或 いは温 水)を 人工涌養 し地下水盆を強 化 し つ つ,一 方 で.温 水(冷 水)を 得 て消雪(冷 却)用 水 と して利用す ることを直接 の 目的 として行な ってきた.今 回 も0.7m3/minの 注入揚水実験を約1ケ 月間継続 したが, みずみち (i)注 入 井の 目づ ま りを避 け得 た のは注.揚 水井間 の水道形 成に よる特殊 な場合 に過 ぎないのか, (代) 注入に よる水位 の還元効果 は理論 と一致す るか, (代) 冷 水注入に よ り揚水温降下は どの程度 であ り消雪 パ イプ用温水源 とな り得 るか を,透 水性 の異方性,水 位,水 質等か ら明 らか に し,定 量的蓄熱評価 を行 な う際 の基礎 デ ー タ と す る¢ 2.記 号表 2a;注 入,揚 水井間隔(2a..-22.4m)m r,〆;揚 水井,注 入井か らの距離m 瓦R';揚 水,注 水時 の影響半径m Q.;揚 水量,注 入 量m3/s s;静 水位面か らの水位(以 下単 に水位 と呼ぶ)m S;貯 留係数 t;時 間s T;透 水量係数m2/s (x,y);水 平空間座標m η;井 戸効率 θ;温 度.C 3.理 論解析 等 方性水平無限被圧帯 水層 が漏 水のない上下制限床 で囲まれ ている時,物 性値一 定で の ダル シー則 に したがえば地下水流動 の基礎式は(1)式 と求め られ る(12). a3s-∂25/∂x2+∂25/∂ ツ2.-s/T.∂5/∂t(1) したが って.水 位場 が定常 となれば(1)式は ラプラスの式を満足す る.例 えば,図 一一1の 揚 水井に よ り揚 水をお こな う場合 の定常解 は,平 衡説 のThiemの 式(2)とな ,Rす なわ ち影響 半径 を50mと 見 積れ ば,図 一一1の 破線 が(2)式で示 され る水位場 であ る. s\\\".Qe/2πT.ln(r/R)t(2) 但 しsirmR\\\":O,r2.=(x-a)2+Pt2 注入井に よる人工 瀕養 の場合 に もよ く見 られ る 目づ ま りに よる透水性 の劣化等 が無視 で ,流 れ は 揚水 と同様 に物 性値 一定 の ダル シー則 に したが ,注 入 と揚水 は本 質的に 同一(1s)で あ り, ( 1)式 は注入 の場合 に も成立す る.注 入 と揚 水の同一一性 につ い ては疑問(14)も持た れ ているが ,著 者 ら は 同一性 を仮定 して解 を求め,実 験 と比較す る.し たが って,図 一4の 注 入井 に よ り人工滴養す る場 合 の定常解 は(3)式 となる. s==一'.Qe/2πT.ln(〆/R')(3) 但 しslr'=R'=O,〆2m(x十a)2十 プ 以上か ら.注 入井揚水井で注入揚水を同量 同時に行 い,注 入 と揚水 の同一 性が=満足 され る時 の定常 解 は.水 位場が保存場 となる ことか ら,(2)式 と(3)式を加 えれば よい.両 影響半怪R ,R'も 同一性 の も とでは等 しい と考え られ るので,結 局求 める解 は(4)式とな るe s-Q./4πT.ln(r2/r2)-Q./4πT.ln〔{(x-a)+y2}/((x+a)2+y2}〕(4) した がって,注 入井 に よ り同量 の人工 洒養 を行 なえば,水 位場 は図一.1の 実線 の様 に上昇 し,水 位 の還元効果 は図のハ ソチ ング部 とな る.例 えば,ツ 軸 上の観測井 では水位は降下せず,逆 に 認の負 の 領域 では,揚 水 してい るに もかかわ らず,水 位 は上昇す ることが期待 で きる. 4.実 験施設 図一.一 一.2}c示 した実験場 は,山 形盆地 の南端 国鉄蔵王駅西方約200m:に 位置す る.地 質概要は,第 三紀凝灰岩類 の上 に竜 山火 山の泥流 が不整合 に重 な り,さ らにそ の上に,沖 積 層が発達 してい る.実 験場 には,注 入井.観 測井お よび揚水井が,一 辺22.4mの 正三角形各頂 点に位置 し,各 井 の地質柱状 図を図3--1,-2,-3に 示 した.良 好 な帯水層が,60~8◎m付 近 と40m付 近 に存在す る.両 帯水 層 間には火 山灰 もし くは灰色砂礫 を含み,層 厚 も一定 していな い.し か し,解 析 のほ とん どが2次 元 水平 帯水層 として行 な ってい ることと,3次 元 とすれ ば解析 が困難 なた め,上 部制限床を褐色粘土 お幽 よび粘土,下 部制限床を凝灰岩 とす る被圧帯水層 とし,ス ク リー.ンを図3の バ ツ印の所 に切 った.し たが って,地 下水 は難透水 層の火 山灰 もし くは灰 色砂礫 を避 け て,お もに上.