M. Hihara
{"title":"Cu-Be合金在模具中的应用技术","authors":"M. Hihara","doi":"10.2526/jseme.35.79_9","DOIUrl":null,"url":null,"abstract":"1. はじめに 近年, プラスチック金型やダイカス ト金型および それらの金=型部品には, 製品寸法の安定化, 変形防 止並びに冷却効率や耐食性の向上を目的として, Cu 系, A1系およびZn系非鉄金属材料で製作された金型 が多用されている1),2),3),4). 鉄系金型材料を用いた大型プラスチック製品の 製造には, 冷却速度の不均一性による変形および引 け巣や腐食性ガスの発生に伴 うキャビティ面の腐 食および冷却水管内の錆などの問題も多く, その改 善策として各種の非鉄金属系金型が用いられてい る.ま た, ダイカスト金型などの場合には, 金型の 湯流れ改善やサイクルタイムの短縮並びに放熱効 果を利用した冷却効率の改善などを目的として使 用されている. これらCu-Be系材料の金型への適用の目的は, 金 型の寿命延長, 成形される部品の品質安定化並びに サイクルタイムの短縮による操業経費の削減など にある. 近年の非鉄金属系材料の多くは, 熱伝導性, 放熱 性, 耐食性並びに機械的性質の向上や硬 さなどの諸 特性が向上し, その利点を利用し大型の金型や鋳抜 きピンなどに応用されている. そこで本稿では, 各種の非鉄金属金型の中でも, 時効析出硬化型のCu-Be系合金材料による, 金型へ の諸特性並びに金型への適用事例について概要を 述べる.","PeriodicalId":269071,"journal":{"name":"Journal of the Japan Society of Electrical-machining Engineers","volume":null,"pages":null},"PeriodicalIF":0.0000,"publicationDate":"2001-07-30","publicationTypes":"Journal Article","fieldsOfStudy":null,"isOpenAccess":false,"openAccessPdf":"","citationCount":"0","resultStr":"{\"title\":\"Application Technique of Cu-Be Alloy for Die and Mold\",\"authors\":\"M. Hihara\",\"doi\":\"10.2526/jseme.35.79_9\",\"DOIUrl\":null,\"url\":null,\"abstract\":\"1. はじめに 近年, プラスチック金型やダイカス ト金型および それらの金=型部品には, 製品寸法の安定化, 変形防 止並びに冷却効率や耐食性の向上を目的として, Cu 系, A1系およびZn系非鉄金属材料で製作された金型 が多用されている1),2),3),4). 鉄系金型材料を用いた大型プラスチック製品の 製造には, 冷却速度の不均一性による変形および引 け巣や腐食性ガスの発生に伴 うキャビティ面の腐 食および冷却水管内の錆などの問題も多く, その改 善策として各種の非鉄金属系金型が用いられてい る.ま た, ダイカスト金型などの場合には, 金型の 湯流れ改善やサイクルタイムの短縮並びに放熱効 果を利用した冷却効率の改善などを目的として使 用されている. これらCu-Be系材料の金型への適用の目的は, 金 型の寿命延長, 成形される部品の品質安定化並びに サイクルタイムの短縮による操業経費の削減など にある. 近年の非鉄金属系材料の多くは, 熱伝導性, 放熱 性, 耐食性並びに機械的性質の向上や硬 さなどの諸 特性が向上し, その利点を利用し大型の金型や鋳抜 きピンなどに応用されている. そこで本稿では, 各種の非鉄金属金型の中でも, 時効析出硬化型のCu-Be系合金材料による, 金型へ の諸特性並びに金型への適用事例について概要を 述べる.\",\"PeriodicalId\":269071,\"journal\":{\"name\":\"Journal of the Japan Society of Electrical-machining Engineers\",\"volume\":null,\"pages\":null},\"PeriodicalIF\":0.0000,\"publicationDate\":\"2001-07-30\",\"publicationTypes\":\"Journal Article\",\"fieldsOfStudy\":null,\"isOpenAccess\":false,\"openAccessPdf\":\"\",\"citationCount\":\"0\",\"resultStr\":null,\"platform\":\"Semanticscholar\",\"paperid\":null,\"PeriodicalName\":\"Journal of the Japan Society of Electrical-machining Engineers\",\"FirstCategoryId\":\"1085\",\"ListUrlMain\":\"https://doi.org/10.2526/jseme.35.79_9\",\"RegionNum\":0,\"RegionCategory\":null,\"ArticlePicture\":[],\"TitleCN\":null,\"AbstractTextCN\":null,\"PMCID\":null,\"EPubDate\":\"\",\"PubModel\":\"\",\"JCR\":\"\",\"JCRName\":\"\",\"Score\":null,\"Total\":0}","platform":"Semanticscholar","paperid":null,"PeriodicalName":"Journal of the Japan Society of Electrical-machining Engineers","FirstCategoryId":"1085","ListUrlMain":"https://doi.org/10.2526/jseme.35.79_9","RegionNum":0,"RegionCategory":null,"ArticlePicture":[],"TitleCN":null,"AbstractTextCN":null,"PMCID":null,"EPubDate":"","PubModel":"","JCR":"","JCRName":"","Score":null,"Total":0}
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Application Technique of Cu-Be Alloy for Die and Mold
1. はじめに 近年, プラスチック金型やダイカス ト金型および それらの金=型部品には, 製品寸法の安定化, 変形防 止並びに冷却効率や耐食性の向上を目的として, Cu 系, A1系およびZn系非鉄金属材料で製作された金型 が多用されている1),2),3),4). 鉄系金型材料を用いた大型プラスチック製品の 製造には, 冷却速度の不均一性による変形および引 け巣や腐食性ガスの発生に伴 うキャビティ面の腐 食および冷却水管内の錆などの問題も多く, その改 善策として各種の非鉄金属系金型が用いられてい る.ま た, ダイカスト金型などの場合には, 金型の 湯流れ改善やサイクルタイムの短縮並びに放熱効 果を利用した冷却効率の改善などを目的として使 用されている. これらCu-Be系材料の金型への適用の目的は, 金 型の寿命延長, 成形される部品の品質安定化並びに サイクルタイムの短縮による操業経費の削減など にある. 近年の非鉄金属系材料の多くは, 熱伝導性, 放熱 性, 耐食性並びに機械的性質の向上や硬 さなどの諸 特性が向上し, その利点を利用し大型の金型や鋳抜 きピンなどに応用されている. そこで本稿では, 各種の非鉄金属金型の中でも, 時効析出硬化型のCu-Be系合金材料による, 金型へ の諸特性並びに金型への適用事例について概要を 述べる.