{"title":"在屏幕上","authors":"John C Q Roberts","doi":"10.4324/9781315829258-11","DOIUrl":null,"url":null,"abstract":"骨撮 影 に 使 用 す る ス ク リ ー ン /フ ィ ル ム シ ス テ ム に つ い て ,従 来 よ り使 用 して き た HR − 4/SuperHR −S30 と,高鮮 鋭度で 粒状性 の改 善 され た AD システム HG −MfUR −2, HG −M /UR −3, EX シλテムXG −S/sRESG (M>そ して, U −V Fast Detail/Ultra−VISion−G の 5 種類を用 い て 足趾前後像 (以下,足趾), 腰 推 側面 像 (以 下,腰椎 )に つ い て 視 覚評価 を 行 っ た. こ の 結果 か ら,ど の よ う な物理特性を持 っ た シス テ ム が 視覚評価 に お いて 高 い 評価 となる か検討 した . 【方法 : 物 理特性 は特性 曲線.階調度曲線,MTF , RMS 粒状 度,べ 一ス の 色 講 (視覚 的に ブルーべ 一 ス色調の 強 さを判定 した) を求め た. 視覚評価 シ ェ ッ フ ェ の 一 対比較の 浦 の 変法 を用 い,5 段階評価 (優れ る 2点,や や 優 れ る 1点. 同等 0 点、 やや劣 る一1点, 劣 る 一2 点)で 行 っ た.観 察者 は放射線技師 4 名,放射線科 医 1 名, 整 形外科 医 2名 とした.観察試料は 管電圧 50Kv ,第 1 中足 骨濃度(D=ユ.0)を一定に した 足賍前後像 と,80Kv ,第 3腰椎濃度 (D>・1.のre一定 に した 腰椎側面像を用 い た.評価項 目は足趾で 第 1中足 骨 基節 骨の 骨梁,中足骨周 囲の 軟部陰影,末節 骨濃度,足 根骨濃度,全 体評疵 〔臨床写真 と して 診断 し易く,バ ラン ス の とれた とい う意味)の 5 項 目とし,腰椎で は、第 2〜4 腰椎の骨梁,椎体 と軟 部陰影 の コントラスト、棘突起 の 見え方,L5 /S 1の見 え 方,全体評価 の 5項 目で 行 っ た、この 結果か ら各 シ ス テ ム の 尺 度 値 を求 め,間隔尺度憊表 を作 成 し,ま た,データ の分散分 析,95% 信頼区間 (シ ステム問 に 有意差 を認め ない場 合は カ ッ コ で 示 す ) も 求め た. 【結 果 ・考 察 】 物理 評価 に お い て MTF は 各シ ス テ ム ともほ ぼ同 等の 結果 とな っ た.この 事 か ら MrF とコントラスト が 寄与 する骨 梁の 評価 は,足 趾 ・腰椎 と も 各骨 濃度の 高階調度(Fi9.3)の シス テ ム が,高い 尺 度値 (Fi9.5>を 得た.足 趾で は UR −2,腰 椎で は UV { }が 高 い 尺度値 で あ っ た,しか し,腰 椎の 骨 梁 で ES −G(lvf )が UR −3 と 95 %信頼区 間で有意 差を 認 め な か っ た原 因 と して,他 の シス テム と比べ 濃度 が最高 O.1高い 事が考え られ,観察試料濃度 を必ず一致 させる 必要が ある. F噛 5 の 骨梁 と全体評価 の 間隔尺 度値 につ い て は,全体評価の 間 隔尺度値 とほぼ同様の 結果 を得 た評価項 目が,骨梁 の 間隔尺度値 で あ り,全体 評価 には骨 梁の評価 が最 も影響を 与え る と考 え られ る.しか し,足 趾で は問隔尺 度値の 幅が広 くな り,こ の原 因 として,医師の 評価(Fi9.7>の 間隔が 広 く全 体 の評 衢 に影 響 した.腰椎 で は 同様な間隔尺 度値 の 幅 とな り,95 %信頼区 間で有意 差を認めな い シス私 間で の 入 れ 替わ り は あ る が,骨 梁が 全体評価 に 最 も影響 を与え る こ と は 間違 い は な い.また, 足趾全体評価 の 聞隔尺 度値 の幅 に 比べ 腰 椎の 幅が 狭 い 原 因 と して 腰 椎の 被写体 厚が厚い た め 散乱 線 な どの 影 響 を 受け,足趾 に 比べ 骨梁 が明瞭 に見 えな い こ とが 考 え られ る, Fi9.6 の 濃度 に依 存 す る項 目で の 中足骨周囲軟部 陰影 は.骨写 真 と して 軟部陰 影 を評価 した 為, 粒状性で な く濃度 として の 評価結果 と な っ た,そ の 他 の 項 目は 特性 曲縁の 形状 と一致 した が,末節 骨 濃度の UR −3は 特性曲線 高濃度部を抑えす ぎた た め コントラストが 低 く視 覚 評価で は低 い 尺度値 とな っ た. また,SHR −S30 は ブルーベース 色調が 強 く 骨梁,コントラストに お い て “ 見 や す い ” と い う印象 を 与え るが,高濃度部位 で は “ 黒 く見え る ” 印象を 与え るた め 低い 尺度値 とな っ た原 因 と考 え られ る.