下 帯水層に分かれ て流 れ るが,ω 帯 水層での垂直 流は無視 で きるとす れば,上 下帯水層が隣接 し,し か も境界 での流れ の混 合 がない場合 と同等 であ り,(代) 両帯水層係数が ほぼ同一 と考え るこ とに よ り,両 帯水層厚 さを合計 し て約40mの 等価厚 さを持 つ一つ の帯水層 とみなせ る.以 上か ら,漏 水無 しの被圧 水平帯水層 として解 析 を行 な う. 注入水は側溝 よ り得 て,隻ス ク リー.ンで粗大 ゴ ミを除去後貯水槽 に導 き,自 然流下式 あ るいは圧入式 で注入 され る.そ のため,側 吹 きのない よ うに注入 井上部 は グ ラフ トした.各 井水位 は,触 針式水位 計 に よ り,常 時測 定記録 した.そ の他に,ブ ル ドン圧 力計 で も測 定 した.注 入揚水量は積算流量計 で 計 った◎ 温 度測定 はO.3mml銅 一 コソスタ ンタ ン熱電対を用い,注 入水温,揚 水温 お よび外気温 を常 時測定 記録 した.ま た揚水温 の場合は測定室 とセ ンサ ー部 が離れ たため,補 償導線 で結 線 した.\",\"PeriodicalId\":422881,\"journal\":{\"name\":\"THE JOURNAL OF THE JAPANESE ASSOCIATION OF GROUNDWATER HYDROLOGY\",\"volume\":\"94 1\",\"pages\":\"0\"},\"PeriodicalIF\":0.0000,\"publicationDate\":\"1900-01-01\",\"publicationTypes\":\"Journal Article\",\"fieldsOfStudy\":null,\"isOpenAccess\":false,\"openAccessPdf\":\"\",\"citationCount\":\"1\",\"resultStr\":null,\"platform\":\"Semanticscholar\",\"paperid\":null,\"PeriodicalName\":\"THE JOURNAL OF THE JAPANESE ASSOCIATION OF GROUNDWATER HYDROLOGY\",\"FirstCategoryId\":\"1085\",\"ListUrlMain\":\"https://doi.org/10.5917/jagh1959.17.55\",\"RegionNum\":0,\"RegionCategory\":null,\"ArticlePicture\":[],\"TitleCN\":null,\"AbstractTextCN\":null,\"PMCID\":null,\"EPubDate\":\"\",\"PubModel\":\"\",\"JCR\":\"\",\"JCRName\":\"\",\"Score\":null,\"Total\":0}","platform":"Semanticscholar","paperid":null,"PeriodicalName":"THE JOURNAL OF THE JAPANESE ASSOCIATION OF GROUNDWATER HYDROLOGY","FirstCategoryId":"1085","ListUrlMain":"https://doi.org/10.5917/jagh1959.17.55","RegionNum":0,"RegionCategory":null,"ArticlePicture":[],"TitleCN":null,"AbstractTextCN":null,"PMCID":null,"EPubDate":"","PubModel":"","JCR":"","JCRName":"","Score":null,"Total":0}
引用次数: 1
摘要
在大雪地区,米泽、长冈等,他们很好地利用了融雪管道。但这些对该地区来说还不够熟悉,因为供水很差。所以我们有了一个利用地层作为再生器的想法,通过人工补给,并将重新抽水的水用于融雪管道。以前对注入冷却废水进行过研究,但对注入恢复时的水面上升效应和蓄热量的定量分析研究并不成功。我们以0的速率注入。7m8/min,连续一个月,考察了(1)可以注入的原因,(2)井附近的举升效果,(3)可浸层的等渗再生效果,比较了实验测压面和理想测压面,以及水质和温度的变化。该试验田位于Yarnagata盆地南部。含水层深度分别为40m和80m。注水井、观察井和排水井均在22号井的四角处钻探。4米等边三角形。在等渗承压含水层中,如果流体服从达西定律,且钻孔缺陷可以忽略不计,则稳态测压面由式(4)s - Q0/ 471•In (r2/r2) = Q0/4r T. InC((x - a) 2 +y9/((x+ a) 2 -+-y2)) ......... ..................