K. Masui, T. Sone, Yukihiro Sato, H. Minami
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Machining Trouble and its Necessary Solution for EDMed Surface in Die and/or Tool Making
1. はじめに 放電加工機はプレス加工やプラスチック成形を はじめ, ダイカストや鍛造などの各種金型製作に は, 欠くことのできない加工機 として広く使用さ れている. 元来, 放電加工は, 火花放電による材料の熱的 な溶融除去現象を利用するので, 加工された表面 には, 母材とは質的に異なった 「加工変質層」が 形成される. 例えば, 焼入れ鋼や超硬合金の加工 では, その表面にマイクロクラックが発生しやす く, 金型としての使用の際に, チッピングや割れ などのトラブルの原因になることがある. 最近の放電加工機は, 高度なNC制 御をはじめ, 加工に関する自動化が進んでいるが, 精密な金型 の加工においては, こうした加工面に対する性状 の把握とともに, 適切な仕上げ処理が必要である. そこで本報では, 形彫 り放電加工による金型製作 において, 金型の品質や寿命に影響を及ぼすと思 われる加工面のトラブル事例とその対策法につい て紹介する. 2. 形彫 り放電加工面のミクロ観察 (合金工具鋼の加工面SKD11)