また.ES <X瓰 に つ いて は骨梁 と同様,濃度が他 の システムよ り高 い こ とか ら,棘突起の 見 え方 が 特性 曲線の 形状 と一致 しな い結果 と なっ た, 【ま と め 1 Fig.S 瞬 閣沢度 仁 (骨璽 と全体胛 価) 1』","PeriodicalId":285695,"journal":{"name":"Speak clearly into the chandelier","volume":"77 1","pages":"0"},"PeriodicalIF":0.0000,"publicationDate":"2018-10-24","publicationTypes":"Journal Article","fieldsOfStudy":null,"isOpenAccess":false,"openAccessPdf":"","citationCount":"0","resultStr":"{\"title\":\"On Screen\",\"authors\":\"John C Q Roberts\",\"doi\":\"10.4324/9781315829258-11\",\"DOIUrl\":null,\"url\":null,\"abstract\":\"骨撮 影 に 使 用 す る ス ク リ ー ン /フ ィ ル ム シ ス テ ム に つ い て ,従 来 よ り使 用 して き た HR − 4/SuperHR −S30 と,高鮮 鋭度で 粒状性 の改 善 され た AD システム HG −MfUR −2, HG −M /UR −3, EX シλテムXG −S/sRESG (M>そ して, U −V Fast Detail/Ultra−VISion−G の 5 種類を用 い て 足趾前後像 (以下,足趾), 腰 推 側面 像 (以 下,腰椎 )に つ い て 視 覚評価 を 行 っ た. こ の 結果 か ら,ど の よ う な物理特性を持 っ た シス テ ム が 視覚評価 に お いて 高 い 評価 となる か検討 した . 【方法 : 物 理特性 は特性 曲線.階調度曲線,MTF , RMS 粒状 度,べ 一ス の 色 講 (視覚 的に ブルーべ 一 ス色調の 強 さを判定 した) を求め た. 視覚評価 シ ェ ッ フ ェ の 一 対比較の 浦 の 変法 を用 い,5 段階評価 (優れ る 2点,や や 優 れ る 1点. 同等 0 点、 やや劣 る一1点, 劣 る 一2 点)で 行 っ た.観 察者 は放射線技師 4 名,放射線科 医 1 名, 整 形外科 医 2名 とした.観察試料は 管電圧 50Kv ,第 1 中足 骨濃度(D=ユ.0)を一定に した 足賍前後像 と,80Kv ,第 3腰椎濃度 (D>・1.のre一定 に した 腰椎側面像を用 い た.評価項 目は足趾で 第 1中足 骨 基節 骨の 骨梁,中足骨周 囲の 軟部陰影,末節 骨濃度,足 根骨濃度,全 体評疵 〔臨床写真 と して 診断 し易く,バ ラン ス の とれた とい う意味)の 5 項 目とし,腰椎で は、第 2〜4 腰椎の骨梁,椎体 と軟 部陰影 の コントラスト、棘突起 の 見え方,L5 /S 1の見 え 方,全体評価 の 5項 目で 行 っ た、この 結果か ら各 シ ス テ ム の 尺 度 値 を求 め,間隔尺度憊表 を作 成 し,ま た,データ の分散分 析,95% 信頼区間 (シ ステム問 に 有意差 を認め ない場 合は カ ッ コ で 示 す ) も 求め た. 【結 果 ・考 察 】 物理 評価 に お い て MTF は 各シ ス テ ム ともほ ぼ同 等の 結果 とな っ た.この 事 か ら MrF とコントラスト が 寄与 する骨 梁の 評価 は,足 趾 ・腰椎 と も 各骨 濃度の 高階調度(Fi9.3)の シス テ ム が,高い 尺 度値 (Fi9.5>を 得た.足 趾で は UR −2,腰 椎で は UV { }が 高 い 尺度値 で あ っ た,しか し,腰 椎の 骨 梁 で ES −G(lvf )が UR −3 と 95 %信頼区 間で有意 差を 認 め な か っ た原 因 と して,他 の シス テム と比べ 濃度 が最高 O.1高い 事が考え られ,観察試料濃度 を必ず一致 させる 必要が ある. 