给出(4)式中Q0为充放电速率,T为传输系数,2a为注入井与放电井之间的距离,a为11。2米。作为结果,我们得出了以下结论。(1)在20天的成功抽水试验中,由于井附近的透射率几乎是均匀的,因此无法形成注入井与排出井之间的有效路径。所以我们可以说水是在自然状态下注入的。(i) 1个月总注入水量为2。4 x 104 m8,然而我们观察到*山形大学工学部* *日本地下水開発株式会社(昭和49年11月18日受理。【中文译文】只有光的翻译才会使人感到愉快。【中文译文】在注液条件下,观测到的测压面值高于理论测压面值,而在其他条件下,观测到的测压面值与理论测压面值接近。同样,从水质结构的变化判断,等效的测压面值(4)可以显示出测压面值与注液条件下的多次充放电。(111) Thoughwe1nject2.4×10'm3waterat3.C,该温度为0℃,低于0℃。结果表明,上述系统可以在整个冬季有效地应用于6分钟宽度和100分钟长度的融雪。1.緒論東北,北陸地方の豪雪地帯では表流水および地下水利用の消雪パイプが冬期交通確保に活躍している。しかし,都市化に伴なう水需要増大のため,表流水は減少し地下水位は低下して,消雪パイプの普及が困難となっている。水不足はむしろ全国的なものであり,特に工業地帯においては,過剰揚水にともなう塩水化および地盤沈下が広範囲にわたって発生している。したがって,これら工業用水の節約を計るため,再使用(1)や造水(2),(3)および帯水層での還元再使用く4)一(8)が研究。通达,通达。これら深層地下水は,短期間では涌養されないため,揚水を抑えるか何らかの方法で洒養する必要があるが,実行されている例9は少ない。注入井による人工洒養については,多くの研究成果が得られたが,注入による還元効果の定量的把握および予想についてはまだ不十分である。地下水利用の利点は安価であること,汚染されてないこと,および地表との温度差が大きいことなどが挙げられる。したがって,人工涌養により過剰揚水にともなう諸弊害を回避すると同時に,熱および化学汚染についても注意せねばならない◎蓄熱効果についてはこれまでも研究(9)。(10)され,最近では秋林(11)が電算機でシミュレー。。しかしながら,理論と実験との比較検討は今後に残された課題であり,化学汚染と同様さらに追求する必要がある。本研究は米沢市から委託を受け,冷水(或いは温水)を人工涌養し地下水盆を強化しつつ,一方で。温水(冷水)を得て消雪(冷却)用水として利用することを直接の目的として行なってきた。今回も0.7 m3 / minの注入揚水実験を約1ケ月間継続したが,みずみち(i)注入井の目づまりを避け得たのは注。揚水井間の水道形成による特殊な場合に過ぎないのか,(代)注入による水位の還元効果は理論と一致するか,(代)冷水注入により揚水温降下はどの程度であり消雪パイプ用温水源となり得るかを,透水性の異方性,水位,水質等から明らかにし,定量的蓄熱評価を行なう際の基礎データとする¢2。記号表2;注入,揚水井間隔(2 . . -22.4)m r,〆;揚水井、注入井からの距離m瓦r”;揚水,注水時の影響半径m q;揚水量、注入量m3 / s s;静水位面からの水位(以下単に水位と呼ぶ)m s;貯留係数t;時間s t;透水量係数平方米/ s (x, y);水平空間座標mη;井戸効率θ;温度c 3。理論解析等方性水平無限被圧帯水層が漏水のない上下制限床で囲まれている時,物性値一定でのダルシー則にしたがえば地下水流動の基礎式は(1)式と求められる(12)。∂25/∂x2+∂25/∂2 -s/ t .∂5/∂t(1)(1)。1例えば,図一一の揚水井により揚水をおこなう場合の定常解は,平衡説のThiemの式(2)とな,Rすなわち影響半径を50米と見積れば,図一一1の破線が(2)式で示される水位場である。s”.Qe / 2πT.ln (r / r) t(2)但しsirmR”:O, r2。= (x) 2 + Pt2注入井による人工瀕養の場合にもよく見られる目づまりによる透水性の劣化等が無視で,流れは揚水と同様に物性値一定のダルシー則にしたが,注入と揚水は本質的に同一(1)であり,(1)式は注入の場合にも成立する。注入と揚水の同一一性については疑問(14)も持たれているが,著者らは同一性を仮定して解を求め,実験と比較する。したがって,図一4の注入井により人工滴養する場合の定常解は(3)式となる。年代= =一.Qe / 2πT.ln(〆/ R)(3)但し单反”= R ' = O,〆2 m (x十)2十プ以上から。注入井揚水井で注入揚水を同量同時に行い,注入と揚水の同一性が=満足される時の定常解は。(2)。両影響半怪R, R的も同一性のもとでは等しいと考えられるので,結局求める解は(4)式となるe s-Q. / 4πT.ln (r2 / r2)问:/ 4πT.ln [{(x) + y2} / ((x + 2) + y2}](4)したがって,注入井により同量の人工洒養を行なえば,水位場は図一。1、。例えば,ツ軸上の観測井では水位は降下せず,逆に認の負の領域では,揚水しているにもかかわらず,水位は上昇することが期待できる。4.実 験施設 図一.一 一.
