M. Hihara
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引用次数: 2
Thermal Fatigue Characteristics for Die Casting Dies and Evaluations of Their Die Life
1. 緒 言 工業製品や民生品の多くは金型と言う 「工 具」を用いて製造され, 素形材産業の基幹をな している. 近年のダイカス ト金型は製品の複雑 化, 薄肉化, 鋳造表面の高機能化並びに高品質 化の要求や操業過程における高Si系 高温溶湯の 接触や鋳造機械の高剛性化等の過酷な環境下で の操業を求め られている. そこで, 金型のキャ ビティ面にはヒー トチェック, クラック, 溶損, 焼付き, 摩耗等, 各種の欠陥が発生し, 品質安 定性を著しく阻害させることが多い. 金型における寿命低下は製造品の品質や操業 時の後工程の増加に与える影響が非常に大きく, 安定操業を維持させるための管理技術や有効な 寿命改善策が求められている. そのため, 金型の寿命(ヒ ー トチェックや溶 損等)に 関する諸要因の解析および対策 ・改善 手法等が確立されたならば, 鋳造企業の生産性 向上や操業経費の削減等, 多くのメリットが得 られ, 如何にしてこれらの対策を講 じるかが重 要な技術課題になっている. これらの状況を考慮して, ここではダイカス ト金型の寿命低下の主要因となる熱疲労挙動と その改善策である窒化処理や複合改質処理の効 果並びに放電加工変質層の改善方法等について 概要を述べる.