{"title":"作为夏季菠菜前作物的春季早熟黑大豆系毛线豆“tankuang”的栽培时期的讨论","authors":"祐子 吉田, 浩英 浜本, 順一 池田, 裕史 熊倉","doi":"10.2503/HRJ.10.61","DOIUrl":null,"url":null,"abstract":"夏作ホウレンソウの前作物としてのエダマメの十分な収量が得られる栽培時期を明らかにするために,近畿地方北部中山間地で早生黒大豆系エダマメ品種‘たんくろう’を用いて,移植栽培における播種および定植時期が生育および収量に及ぼす影響について検討した.このことにより,春作の‘たんくろう’の植物体の栄養生長は開花日前後でほぼ停止することから,播種日~開花日までの期間の植物体の栄養生長量の確保が重要であることが明らかになった.そのため,無加温の本圃への定植日~開花日までの平均気温が,植物体の栄養生長量に大きく影響し,その結果収量に大きく差が生じるものと考えられた.3年間のデータを解析した結果,2粒以上莢重収量100 kg・a−1以上を得るためには,定植日~開花日までのハウス内平均気温18.8℃以上が必要であると計算された.実用的には,京都府綾部市と類似した日長および気温条件の場所では,4月15日以降の定植が100 kg・a−1以下の低収量となるリスクが小さいと考えられる.4月15日に定植することにより,6月20日頃にはエダマメが収穫可能となり,その後に夏作ホウレンソウが2作栽培可能であることから,作期のうえで夏作ホウレンソウの輪作作物として導入可能であると判断できる.","PeriodicalId":114914,"journal":{"name":"Horticultural Research (japan)","volume":"9 1","pages":"0"},"PeriodicalIF":0.0000,"publicationDate":"2011-01-15","publicationTypes":"Journal Article","fieldsOfStudy":null,"isOpenAccess":false,"openAccessPdf":"","citationCount":"0","resultStr":"{\"title\":\"夏作ホウレンソウ前作物としての春作の早生黒大豆系エダマメ‘たんくろう’の 栽培時期の検討\",\"authors\":\"祐子 吉田, 浩英 浜本, 順一 池田, 裕史 熊倉\",\"doi\":\"10.2503/HRJ.10.61\",\"DOIUrl\":null,\"url\":null,\"abstract\":\"夏作ホウレンソウの前作物としてのエダマメの十分な収量が得られる栽培時期を明らかにするために,近畿地方北部中山間地で早生黒大豆系エダマメ品種‘たんくろう’を用いて,移植栽培における播種および定植時期が生育および収量に及ぼす影響について検討した.このことにより,春作の‘たんくろう’の植物体の栄養生長は開花日前後でほぼ停止することから,播種日~開花日までの期間の植物体の栄養生長量の確保が重要であることが明らかになった.そのため,無加温の本圃への定植日~開花日までの平均気温が,植物体の栄養生長量に大きく影響し,その結果収量に大きく差が生じるものと考えられた.3年間のデータを解析した結果,2粒以上莢重収量100 kg・a−1以上を得るためには,定植日~開花日までのハウス内平均気温18.8℃以上が必要であると計算された.実用的には,京都府綾部市と類似した日長および気温条件の場所では,4月15日以降の定植が100 kg・a−1以下の低収量となるリスクが小さいと考えられる.4月15日に定植することにより,6月20日頃にはエダマメが収穫可能となり,その後に夏作ホウレンソウが2作栽培可能であることから,作期のうえで夏作ホウレンソウの輪作作物として導入可能であると判断できる.\",\"PeriodicalId\":114914,\"journal\":{\"name\":\"Horticultural Research (japan)\",\"volume\":\"9 1\",\"pages\":\"0\"},\"PeriodicalIF\":0.0000,\"publicationDate\":\"2011-01-15\",\"publicationTypes\":\"Journal Article\",\"fieldsOfStudy\":null,\"isOpenAccess\":false,\"openAccessPdf\":\"\",\"citationCount\":\"0\",\"resultStr\":null,\"platform\":\"Semanticscholar\",\"paperid\":null,\"PeriodicalName\":\"Horticultural Research (japan)\",\"FirstCategoryId\":\"1085\",\"ListUrlMain\":\"https://doi.org/10.2503/HRJ.10.61\",\"RegionNum\":0,\"RegionCategory\":null,\"ArticlePicture\":[],\"TitleCN\":null,\"AbstractTextCN\":null,\"PMCID\":null,\"EPubDate\":\"\",\"PubModel\":\"\",\"JCR\":\"\",\"JCRName\":\"\",\"Score\":null,\"Total\":0}","platform":"Semanticscholar","paperid":null,"PeriodicalName":"Horticultural Research (japan)","FirstCategoryId":"1085","ListUrlMain":"https://doi.org/10.2503/HRJ.10.61","RegionNum":0,"RegionCategory":null,"ArticlePicture":[],"TitleCN":null,"AbstractTextCN":null,"PMCID":null,"EPubDate":"","PubModel":"","JCR":"","JCRName":"","Score":null,"Total":0}
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