本文章由计算机程序翻译,如有差异,请以英文原文为准。
Heat Exchange of Storage Type through Underground Strata by Artificial Recharge
In the heavy snow fall area, Yonezawa, Nagaoka, etc. , they have taken a good use of snow melting pipes. But these are not sufficiently familiar to that district, for the water supply is poor. And so we have had an idea of a use of a stratum for a regenerator by artificial recharge and a reuse of repumped water for snow melting pipes. Injecting cooling waste water has been investigated since before, but water surface up-lift effects when restoration of injection and quantitative analysis for heat storage are not successfully studied.
We have injected at rate of 0. 7m8/min for a month, and examined ( i ) the reason why we could inject, (ii) the up-lift effect near wells, and (iii) the regenerating effect, from isotrapy of the peameable, comparing the experimental piezometric surface with the ideal, and water quality and temperature change.
The experimental field is situated in a southern part in Yarnagata basin. The aquifers are 40m and 80m in depth. The injection, the observation and the discharge wells are drilled at the corners of the 22. 4m equilateral triangle. In isotrapic confined aquiefers if the flow is subject to Darcy's law and the deficiency of the boreholes is negligible, thg steady state piezometric surface is given by equation ( 4 ) s — Q0/ 471-71 • In (r2/r2) = Q0/4r T. InC((x — a) 2 +y9/( (x+ a) 2 -+-y2)) . ........ .................. ( 4 ) where Q0 is the rate of both recharge and discharge, T is the coefficient of transmissibity, and 2a is a distance betweer the injection well and the discharge one, and a is 11. 2m. As the results, we have reached the following conclusions. ( i ) The effective path between the injection well and the discharge well cannot be formed, because transmisibities near the wells are almost uniform during 20 days of successful pumping test. So we may say that water was injected in natural state. (i i) The total amount of injected water in a month is 2. 