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骨撮 影 に 使 用 す る ス ク リ ー ン /フ ィ ル ム シ ス テ ム に つ い て ,従 来 よ り使 用 して き た HR − 4/SuperHR −S30 と,高鮮 鋭度で 粒状性 の改 善 され た AD システム HG −MfUR −2, HG −M /UR −3, EX シλテムXG −S/sRESG (M>そ して, U −V Fast Detail/Ultra−VISion−G の 5 種類を用 い て 足趾前後像 (以下,足趾), 腰 推 側面 像 (以 下,腰椎 )に つ い て 視 覚評価 を 行 っ た. こ の 結果 か ら,ど の よ う な物理特性を持 っ た シス テ ム が 視覚評価 に お いて 高 い 評価 となる か検討 した . 【方法 : 物 理特性 は特性 曲線.階調度曲線,MTF , RMS 粒状 度,べ 一ス の 色 講 (視覚 的に ブルーべ 一 ス色調の 強 さを判定 した) を求め た. 視覚評価 シ ェ ッ フ ェ の 一 対比較の 浦 の 変法 を用 い,5 段階評価 (優れ る 2点,や や 優 れ る 1点. 同等 0 点、 やや劣 る一1点, 劣 る 一2 点)で 行 っ た.観 察者 は放射線技師 4 名,放射線科 医 1 名, 整 形外科 医 2名 とした.観察試料は 管電圧 50Kv ,第 1 中足 骨濃度(D=ユ.0)を一定に した 足賍前後像 と,80Kv ,第 3腰椎濃度 (D>・1.のre一定 に した 腰椎側面像を用 い た.評価項 目は足趾で 第 1中足 骨 基節 骨の 骨梁,中足骨周 囲の 軟部陰影,末節 骨濃度,足 根骨濃度,全 体評疵 〔臨床写真 と して 診断 し易く,バ ラン ス の とれた とい う意味)の 5 項 目とし,腰椎で は、第 2〜4 腰椎の骨梁,椎体 と軟 部陰影 の コントラスト、棘突起 の 見え方,L5 /S 1の見 え 方,全体評価 の 5項 目で 行 っ た、この 結果か ら各 シ ス テ ム の 尺 度 値 を求 め,間隔尺度憊表 を作 成 し,ま た,データ の分散分 析,95% 信頼区間 (シ ステム問 に 有意差 を認め ない場 合は カ ッ コ で 示 す ) も 求め た. 【結 果 ・考 察 】 物理 評価 に お い て MTF は 各シ ス テ ム ともほ ぼ同 等の 結果 とな っ た.この 事 か ら MrF とコントラスト が 寄与 する骨 梁の 評価 は,足 趾 ・腰椎 と も 各骨 濃度の 高階調度(Fi9.3)の シス テ ム が,高い 尺 度値 (Fi9.5>を 得た.足 趾で は UR −2,腰 椎で は UV { }が 高 い 尺度値 で あ っ た,しか し,腰 椎の 骨 梁 で ES −G(lvf )が UR −3 と 95 %信頼区 間で有意 差を 認 め な か っ た原 因 と して,他 の シス テム と比べ 濃度 が最高 O.1高い 事が考え られ,観察試料濃度 を必ず一致 させる 必要が ある. F噛 5 の 骨梁 と全体評価 の 間隔尺 度値 につ い て は,全体評価の 間 隔尺度値 とほぼ同様の 結果 を得 た評価項 目が,骨梁 の 間隔尺度値 で あ り,全体 評価 には骨 梁の評価 が最 も影響を 与え る と考 え られ る.しか し,足 趾で は問隔尺 度値の 幅が広 くな り,こ の原 因 として,医師の 評価(Fi9.7>の 間隔が 広 く全 体 の評 衢 に影 響 した.腰椎 で は 同様な間隔尺 度値 の 幅 とな り,95 %信頼区 間で有意 差を認めな い シス私 間で の 入 れ 替わ り は あ る が,骨 梁が 全体評価 に 最 も影響 を与え る こ と は 間違 い は な い.また, 足趾全体評価 の 聞隔尺 度値 の幅 に 比べ 腰 椎の 幅が 狭 い 原 因 と して 腰 椎の 被写体 厚が厚い た め 散乱 線 な どの 影 響 を 受け,足趾 に 比べ 骨梁 が明瞭 に見 えな い こ とが 考 え られ る, Fi9.6 の 濃度 に依 存 す る項 目で の 中足骨周囲軟部 陰影 は.骨写 真 と して 軟部陰 影 を評価 した 為, 粒状性で な く濃度 として の 評価結果 と な っ た,そ の 他 の 項 目は 特性 曲縁の 形状 と一致 した が,末節 骨 濃度の UR −3は 特性曲線 高濃度部を抑えす ぎた た め コントラストが 低 く視 覚 評価で は低 い 尺度値 とな っ た. また,SHR −S30 は ブルーベース 色調が 強 く 骨梁,コントラストに お い て “ 見 や す い ” と い う印象 を 与え るが,高濃度部位 で は “ 黒 く見え る ” 印象を 与え るた め 低い 尺度値 とな っ た原 因 と考 え られ る.また.ES