4 x 104m8, nevertheless we observed *山 形大学工学部 **日 本地下水開発株式会社 (昭和49年11月18日 受理.昭 和50年3月9日 再受理) onlytheslighttrans至entde{iclencyoftheboreho1esbyprec圭pitationo{lron.Thenatthe injectionweU,theobservedplezomenticsurface圭shigherthanthetheoretica藍va茎ue,butat theotherweUstheobservedandthetheoretica霊valuesarenear董yequaLSimiarly,judging fromthechangeofwaterquahtyit圭struethattheequat董on(4)canshowthepiezometric surface圭nthecaseofs量multaneousrechargeanddischarge. (111)Thoughwe1nject2.4×10`m3waterat3.C,thed董schargetemperature気snotlower thanlloC.Itisrevealedthattheabove賛mentionedsystemcanbesufficiendyapPliedtothe snowmelt薫ngPlpedroadof6minwidthand100min三engththroughwinter. 1.緒 論 東北,北 陸地方 の豪雪地帯で は表流水 お よび地 下水利用 の消雪 パ イプが冬期交通確保に活躍 してい る.し か し,都 市化 に伴 な う水需要増大 のため,表 流水 は減少 し地下水位は低下 して,消 雪 パ イプの 普 及が困難 となっている. 水不足は む しろ全 国的 な ものであ り,特 に工 業地帯 においては,過 剰揚水に ともな う塩水化お よび 地盤沈下が広範 囲にわ た って発生 してい る.し たが って,こ れ ら工業用 水の節約 を 計 る た め,再 使 用(1)や造水(2).(3)および帯 水層での還元再使用く4)一(8)が研究.実 施 され て きた.こ れ ら深 層地下水は, 短期間では涌養 され ないため,揚 水を抑 え るか何 らか の方法 で洒養す る必要 があ るが,実 行 され てい る例9は少 ない.注 入井 に よる人工 洒養 については,多 くの研究成果 が得 られ たが,注 入 に よる還元 効果 の定量的把握 お よび予 想につい ては まだ不十分 であ る.地 下水利用 の利点は安価で ある こと,汚 染 され てないこ と,お よび地表 との温度差が大 きい ことな どが挙げ られ る.し たが って,人 工 涌養 に よ り過 剰揚 水に ともな う諸 弊害を回避す ると同時に,熱 お よび化学汚染 につい ても注意せねば な らな い◎蓄熱 効果 につい ては これ まで も研究(9).(10)され,最 近 では秋林(11)が電算機 で シ ミュ レー.トを行 っ た.し か しなが ら,理 論 と実験 との比較検討は今後に残 された課 題であ り,化 学汚染 と同様 さらに追 求す る必要があ る. 本研 究は米沢市か ら委託 を受 け,冷 水(或 いは温 水)を 人工涌養 し地下水盆を強 化 し つ つ,一 方 で.温 水(冷 水)を 得 て消雪(冷 却)用 水 と して利用す ることを直接 の 目的 として行な ってきた.今 回 も0.7m3/minの 注入揚水実験を約1ケ 月間継続 したが, みずみち (i)注 入 井の 目づ ま りを避 け得 た のは注.揚 水井間 の水道形 成に よる特殊 な場合 に過 ぎないのか, (代) 注入に よる水位 の還元効果 は理論 と一致す るか, (代) 冷 水注入に よ り揚水温降下は どの程度 であ り消雪 パ イプ用温水源 とな り得 るか を,透 水性 の異方性,水 位,水 質等か ら明 らか に し,定 量的蓄熱評価 を行 な う際 の基礎 デ ー タ と す る¢ 2.記 号表 2a;注 入,揚 水井間隔(2a..-22.4m)m r,〆;揚 水井,注 入井か らの距離m 瓦R';揚 水,注 水時 の影響半径m Q.;揚 水量,注 入 量m3/s s;静 水位面か らの水位(以 下単 に水位 と呼ぶ)m S;貯 留係数 t;時 間s T;透 水量係数m2/s (x,y);水 平空間座標m η;井 戸効率 θ;温 度.C 3.理 論解析 等 方性水平無限被圧帯 水層 が漏 水のない上下制限床 で囲まれ ている時,物 性値一 定で の ダル シー則 に したがえば地下水流動 の基礎式は(1)式 と求め られ る(12). a3s-∂25/∂x2+∂25/∂ ツ2.-s/T.∂5/∂t(1) したが って.水 位場 が定常 となれば(1)式は ラプラスの式を満足す る.例 えば,図 一一1の 揚 水井に よ り揚 水をお こな う場合 の定常解 は,平 衡説 のThiemの 式(2)とな ,Rす なわ ち影響 半径 を50mと 見 積れ ば,図 一一1の 破線 が(2)式で示 され る水位場 であ る. s".Qe/2πT.ln(r/R)t(2) 但 しsirmR":O,r2.=(x-a)2+Pt2 注入井に よる人工 瀕養 の場合 に もよ く見 られ る 目づ ま りに よる透水性 の劣化等 が無視 で ,流 れ は 揚水 と同様 に物 性値 一定 の ダル シー則 に したが ,注 入 と揚水 は本 質的に 同一(1s)で あ り, ( 1)式 は注入 の場合 に も成立す る.注 入 と揚 水の同一一性 につ い ては疑問(14)も持た れ ているが ,著 者 ら は 同一性 を仮定 して解 を求め,実 験 と比較す る.し たが って,図 一4の 注 入井 に よ り人工滴養す る場 合 の定常解 は(3)式 となる. s==一'.Qe/2πT.ln(〆/R')(3) 但 しslr'=R'=O,〆2m(x十a)2十 プ 以上か ら.注 入井揚水井で注入揚水を同量 同時に行 い,注 入 と揚水 の同一 性が=満足 され る時 の定常 解 は.水 位場が保存場 となる ことか ら,(2)式 と(3)式を加 えれば よい.両 影響半怪R ,R'も 同一性 の も とでは等 しい と考え られ るので,結 局求 める解 は(4)式とな るe s-Q./4πT.ln(r2/r2)-Q./4πT.ln〔{(x-a)+y2}/((x+a)2+y2}〕(4) した がって,注 入井 に よ り同量 の人工 洒養 を行 なえば,水 位場 は図一.1の 実線 の様 に上昇 し,水 位 の還元効果 は図のハ ソチ ング部 とな る.例 えば,ツ 軸 上の観測井 では水位は降下せず,逆 に 認の負 の 領域 では,揚 水 してい るに もかかわ らず,水 位 は上昇す ることが期待 で きる. 4.実 験施設 図一.一 一.2}c示 した実験場 は,山 形盆地 の南端 国鉄蔵王駅西方約200m:に 位置す る.地 質概要は,第 三紀凝灰岩類 の上 に竜 山火 山の泥流 が不整合 に重 な り,さ らにそ の上に,沖 積 層が発達 してい る.実 験場 には,注 入井.観 測井お よび揚水井が,一 辺22.4mの 正三角形各頂 点に位置 し,各 井 の地質柱状 図を図3--1,-2,-3に 示 した.良 好 な帯水層が,60~8◎m付 近 と40m付 近 に存在す る.両 帯水 層 間には火 山灰 もし くは灰色砂礫 を含み,層 厚 も一定 していな い.し か し,解 析 のほ とん どが2次 元 水平 帯水層 として行 な ってい ることと,3次 元 とすれ ば解析 が困難 なた め,上 部制限床を褐色粘土 お幽 よび粘土,下 部制限床を凝灰岩 とす る被圧帯水層 とし,ス ク リー.ンを図3の バ ツ印の所 に切 った.し たが って,地 下水 は難透水 層の火 山灰 もし くは灰 色砂礫 を避 け て,お もに上.下 帯水層に分かれ て流 れ るが,ω 帯 水層での垂直 流は無視 で きるとす れば,上 下帯水層が隣接 し,し か も境界 での流れ の混 合 がない場合 と同等 であ り,(代) 両帯水層係数が ほぼ同一 と考え るこ とに よ り,両 帯水層厚 さを合計 し て約40mの 等価厚 さを持 つ一つ の帯水層 とみなせ る.以 上か ら,漏 水無 しの被圧 水平帯水層 として解 析 を行 な う. 注入水は側溝 よ り得 て,隻ス ク リー.ンで粗大 ゴ ミを除去後貯水槽 に導 き,自 然流下式 あ るいは圧入式 で注入 され る.そ のため,側 吹 きのない よ うに注入 井上部 は グ ラフ トした.各 井水位 は,触 針式水位 計 に よ り,常 時測 定記録 した.そ の他に,ブ ル ドン圧 力計 で も測 定 した.注 入揚水量は積算流量計 で 計 った◎ 温 度測定 はO.3mml銅 一 コソスタ ンタ ン熱電対を用い,注 入水温,揚 水温 お よび外気温 を常 時測定 記録 した.ま た揚水温 の場合は測定室 とセ ンサ ー部 が離れ たため,補 償導線 で結 線 した.